京都駅前の「泉仙」という精進料理屋で夕食をとりました。
少し込んでいて、先に待っていた外国人2人連れと相席になり、向かい合わせに座ることになったので、英会話の練習も兼ねて少しお話してみることに。
なんでも、ロサンゼルスに住んでいるアメリカ人で、ベジタリアンのため精進料理を食べて回っているんだとか。
カリフォルニアは特にベジタリアンが多いらしく、人口の1割がベジタリアンなんだそうな。マドンナもスティングもベジタリアンだし、タバコも全米一厳しいというし、ヘルシー志向にかけては一番進んでいるようです。彼らも健康に気を遣っていて、ベジタリアン歴は15年にもおよぶとか。電気自動車のセールスの仕事をしているそうで、乗っているクルマもトヨタのプリウス。もう環境志向、健康志向バリバリ。
そんな彼らなので、当然日本食も大好きで、日本も大好き、京都大好き!ということで、5日ぐらい滞在しているんだそうです。
当然そんな彼らは、日本マニア。この「泉仙」という店は大徳寺の系列だということ、大徳寺はお茶の表千家の総本山なんだということ、などなど、日本人の僕ですら知らないようなことをいろいろと教えてくれました。食事の前に大きな茶碗に入った抹茶が出てきたのですが、彼らはその茶碗をやおら持ち上げ、器の裏のところに彫られた模様だか字だかを丹念にチェックしては「う~ん」と感心してみたり。
アメリカ人といえば、ハンバーガーにジャンクフードをバカバカ食って、前もまっすぐ歩けないぐらい肥った連中をイメージしてしまう僕としては、1 人前の精進料理を2人でシェアし、こちらが恐縮してしまうぐらい痩せていて健康的な彼らを見て、イメージが変わってしまいました。
僕も彼らに刺激されて、ベジタリアンやってみようかな。
3日ぐらいw