残業を終え、会社の人たちと呑みに行った。
高架下のとある洒落たイングリッシュ・バーに入り、メニューを見る。「天国への階段」という名前の、オリジナルカクテルを見つけた。アブサンがベースの、強烈な香りとアルコール度数のカクテル。とはいっても本物のアブサンではなく、ペルノーを使っているそうだが。
アブサン……ニガヨモギを主成分とする、禁断の酒。常用すると神経系が侵され「アブサンティズム」と呼ばれる幻覚を伴う中毒になるという。退廃的な雰囲気の19世紀ヨーロッパでは、ゴッホ、ゴーギャン、ドガ、モネ、ヘミングウェイなど多くの芸術家がこの味に魅せられ、そして廃人になったという。いまでは製造が中止され、代用品としてアニスという薬草が主成分のペルノーにとってかわられた。
さてそんなアブサン(ペルノー)のカクテルだが、居合わせた面々は一口でみんな天国に逝ってしまったようだった。
【2004/7/3追記】
さてこの日、飲んだ帰りの地下鉄の中で、ひょんなことから居合わせたうら若き美女2人と仲良くなってしまった。お互い酔っ払ってたというのもあって、すんなりと名刺交換モードへ移行。
いただいた名刺には「日本推理作家協会会員 瑞納(みずの)みほ」と書かれていた。もう1人はアシスタントの小山祥子さん。お二人とも推理作家・若桜木虔氏の門下生とのことらしい。日本推理作家協会の協会賞受賞パーティーに出られていたとのことで、瑞納さんのほうは着物をお召しになっていた。
パーティーに着物着て出席なんて、うちの会社じゃ考えられないな。推理作家協会のパーティーってことは、あの内田康夫とかも出てたのかな。きっとゴージャスなパーティだったんだろうなー。
家に帰って、「瑞納みほ」でググってみたら、ホームページが出てきた。この人はミステリー作家というよりどちらかというと歴史小説家とのことらしい。ということは「ひめみこ*WEB」でも見せたら喜ぶかもしれない。
Comments コメント
One response to “魅惑の酒 アブサン”
禁断のお酒★アブサン★
アブサンが飲みたい
アブサンっていうのはちょっぴりトリップできるお酒
ムーランルージュに出てくるから、そういうお酒があることは前から知って…