去年で最後にしようとか言っときながら、結局また今年も國學院栃木高校の文化祭に行ってしまいました。
今年はクルマがないので、朝一で半蔵門線と東武線を乗り継ぎ、8時半に栃木駅に到着。
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そこからバスに乗って10分ほどで高校に着きました。
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もちろん、お目当ては三枝美江子センセイの指導するミュージカル部の公演です。会場に着くともう長蛇の列ができていました。
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今年は「SHOW BOAT」。ミシシッピ川を航行するショーボート内で興行する一座のお話です。
===ここからネタバレ注意
ミシシッピ州Natchezに着いたショーボート「Cotton Blossom号」。そこでは、船内でショーをする一座があり、看板女優Julie La Verneを中心に活動していた。ショーボートの船長の娘Magnolia Hawksは、ひそかに女優を夢見ていたが、機会に恵まれず雑用係に甘んじていた。Magnoliaは、かつて役者をしていたというハンサムなギャンブラー、Gaylord Ravenalと出会い、恋に落ちる。
ある日、Julieが黒人の血が入っているにもかかわらず白人と結婚していた過去があるというかどで捕らえられる(白人と黒人との結婚はこの州では違法とされていた)。看板女優を失い右往左往する一座。そこに急遽ピンチヒッターでMagnoliaが起用され、またGaylordも一座に加わり、興業は大成功する。
しかし、Magnolia(Nolie)とGaylordはますます仲を深め、ついには結婚することとなり一座を辞め、ショーボートを降りる。
しかし、ギャンブラーであるGaylordとの結婚生活は長く続かず、ある日GaylordはNolieを置いて姿を消してしまう。しかしNolieは子供を身ごもっており、Kimが生まれる。Nolieはまたショーボートに戻り、昔のように舞台女優としてに活動に復帰する。
あるとき、ショーボートの一座がTrocadero劇場の一座と共演することになる。さきに逮捕されたJulieがTrocaderoの看板女優として活動していたが、Nolieに出会うなり、自分は役を退いてNolieに譲り、姿を消す。Nolieはオーディションを受けて合格し、Trocaderoの舞台に立ち、大成功する。
そして、姿を消したJulieはたまたま流れ着いた一座でGaylordと巡り合わせ、その縁でNolieとGaylordが再会。大団円を迎える。
===ネタバレここまで
アメリカ南部に顕著だった人種問題をからめるという触れ込みでしたが、あれだけ大騒ぎをして逮捕されたJulieもすぐにあっさりと娑婆に戻ってきて何事もないように復活し、あまり人種問題はテーマとして深く突っ込まれませんでしたが、ひさびさにアメリカを舞台にしたミュージカルで、十分堪能させていただきました。
今年は三枝センセイに会えるといいな~と思って終演後、会場の外に立っていた三枝センセイを捕まえられたので、数年ぶりに少しお話ししてきました。向こうも私が来ているとは知らず、びっくりしていたようです。劇団A Musical Noteは事情があって休止中とのこと。ちょっと残念ですが、また何らかの形で復活してほしいものです。
今年は英語部の展示はないようなので、またKelso Heartland Homestay Programの報告展示を見てきました。
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去年のエントリーにも書いたとおり、國學院栃木高校のCommunicative Englishの担当講師をしているDevin Kelso氏が、故郷の米国アイオワ州Mount Vernonで自ら主宰する、日本からの交換留学生を受け入れるホストファミリーを紹介しホームステイさせるプログラム「Kelso Heartland Homestay Program」によって派遣された高校生たちの体験報告です。今年は夏ごろMount Vernonのあたりは洪水に遭ってえらいことになっていたとCNNが報じていたのですが、予定通りプログラムは実施されたようです。
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生徒さんたちが現地から持ち帰ったパンフレットやらグッズやら。いや~アメリカものはいつ見てもいいですねぇ・・・。
Devin先生は15歳のころ、父親とともに連れられてメキシコに旅行したとき、現地での体験(学校で習ったスペイン語が通じること、英語のない世界がちゃんと回っていることなど)にいたく感動し、日本の若い人にもぜひそういう経験をしてほしいということで始めた企画なんだとか。まあ何にしてもいい企画ですね。いや~私も何らかの形でこのプログラムにもぐりこめないかなあ。まあ2週間も会社空けたらしばかれるか。
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小一時間ほど展示を見て回ったあとは、栃木駅に戻り、両毛線で高崎に出て、そこから八高線で東福生まで行って、横田基地沿いの16号線にあるインテリアショップでしゃれたテーブルランプを買って帰りましたとさ。
Comments
2 responses to “SHOW BOAT”
國學院栃木高校ミュージカル部の者です!
今年のSHOW BOATでは船長のアンディ役、昨年のTHE SOUND OF MUSICでは長男のフリードリッヒ役を演じさせていただきました!
御観劇いただきまして本当にありがとうございました!
もしよろしければ、これからも後輩達の活躍をごらんください!
本当にありがとうございました!!
>Haruka Nakayama様
コメントありがとうございます。
現役のミュージカル部の方なのですね。
公演、どうもおつかれさまでした。
アンディ役はかなり目立って良い演技だったと思います。
高校生の文化祭としてではなく、純粋に演劇として
楽しませていただきました。
こちらこそありがとうございました。
残り少ない高校生活存分にお楽しみ下さい。