ロンドン散歩

ハワース散策からの続きです)

3日目の朝、雨の降る中、B&Bをチェックアウトしました。

平日なので蒸気機関車はやっておらず、B&Bの奥さんがロードン・ロードにある最寄りのバス停まで連れて行ってくれ、そこでキースリー行きのバスを待つようにと言ってくれました。

バスを待っていると、年配のご婦人が話しかけてきて、どこまで行くのかと尋ねられたので、「ロンドンまでです」と答えると、もう1人のご婦人が話に加わり、バスがくるまでの間、3人でお話してました。

バスの中では私は2階の前の席に座り、そのご婦人方は1階席に座りました。バスがキースリーのターミナルに到着し、バスを降りたんですが、バスターミナルと駅は少し離れていて、ここから駅までどうやって行こうかと思っていると、さっきのバス停で最初に話しかけてきたご婦人がやってきて、駅の近くで買い物するので方向一緒だからということで駅まで案内してくれたのでした。なんと親切な!おかげで無事にキースリー駅まで行けました。

Waiting room of Keighley station Lunch

リーズまで普通列車に乗り、そこから乗り換えてキングスクロスまでもときた列車に乗りました。

サマセット・ホテルへは午後に着きました。このホテルは地下鉄ベーカーストリートの近くのメリルボーンにあって、きっともとは貴族様のタウンハウスだったのを改装したんだと思いますが、ホテルらしい目立つ看板が外になく、見つけるのが大変でした。

Somerset Hotel

ホテルに入り、フロントに置いてあったベルを鳴らすと、インド人か中東の人と思しき係員が来て事務的にチェックインの手続きをし、エレベーターはないので3階の客室まで階段で行ってくれと言われました。

客室は狭く、荷物を広げるスペースもないほど。ベッドが1つに、ベッドの端のところに簡単なテレビがあるだけ。バスルームは便器と洗面台とシャワーヘッドだけで、シャンプーやコンディショナーなどはなく石鹸が1個置いてあるだけでした。ここはロンドンじゃなかったのか!どっかの発展途上国じゃないんだから……。

Guestroom of Somerset Hotel Guestroom of Somerset Hotel

部屋の中じゃ何もできることもないので、外に出てロンドンの街を散策することにしました。

Glentworth Street Melcombe Street Marylebone Street Baker Street station Marylebone Marylebone

ロンドンの雰囲気は東京によく似てるように思います。道の幅もほぼ同じだし、車も同じような大きさで左側通行で、歩く人の速さも同じ。ロンドンには違和感は感じませんでした。アメリカは違和感多すぎでちょっと住めそうにないですがここなら大丈夫かもです。

そうはいっても、この街の隠れたパワーは東京とは全然違ってるようで、例えばメイフェアは、上流階級の住むエリアで、シティ、ニューヨーク・ウォールストリート、香港、シンガポールなど世界中の金融市場を密かに牛耳っているといわれています。実際歩くと地味な感じで、そんな「見せつける感」は見えなかったんですが、それだけに実際は世界の資本家や投資家の生殺与奪の権を握っていると思うとその地味さがかえって不気味に思えたのでした。

Mayfair Mayfair Mayfair

メイフェアを東に抜けるとリージェント・ストリートに出ました。右に折れてリージェント・ストリートをピカデリー・サーカス方面に歩きます。

Regent Street Piccadilly Circus

ピカデリー・サーカス。すべてがまぶしい。さしずめ渋谷のスクランブル交差点といったところでしょうか。


ピカデリー・サーカスから地下鉄でトッテナム・コート・ロードまで行き、ショッピングしたあと、ロンドンで訪れるべき場所の一つ、コベントガーデンに行きました。花売りの屋台を期待してましたがもう閉店時間過ぎてたようでほとんど屋台は閉まっちゃってました。

Covent Garden Covent Garden

吹き抜けのところで、ちょっとしたオペラみたいなのやってるのを発見。おもしろそうなので他の観客と一緒に上から見下ろしてると、おばあちゃんが箱を持ってやってきて寄付を求めてきました。手元の10ペンス硬貨を箱に入れてあげると、満面の笑みで「Thank you.」と。

夕食はコベントガーデン内のパブでとりました。ビールを1パイントとフィッシュ&チップスを注文し、お金を払うと、カウンターのお姉ちゃんは「フィッシュ&チップスは時間がかかるので、席に戻ってお待ち下さい」と言ってビールだけよこしてきました。席でしばらく待ってると、ウェートレスがやってきてボウルにチップスだけが一杯入った状態でテーブルに置いていきました。この店ではフィッシュはまたあとで別に持ってくるのか、これがイギリスのやり方なんだな、と思いながらそのチップスを食べ始めて待ってると、別のウェートレスが駆け寄ってきて、「お客様、そのチップス食べちゃいました?」と訊いてきたので、「はい」と返事すると、
「すみません、それはお客様のじゃないんです。おそらく間違えて持って来たんだと思います」と謝って、そのボウルを下げ、フィッシュ&チップスのお皿を持って来ました。ちゃんと1つの皿にフィッシュと、チップスと付け合わせの乗った、日本のブリティッシュパブで見るのと同じフィッシュ&チップスでした。

Pub in Covent Garden Fish & chips

翌朝、ホテルをチェックアウトし、他の通勤客と同じように地下鉄でパディントンまで行き、そこからヒースロー・エクスプレスで空港まで行きました。帰りの航空券はヴァージンアトランティックのマイレージで取った片道航空券だったので、ターミナル3のVAのカウンターでチェックインしました。チェックインの手続きはとても簡単、イギリスでは出国審査というものはないようです。

セキュリティチェックをくぐると、レストランや免税店のエリアに。電気製品を売ってる店もあったので、英国キーボードのMacbook Airを買ってきました。

Duty free shops and a waiting area of London Heathrow Airport Terminal 3

ボリューミーなイングリッシュ・ブレックファースト。これがイギリス最後の食事です。

English breakfast

搭乗時間がやってきたので、搭乗口へ移動。日本の修学旅行生とおぼしき団体が。

Boarding Gate 17 VS900 to NRT

帰りの飛行機はCAもほとんど日本人、乗客も多くは日本人で、まるで日本のエアラインのような雰囲気でした。ただ、CAの質はANAやJALには遠く及ばないようで、シートで毛布を足にかけてその上からシートベルトをしてると、「航空会社のルールですので毛布お取りいただけませんか」と言われたり、他の人の座席ポケットには安全のしおりが入ってるのに私の席にだけ入ってなかったのでCAに持って来てもらうように頼むと「すぐお持ちします」と無愛想に言われたきり、そのまま忘れたらしく最後まで放置でした。

ともあれ、今回のイギリスへの旅はいろんな意味でとても実のあるものでした。イギリスはアメリカや中国やアジアの新興国に比べると力が弱くなってきているのでしょうが、歴史のある国のもつ経験というか、ピークを過ぎて衰退期に入った長い歴史の国がためているナレッジというものは、これからの日本や日本人が学ぶべきことなんだろうと思いました。

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