Blackberryを落とす

少し夜遅くまで飲みに行った帰り、台風が近づいていて外はけっこう激しい雨だったので、東京駅から家までタクシーで帰ることとし、丸の内北口のタクシー乗り場からタクシーに乗りました。

しばらく走ったところで、何気なく腰に手をやってみると、ホルスターに入れて腰につけている私のBlackberryが、ホルスターごとなくなっていることに気づきました!

タクシーに乗る直前にトイレに立ち寄り、そのときにBlackberryでメールチェックした記憶があるので、落としたとすればタクシーに乗る直前ということに違いありません。

とりあえず、家の前でタクシーを降りてから別の携帯でBlackberryの電話番号に電話をかけてみると、応答があり、外国人らしき人の片言の日本語のあと、別の人に取り次がれました。取り次がれた人はタクシーの運転手さんとのことで、つまり、私のあとにタクシーに乗ろうとしたその外国人の人が、乗り場に落ちていたと思われる私のBlackberryを拾ってくれて、タクシーに乗ったあとその運転手さんに預けたようです。

そのタクシーは麻布十番まで行っていたようで、そこから木場まで届けてもらうことはタクシーの営業時間の関係もあるので無理だということで、とりあえず東京駅の交番まで届けてもらうことに。

翌朝、その届けてくれたという交番へ出向き事情を説明すると、
「はい、確かに届けが出てますよ。今は丸の内署の会計課で保管してるので、丸の内署まで行って受付で話をしてください」
と言われ、丸の内署へ行ってきました。

署の玄関前に立っていた若い警察官に事情を説明すると、電話で会計課と連絡を取ってくれました。
「土日なので、もし物が金庫に保管されてしまうと、金庫の鍵を持ってる者が平日しか居ないので還付できなくなってしまうので、金庫に保管されてしまったかどうか確認してみますね」
と言われたのでちょっと焦りましたが、どうやらまだ金庫には保管されていないようで、すぐに返してもらえることになりました。

3階の会計課の受付に行くように言われたので3階に上がると、刑事ドラマの刑事部屋のような部屋があり、椅子にふんぞり返って新聞を読んでいる年配の警察官や、スポーツマンタイプの若い警察官などが何人かいて、入口に立っていた若い警察官が私に気づき、事情を聴いてくれました。

「遺失物届」という青い紙に必要事項を記入し、あと免許証のコピーを取られると、しばらくしてめでたく
Blackberryが戻ってきました。まあ被害も少なかったし、警察署の仕事場の内部も少し見られたし、ネタとしては貴重な経験でしたね。

思えば、拾ってくれたのが外国人だったので、すぐにBlackberry(=携帯電話)とわかって対処してくれたのかも。普通の日本人だったら、わけのわからん物と思って、気味悪がって放置していたかもしれませんね。ラッキーでした。