那覇へは観光旅行ではなく出張という目的で来たということで、旅行のガイドブックも何も買わずに来たもんだから、ハッキリ行って那覇に何があるのか全くわかりませんでした。ただ、現地でタクシーなどに乗って車窓から外を見ていると何度となく「国際通り」への行き方の標識を目にし、モノレールに乗っていても、「国際通りへは牧志駅でお降り下さい」というアナウンスを耳にするにつけ、「国際通りって、結構有名な観光地なのかもしれないなー。『国際』っていうぐらいだから、アメリカものとかいっぱい売ってたりして」ということで、行ってみることにしました。
Category: Japanese Culture 日本の文化
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那覇探訪1~はるかなる琉球~
探訪、といっても早い話が会社の出張なんですけど、27日から29日まで沖縄の那覇に行ってました。
仕事のことはあんまり書くと社外秘に触れたりしてまずいので、仕事以外のネタを中心に。
まあ、那覇といえばまっさきに思いつくのはなんといっても世界遺産になっている「首里城」。琉球王国の国王が代々おわしました場所です。
ということで、首里城に行ってきました。
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皇子さま誕生
秋篠宮妃紀子さまが今朝、男子をご出産とのことです。
皇子さまの誕生は父親の秋篠宮殿下以来、41年ぶりとのこと。皇位継承順位は皇太子殿下、秋篠宮殿下に続いて3番目だそうです。
さて、これで「女帝論」は下火になりそうな気配もしてきましたが、こういう皇位継承問題はだいたい臣下の人々の思惑や利害関係がからんで発生するものですから、近い将来、「愛子さま派」と「新皇子派」に分かれて紛争になったりするかもしれません。
それが2052年だったりした日には、まさしく「壬申の乱」の再来ですが(爆)。 -
CATVをデジタル化
うちのCATV(JCOM)をアナログからデジタルにアップグレードした。
特にこれといって動機があったわけではなかったのだが、地デジブームでもあるし、2011年にはアナログ放送が全廃されてすべてデジタル化されるということもあるので、時代を先取りという意味で、デジタル化してみた。
切り替え工事自体は特段難しいわけでもなく、業者の人が来てセットトップボックスを交換し、配線し直して初期設定するというだけで、ものの1時間で済む程度の作業。これで、チャンネル数もアナログ時代より格段に増え、海外の映画やニュース番組、そしてペイ・パー・ビューの番組なども見られるようになり、またCATV局~ユーザ間でのインタラクティブな操作も可能となって、非常に充実したテレビライフが送れるようになった。気に入った番組をどんどんDVDに落とし込んで、コレクションを充実させられる、と期待していたのだが、甘かった。
HDDレコーダーに録画した番組は、一世代しかコピーできないのである。
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グローバル志向
世界で通用するものこそ、本物だ。
モバイルの世界についても、このブログでさんざんノキアやGSMを持ち上げ、日本のものを批判的に書いているので、外国かぶれのように思われているかもしれないが、そうではない。
日本のものがダメなのではなく、日本でしか通用しないものには興味がないだけなのだ。
日本だけに閉じるのではなく、世界に積極的に打って出る。そして、世界にある素晴らしいものや合理的なものは、どこの国のものであれ、偏見なく受け容れ、取り入れる。そしてそれが日本発のものであれば、それは非常に誇らしいことだ。
日本人だけで内輪で盛り上がるのではなく、どこの国の人にも普遍的に受け容れられるものを目指す。これこそが今後の私たちに求められていることだと、思う。
昨日、WBCで日本チームが世界一に輝いた。これまで"所詮は日本に閉じた実力"と評価されがちだった日本の球界が、世界に認められた瞬間である。これこそ真に誇るべき力だと、僕は考える。
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ひめみこ*WEDDING
天皇陛下の第一皇女、紀宮さま(36)と、東京都職員、黒田慶樹さん(40)の結婚式が今日、帝国ホテルで行われた。
今朝の帝国ホテル前の様子。天皇・皇后両陛下はじめ皇族方が総出で参列されるので、このように戒厳令が敷かれている。
報道陣もいっぱい。どこかの局の女子アナたちもスタンバイ中。
報道車両もぎっしり。
もちろん、その反対側には警察のワゴン車がびっちりと停まっていて、水も漏らさぬ警戒。
このようにパチパチと携帯で写真を撮っていると、警察官が来て「すみません、何を撮ってるんですか?」と職務質問されてしまった。「今日はめったにないイベントなので、このあたりの風景をつれづれに撮っている」と答えると、それ以上とくに咎められなかった。警察の車両とか撮ってたから怪しまれたのかな。まあ特段「消せ」とも言われなかったからいいか。
皇女の結婚式は1960年の島津貴子さん以来45年ぶり。もちろん生まれて初めてのこと。また皇女の結婚式としては初めてのホテルウエディングで、式は神前式。披露宴は媒酌人を立てず、現代の結婚式に沿う形になった模様だ。 -
舌切雀のお宿はどこだ
群馬県安中市、碓氷川のほとりにある、磯部温泉。「舌切雀のお宿」として知られる旅館だ。
舌切雀の童話は、小さい頃に絵本で読み聞かせられた記憶はあったものの、なんせ小さい頃のことだったので、どんな話だったか細かいところは忘れてしまっていたのだが、あらためて絵本を読んでみたら、こんな話だった。むかぁ~し、むかし、(以下市原悦子調で)あるところに、おじいさんとおばあさんがおったそうじゃ。
おじいさんとおばあさんは、あるとき、小すずめをひろってきて、わが子のようにかわいがっておった。
ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行っておったら、大きな桃がどんぶらこ~どんぶらこ……じゃなくて、小すずめは、遊び相手が誰もいなくなって何もすることがなく、たまたま、おばあさんが米で洗濯糊を作って家に置いておったのを見つけて、それをすっかりなめて食べてしまったそうじゃ。
帰ってきたおばあさん、それを知ってたいそう腹を立て、米をなめた小すずめの舌を、糸切りばさみでチョッキンと切って、家から追い出してしまったそうじゃ。
おじいさんは、その話を聞いてたいそう心を痛め、山へ入って、「舌切り雀のお宿はどこだ」と言いながら、小すずめを探しに行ったそうじゃ。
やがて小すずめの巣を探し当てたおじいさん。小すずめはすっかり元気になっておった。小すずめの一家は、小すずめを心配して探しに来てくれたことにすっかり感謝して、おじいさんにご馳走をすすめ、鯛やひらめの舞い踊り、じゃなかった、まあとにかく歓待したそうじゃ。
帰り際に、お土産の玉手箱、じゃなくて「小さなつづらと大きなつづら、お好きなほうをお持ちください」と言って、おじいさんにすすめたところ、おじいさんは、「わたしゃ年寄りで力がない。小さいほうのつづらで十分です」と、小さなつづらを持って帰ったんじゃ。家に帰って開けてみると、金銀珊瑚の宝物がざーっくざく。
ところが、欲の張ったおばあさんは、「どうせじゃったら大きなつづらを持って帰ったほうが、もっといっぱい宝物がもらえたのに。よし、わしがもう一度小すずめの巣に行ってきて、大きなつづらをもらってこよう」と、もう一度巣に行って、今度は大きなつづらをもらった。家に持って帰ろうにも、重くて重くて、途中でたまらず開けると、出てきたのはおばけがいーっぱい、おばあさんは腰を抜かしてしまったとさ。
おしまい。欲を出すと痛い目を見る、謙虚が一番、といういかにも日本的な教訓を含んだ童話なのだが、この小すずめの一家は、自分を心配して訪ねてきてくれたおじいさんに対しても、つづらの片方におばけを入れておじいさんの前に出していたのかな。たまたまこのおじいさんが小さいほうを持って帰ってくれたから良かったものの、もし「大きなつづらのほうをいただきます」とか「どうせなら、両方持って帰ります」とか言ったら、どうなってただろう。やっぱり、おじいさんが相手のときは、どっちのつづらにも宝物を入れて持たせようとしたのかな。逆に、おばあさんが相手のときは、両方ともおばけ入りにしたんだろうな。だって、小すずめからしたら、自分の舌を切り取った憎っくき相手。なんとか復讐してやろうと思っても無理ないと思うけど。
大人になってしまうと、こんなふうに考えてみたりする。いやー心が汚くなったものだ。舌切雀のお宿で温泉につかってマターリして童心に返らねば。