今日の朝まで、キャンプ座間に行くつもりだった。この日はキャンプ座間の桜祭りオープンゲートの日で、去年行ってけっこう面白かったので今年も行こうと心に決めて計画を立てていたのだ。ところが、今朝になってなにげなくWebを見ていると、なんとこの日は海軍の厚木基地でも桜祭りのオープンゲートをやることが判明。どうせなら去年行かなかった厚木のほうへ行く事に方針転換することにした。

小田急で海老名まで行き、そこから相鉄線に乗り換え、相模大塚駅で降りる。そこから厚木基地の正門まで徒歩30分とのこと。バスも出ているのだが、本数も少ないし歩いていっても大して時間は変わらないとのこと。どうせなら基地近くの雰囲気も味わってみたいと思い、歩いていくことにした。
ところが、うろ覚えの地理で歩いたものだから、とんでもない方向に行ってしまい、大和市内に入り込んでしまった。普段一般人に用のない米軍基地の方角など親切に標識や看板でなど教えてくれない。結局、もと来た道を引き返し、歩き続けること約1時間、ようやっと正門にたどり着いた。これならおとなしくバスに乗っておくんだった。ゲート前であまり並ばなくてよいように、ゲートオープンの11時には十分間に合うように計画を立てたつもりだったのだが、大幅に時間をロスし、正門に着いたのは11時10分過ぎになってしまった。
案の定、入口前にはずらりと行列が。

Category: American Lifestyle 米国ライフスタイル
-
亜米利加さんに逝ってきました2006 in 厚木&座間
-
Gmailアカウント
Googleがだいぶん前から密かにサービスしているWebメールサービス「Gmail」。僕も注目していたのだが、利用するためには既存ユーザーからの招待状が必要とのことで、そのような心当たりのない僕としては敷居が高かったのだが、ネットを探索していると、自分ひとりでもGmailアカウントを取る方法があるのを見つけた。
Gmailアカウントを招待なしで登録(招待状を一発入手):ライター三上@仕事場
ここに紹介されている無料Gmailアカウント招待権交換所というサイトに行き、表示されているコードを入力して「GET GMAIL!」ボタンをクリックすると、Gmailアカウント開設画面に飛ぶようになっている。

-
美國聯合航空 往香港
遅めの夏休みということで、今年も去年と同様、香港に行く事にした。去年、時間がなくて世界最大の大仏が見られなかったり、体調が悪くて飯が美味く食べられなかったという悔いを残しているので、そのリベンジという意味もある。それ以外に、旺角の先達広場という電気街で怪しい携帯電話関連グッズを物色してくるのと、新界の町を適当にほっつき歩くというのが主な目的である。

これはお台場の台場小香港。ここで雲呑麺を食して頭を香港モードに切り替え、有明からのエアポートリムジンで成田へ向かう。
バスの中は日本人はおらず、プロレスラーのようなゴツイ体格のコワモテのアメリカ人のオッサンが2人、僕の近くに座っていた。少しビビリながら座席につき、シートベルトを締めようとするのだが、ベルトがバックルにカチッと装着できない。うまくささらず何度かガチャガチャやっていると、そのコワモテのアメリカ人たちが、「それは隣の(シートベルト)だよ」と親切に教えてくれた。ありがとう。実の気のいい兄ちゃんだったんだね。疑ったりして悪かった。
今回は、ユナイテッド航空の格安航空券。Eチケットということで、航空券はない。チェックインカウンターに行こうとしたら、係員のおじさんが「Eチケットだったらあっちの機械でチェックインすれば、カウンターでわざわざ並ばなくていいよ」と教えてくれたので、機械でチェックインする。あらかじめ印字されている予約番号を入れ、パスポートを読み込ませればチェックイン完了。マイレージ登録のため、マイレージプラスカードを機械に挿入し、読み込ませる。作業が終わると、搭乗券の大きさの控えが2枚、出てきたのだが、肝心の搭乗券らしきものがない。横に立っていた係員に訊いてみたら、このままゲートに行けばいいと言う。こんなので本当に大丈夫なのかと半ば不安になりながら、手荷物検査場へ向かう。
手荷物検査では、金属製の物はあらかじめ取り出してトレーの中に入れて検査官に提出するのだが、携帯電話と鍵を取り出し忘れてしまったため、金属探知ゲートが反応してしまった。係員に脇へ連れ出され、靴を脱がされて念入りに検査を受けることになってしまった。携帯電話と鍵を取り出してから再度ゲートをくぐると、今度はOKだった。
出国審査も、祝日の夕方の時間帯だけあってだいぶ混雑している。列の後ろに並んでから審査を通過するまで30分ぐらいかかったんじゃないだろうか。
ようやく搭乗ゲートにたどりついたのは4時前ごろ。6時の搭乗アナウンスまで少し時間ができたので、ノートPCを開くと、Wireless LANの電波を拾い、IPアドレスが表示されるのだが、そのままメールを読み込もうとするとうまくいかない。Firefoxを起動させると、

初期画面としてこんなのが出てきた。どうやらIDを1日500円で購入して利用しなければならないらしい。たったの2時間のために500円払うのもばからしいと思っていると、Web画面の下のほうにNTT CommunicationsのHOTSPOTのアイコンがある。クリックしてみるとこんなのが表示された。

HOTSPOTのアカウントであればOCNのオプションとしてついているので、その認証IDとパスワードを入れてみたのだが、うまくログインできない。どうやらユーザIDとして@hotspot.ne.jpで終わるものを入れなければならないようである。といっても、僕が持っているHOTSPOTのIDはOCNの認証IDしかないので、これでは利用できないことになる。どうやって使えばいいのかよくわからんので、ここでの無線LANはあきらめることにした。
さてそうこうしているうちにボーディングの時間になったので、搭乗口近くのカウンターに向かい、搭乗券をもらいに行く。劇の公演の受付のように搭乗券を何枚か取り置いてあったようで、そのうちの1枚を渡してくれた。それを持ってゲートの改札をくぐり、機内に入る。
さすがに去年の全日空と違って若い日本人女性のスチュワーデスはおらず、そこそこ年季の入った中国系の女性や、肌の浅黒いインド系の男性がクルーとして働いていた。乗客のほうも、団体ツアー客とおぼしき日本人は見当たらず、地元の帰省客か、欧米人か、ディズニーのキャラクターのぬいぐるみを常に抱きしめている日本人女性3人組、など癖のありそうな人たちばかり。まあ普通の日本人はこんな便には乗らんわなあ。
機体はボーイング747-400で、エコノミーシートのかなり後方の4列シート真ん中の席をアサインされてしまった。まあ格安航空券なのでしょうがないか。座席のヘッドレストのところにTV画面がついておらず、前方に大きなスクリーンがあるのだが、今回に限って故障しているらしく、映画サービスが提供できなくなってしまった。そのことで乗務員一同お詫びのアナウンスがあったのだが、さすがアメリカ系の航空会社、それだけではなかった。
乗客1人1人に葉書のようなものを配り始めた。映画サービスが提供できないことに対する損害賠償請求のためのフォームだったのだ。ここに名前と住所を書いて提出すれば、後日なにがしかの補償があるのだという。いったい何がもらえるのだろう。何ドルかの商品券だろうか。小切手だったりしたら寒いなあ。
1845NRT-2225HKG
本当はフライトマップでも視ながらぼーっと過ごしたかったのだけど、座席にTVがついていないし前方のスクリーンも使えないので、免税品や通信販売のカタログなどざっと読んでいた。アメリカ系の航空会社なので、アメリカの品物が中心。アメリカ製品好きな僕としては何か買っていきたいところだが、行きの荷物を増やすのもアレなので、帰りの楽しみにとっておくことにする。
機内食は夕食が1度だけ。これも洋食だった。酒のおつまみにプレッツェルが出る。
10時半ごろ、香港に到着。空港内での要領はもうわかっているので、さっさと入境手続きに向かう。到着ゲートは少し離れた場所だったようで、ターミナルまでシャトルが走っている。
入境手続きを終えてロビーに出るころには、もう11時前になっている。店はちらほら開いているが、梅窩に取ってあるホテルに12時にはたどり着かなければならないので、さっさと空港をあとにし、タクシー乗り場を探す。梅窩へはバスでも行けるのだが、11時20分まで発車しないし、速度も遅いので、さっさとタクって行くことにした。
スカイブルーのクラウン・コンフォートのタクシーを拾い、「ムイウォー、フェリーターミナル、プリーズ」とカタコトの英語で話しかけてみる。すると、運転手は、怪訝そうな顔をして「ムイウォー?ビンド?」と訊いてくる。梅窩のどこかと訊かれたのだとピンときて、「フェリーターミナル」と言ったのだが、わかってもらえない。こちらは英語しか喋れないので「フェリーターミナル」とか「バスターミナル」とか言葉を変えつつ英語で何度も言ってみるのだが、英語が通じないらしく、らちがあかない。運転手は乗り場に入ってきた後続のタクシーの運転手を呼び、助けを求めた。後続のタクシーの運転手のほうは英語がわかるらしく、「巴士站(バーシージャン:バス停)」と通訳してくれたら、最初の運転手は理解したようで、おもむろに走り出した。それにしても、前回の香港旅行では英語で何不自由しなかったのに、のっけから英語の通じない場面に出くわし、面食らってしまった。
タクシーはまるでジェットコースターのように思いっきり荒い運転で峠を攻める。振り落とされそうになるのをこらえながら、40分後、梅窩のターミナルに着いた。130HK$ちょっと(約2000円)。降りるとき、試しに覚えたての広東語で「ドーチェ、ドーチェ(多謝多謝)」と言ってみたら、運転手さんの顔がほころんだ。やはり広東語で話してみると親しみがわくらしい。

ターミナル前のセブンイレブンでミネラルウォーターを買い込み、銀鑛灣酒店へ向かい、チェックインする。ここのホテルは前回にも泊まったところで、手頃な値段でまったりした雰囲気が好きだったところなので、今回もここに泊まることにした。

部屋は前回よりもきれいな部屋で、ビーチが見えるとても雰囲気のいいところだった。とはいっても遅い時間で、いい加減疲れてきたので、感慨にふける間もなくさっさと眠りについてしまうのだが……。

-
Carousel (回転木馬)

國學院栃木高校の文化祭の目玉の1つである、ミュージカル部の公演「Carousel(回転木馬)」の一コマだ。劇団A Musical Noteの主宰、三枝幹音センセイがダンス指導をしているミュージカル部の公演ということで、去年に引き続いて今年も見に行ってきた。
今年の題目「Carousel(回転木馬)」。Richard Rodgers(音楽)とOscar Hammerstein二世(脚本・作詞)による1945年初演のミュージカルだ。原作はFerenc Molnarの戯曲「Liliom」。1945年4月19日から1947年5月24日までブロードウェイのMajestic Theatreで890回の公演を重ね、1993年ローレンス=オリヴィエ賞4部門、1994年トニー賞5部門にも輝いたともいう名作である。
Spoiler warning(ネタバレ注意)
あらすじを説明すると、舞台は1870年代の米国ニューイングランド
州で、綿工場で働く2人の少女が、仕事が終わったあとに回転木馬を訪れるところから始まる。そのうちの1人、Julie Jordanのお目当ては、回転木馬の呼び込みをしているテキサス出身の青年Billy Bigelow(曲”Carousel Waltz”)。一方、Julieの友人Carrie Pipperidgeは、自分にSnowという彼氏がいることをJulieに打ち明けて満足顔だ(”When I Marry Mr. Snow” 邦題:Mr.スノー)。2人がいつものようにBillyのところに遊びに行っているとき、警察官が現れ、Billyはとんでもない結婚詐欺師で、女性からお金を巻き上げている輩だから気をつけろと彼女たちに注意する。Carrieはその場から逃げるが、Julieは残る。Billyと2人きりになり、いろいろと語り合っていくうちに深い仲となり(”If I Loved You”)、ほどなく2人は結婚する。季節は6月だ(”June Is Bustin’ Out All Over” ジューン)。
しかし、その幸せな結婚生活も長くは続かず、Billyは回転木馬の呼び込みの職を失って不安定になり、Julieの親戚のNettieのところに転がり込んだものの、呼び込み以外の職には就く気もなく、あげくにはJulieに暴力まで振るう始末。一方、CarrieはSnowと婚約し、幸せな結婚生活について二人であれこれ夢想する(”When The Children Are Asleep” 子供達が眠ったら)。
島ではその頃、ハマグリや海の幸の収穫期で、島では人々がカーニバルを開いていた(”That Was A Real Nice Clambake” ごちそうがいっぱい)。
そのころ、Billyは素行の悪い船乗りのJigger Craiginとかかわるようになり、彼からある計画を手伝うよう持ちかけられる。その計画とは、そのころ島で行われる宝探しのお祭り行事にまぎれて密かに大金を運ぶ商人から金を強奪することだ。Billyは最初はためらうが
(”Soliloquy” うまくいくはずがない)、そのころちょうどJulieが妊娠したと告げられるに至り、生まれてくる子供のためにお金が必要になってくると感じた彼は、その計画に乗ることにする。一方Julieは、自分に対して愛の言葉もなく日に日によそよそしくなっていくBillyに気を病む(”What’s The Use Of Wondrin’?” 考えても始まらない)。さてCarrieは、Snowと幸せなひとときを過ごすが、Jiggerの悪ふざけによりSnowに嫌われてしまう(”There’s Nothin’ So Bad for a Woman” うまくいくはずがない)。傷心のCarrieをJulieが慰める(”What’s The Use Of Wondrin’?” 考えても始まらない)。
宝探し当日、町の人がいなくなったのを見計らったBillyとJiggerは示し合わせて、ちょうど通りがかった綿工場の経営者から金を奪おうとするが、失敗し、逆に彼が護身用に持っていた銃で撃たれてしまう。Julieがすぐに駆けつけたものの、ついにBillyは息を引き取ってしまう。生まれてくる子供を残して夫に先立たれたのを悲しむJulieを、Nettieや町の人たちは励ます(”You’ll Never Walk Alone” 人生一人じゃない)。
死後の世界へ召されたBillyは、天国か地獄かを決める裁判所で裁かれの身になるが、生前やり残したことを解決するために1日だけこの世に戻ることを許される。Billyは、死んでから15年後の地上の世界に送られる。
BillyとJulieとの間に生まれた娘、Louiseは、ちょうどそのころ思春期の難しい年頃を迎えていた。彼女は、亡き父親の生前の素行の悪さが町の噂となっているために同級生たちにいじめられ、また母一人子一人の貧乏生活のためにパーティー用のよそいきの服も作ってもらえない状態。そんなLouiseを見て罪の意識を感じたBillyは、彼女に小さな贈り物を与える。またJulieには、生前にはハッキリと口にしなかった「愛してる」という言葉をこの時初めて告白する(”If I Loved You”)。
そして迎えたLouiseの学校の卒業式。居並ぶ卒業生らを前に、来賓として呼ばれたNettieは祝辞で、「親の行動など関係ない。自分自身の足で立って、人に嫌われることをおそれないで、自分のやりたいように精一杯生きるように」とスピーチをする。これまで親のせいで劣等感を抱き続けていたLouiseは自信を取り戻す(”You’ll Never Walk Alone” 人生一人じゃない)。それを満足げに見守るBilly。そして、フィナーレ。
Louiseたちを変えたのは結局Nettieの一言だったの?とか、じゃBillyはいったい何しにこの世に下りて来たの?とか、ストーリーだけを見ると細かいところに突っ込みを入れたくなる箇所はところどころみられたものの、若い高校生たちの全力の演技がまぶしかった。終わったあと、感極まって泣き出す生徒たちを見ながら、三枝センセイも感無量の面持ち。みんなで何かを作り上げて成功させた喜びが、そこにはあった。
文化祭では他にも出し物があった。僕が見に行ったのは、英語部の展示と、アメリカ語学研修発表。
英語部のほうは、3年生の、わりと可愛い女の子が説明員をやってくれた。彼女も元ミュージカル部員だったとか。英語部は3年生の部員が3人しかいないそうで、このままでは誰も部員がいなくなってしまうと嘆いていた。
英検の3級と準2級と2級のリスニング問題をクイズ形式で体験させてもらえるコーナーがあったので、ためしに2級のを聞かせてもらった。一部の文が空欄になっている文章が書かれたカードを渡されて、その文章がCDプレーヤーから読み上げられる。それを聞いて、空欄になっている文の意味を日本語で答えてくださいと言われた。TOEICと違って単語ごとに区切ってゆっくり読み上げてくれるし音声は2回繰り返されるのだが、アクセントにクセがあって、2回聞いても何言ってるのかよく聞き取れない。2級ぐらいと舐めてかかっていると、けっこう難しいことがわかった。それでも何度か聞いているうちに癖がわかってきて、聞き取れるようになったのだけど。
問題が3問あって、正解するとcertificateがもらえた。

アメリカ語学研修発表のほうは、國學院栃木高校のCommunicative Englishの担当講師をしているDevin Kelso氏が、故郷の米国アイオワ州Mount Vernonで自ら主宰する、日本からの交換留学生を受け入れるホストファミリーを紹介しホームステイさせるプログラム「Kelso Heartland Homestay Program」によって派遣された高校生たち24人の体験報告である。
彼ら彼女らは、Mount Vernon近辺のホストファミリー宅にステイし、アイオワの広大な農場を体験したり、Walmartでのショッピングや映画「Field of Dreams」ゆかりの野球場の観光や大リーグCardinalsの試合観戦(元オリックス・田口選手にもらったサインまであった)などを通じたエキサイティングな2週間について、掲示板に写真とコメントで紹介していた。
参加者は、「アメリカの本場の英語を学びたい」というのを応募動機にしていた人が多かったようだが、語学よりも、それ以外の、目に見えないいろいろなことを学んだのではないだろうか。今まで生きてきた世界と全く違うものがあることを目の当たりにして、自らの価値観が根底から覆される体験、これこそが、このようなプログラムの最大の醍醐味だろう。
生徒への教師の暴力事件など、いろいろとたいへんなニュースもある國學院栃木高校だが、生徒たちの若さを見ていると、まだまだ世の中は明るいと楽観視していいような気にさせられる。「若いって、いいなあ……」と感慨にふけりながら、今晩は佐野市のビジネスホテル「ホテル三吉野別館」に投宿し、こうやってブログ書いている32歳のヲヤヂなのだった……。
【関連サイト】
Carousel (musical) – Wikipedia
Carousel (1956 Film Soundtrack)
Mount Vernon-Lisbon Sun
“We want to make a bridge” -
ニューオーリンズ…言葉にできない悲しみ

pinhole氏のflickrの写真から。ハリケーン・カトリーナの被害を受けたアメリカ・ニューオーリンズの霊園で取った写真とのこと。
アメリカでのハリケーンのニュースだと思って、たいして関心を払わずにいたら、なんと死者数千人に及ぶ大惨事になっているということだ。死者数だけでみても、10年前の阪神大震災なみの大災害だ。
アメリカのような先進国でさえも、自然災害の前ではこれほどにも無力なのか。報道で漏れ伝わってくる、洪水で完全に水没した現場の家々の惨状を見るにつけ、そのあまりの悲惨さに、言葉もない。
この災害では、ブッシュ大統領の対応に批判が沸き起こっているようだ。ハリケーンの際、大統領はバケーションに行っていたそうで、ハリケーンが去ってから4日間もの間、現地には救援物資も救助部隊も届かずにいたという。どこかの国の偉い人と状況は似ているようだが、ともあれ、それでアメリカ人はとても怒り、恥じているという。
いずれにしても、これからの数週間は、この災害対応に国中の稼動をとられることは間違いない。
翻って日本でも、今月からは台風シーズンである。日本では地震対策ばかりが叫ばれ、台風対策はついつい舐めてかかりがちだが、日本でも毎年、台風で大きな被害が発生しているし、このような規模の被害も十分起こりうるということを、常に考えておかなければならないと認識した。
さっそく、アメリカ赤十字社にdonationを送った。亡くなった方の冥福を祈るとともに、被災者の方々に心からお見舞い申し上げたい。 -
亜米利加さんに逝ってきました2005 in 横田

8月20日(土)と21日(日)の2日間、東京・福生の横田基地の日米友好祭が開かれており、基地の第5ゲートがオープンしている。アメリカの物産品を手に入れるにはまたとない機会だ。
僕が今年行く目的は、アメリカ赤十字社の防災キットを手に入れることだ。
災害やテロの脅威が増している中、防災用品を一通り揃えておく必要があると常々感じていた。かといって、そこらに売っているようなダサいのは持ちたくない。アメリカ赤十字社のEmergency Preparedness Kitは、緊急時に必要な物品を揃えながらも、見た目にも配慮して、いかにも防災用品というようなダサさを極力排除した作りになっている。

Webサイトのオンラインストアもあるのだが、アメリカ国内にビリングアドレスのあるクレジットカードしか受け付けていないので、日本に住む日本人は事実上、買うことができない。が、去年横田基地でこのようなグッズを販売していたのを見かけていたので、今年、横田で手に入れようと考えたのである。
20日の朝9時のゲートオープンを期して入場。他の展示には目もくれず赤十字社のブースへ行く。販売品目のリストを見てみたのだが、いわゆる「防災キット」というのは売っていなかった。代わりに、応急処置キット(First Aid Kit)がいろいろ並んでおり、他にバックパックやトートバッグ、Tシャツなどが売られていた。

とりあえず、First Aid Kitのピロータイプ(?)とかいうものを買ってみた。このタイプのキットは現品限りの販売で、僕が買った1セットしか置いてなかったとのこと。
中を開けると、いろいろなサイズの絆創膏、三角巾、包帯、ハサミ、テープ、冷却剤などが入っていた。30ドル。
他に、バックパックも買ってきた。

防災キットのバックパックとは少しデザインが違っているが、まあこれだけでも緊急持ち出し袋としては十分使えるだろう。10ドル。
当日は炎天下でコンクリートの照り返しがきつく、体調が悪かったことも手伝って、3時間もウロウロしているとすっかり熱射病気味で、頭が痛くなってヘロヘロになってきたし、去年も友好祭に行ってイベントの内容はだいたいわかっているので、今回はアメリカのジュースやお菓子を買い込むだけ買い込んで、早々に基地を引き上げることにした。
フラフラと牛浜駅方面へ歩いていると、すぐ前を歩いていた学生風の若い女の子2人組に話しかけられた。芥川賞作家の綿矢りさと金原ひとみの組み合わせのような感じの、白い洋服を着た清楚な感じのルックスの子と、キャミソールを着て少し日焼けしたギャル系の子だった。逆ナン?と少し期待したら、なんでも牛浜駅への行き方がわからないとのこと。彼女たちは来るときは東福生駅で降りて、そこから2~3キロほど歩いて基地に来たのだそうだ。僕も最初に友好祭に来たときは同じことをしたので、延々歩かされた彼女たちに少し同情しつつ、牛浜駅まで同道してあげた。もうちょっと体調が良ければ「このあと遊びに行かない?」てな展開にしたかったんだけどな……。ちょっとそういう元気もなかったので、そのまま彼女たちとは別れてしまった。
家に帰り着くとすっかり疲れ果て、そのままベッドに倒れこんでしばらく死んでいた。数時間後、我に返ってから、何か物足りないことに気づいた。赤十字のグッズは買った。アメリカのクッキーやケーキやお菓子も買った。ゲータレードやソーダも買った。だが、アメリカのビール類を全く買ってなかったのだった!
2日目、元気があったら、もう一回行って買い込んでこようかなあ……。 -
亜米利加さんに逝ってきました in ZAMA
昨日(4月9日)、神奈川の米軍座間キャンプで一般開放(桜祭り)があったので、見に行ってきた。
小田急線の相武台前駅から徒歩10分ほどのところに座間キャンプがあり、10時半の開場を前に、入口では入場者が行列を作って待っていた。

ようやく時間が来てゲートが開くと、来場者はゲートのチェックポイントで手荷物検査を受けたあと、晴れて中に入ることができる。手荷物検査といってもそれほど厳しくなく、カバンの中をさっとまさぐられるだけで、あっさりとパスする。弁当を入口で捨てさせられるなどというおバカなことはない。
ゲートをくぐると、大通りがあり、そこにお祭り用の屋台が出ていた。日本の神社などでみられる典型的な屋台から、外国料理を出す屋台までさまざまだったが、いかんせん人が多く溜まるので身動きがとれない。僕はさっさとのぞくだけにして、奥を探検してみることにした。
大通りを抜けると、「Shoppery」と書かれた建物に出る。文字通り、米兵向けに物を売っているところだ。入口にはすでに行列ができている。入って左手のところに、フライドチキンの「Popeye’s Chicken」、今は日本から撤退した「Burger King」、あとピザの「Anthony’s Pizza」が一般向けに営業しているということで、それ目当ての一般来場者が並んでいるのだ。右手には米兵用のPX(売店)があり、中をのぞくとアメリカのショッピングセンターの雰囲気そのままだったのだが、残念ながら入口に監視兵が立っていて、一般人は中に入ることができなかった。
一般に米軍基地に入ることができるのは、軍人、軍属、軍関係者、または基地で働いている職員(彼らは正規のIDカードを持っており、スポンサーとも呼ばれる)のほかに、スポンサーに伴われた一般人に限られる。それ以外の人は、この日のような一般開放日に限って、中に入ることができるのだが、それでもこのようなショップなどは、入口で100%IDチェックをされていて、スポンサーがいないと一般人は中に入ることはできない。
とりあえずさっさと腹ごしらえしようと思い、Burger Kingに並んでダブルチーズワッパーコンボとハーシーズのチョコレートケーキを買い、そばの芝生に腰を下ろして食べることにした。やはりアメリカらしく、ハンバーガーは大味で、ケーキはすごく甘かったが、ボリュームがあり、腹にしっかりたまる。日本でもOUTBACK STEAKHOUSEなどに行くとこのような味に出会えるのだが、いかんせん高い。7ドルちょっとでボリュームたっぷりの食事にありつけるこの国が、少しうらやましく感じた。
(ホントはAnthony’sのピザのほう食べたかったんだけど、なんせ人がすごく並んでて……)
食事を終え、キャンプ内を散歩することにした。横田基地の友好祭では、空港という性格上、一般人が立ち入れる場所がかなり制限されていて、少しつまらなかったが、座間はキャンプ全体が一般開放されていて、どこにでも行くことができる。

キャンプ内のコミュニティバンク(銀行)。銀行自体は土曜日なので閉まっていたが、ATMは使用可能(US$か日本円で引き出し可能)。僕の持っていたUBOCのATMカードもちゃんと受け付けた。
このほかにも、郵便局、クリーニング店、図書館、写真屋、赤十字の事務所などがある。

コミッサリー。食料品などが買えるようだ。中に入るにはスポンサーが必要らしく、店内をうろうろしていると見つかって追い出されてしまった。

ハイスクールの運動場。アメリカン・フットボール用のスコアボードがある。キャンプ内には幼稚園から大学までそろっていて、基地で働く人の子女の教育にも不自由しない。

池。許可証をもらえば釣りができる。併設されていた公園では一般来場者の子供たちが遊ぶ姿がみられた。
さらに奥に行くと、軍関係者の住宅とみられる地域に出た。建物は平屋で、屋根は日本風に瓦葺きでそれほど新しい建物ではなかったが、門前には星条旗が立てられ、めいめい庭があって子供用のおもちゃの乗り物が置いてあったり思い思いのガーデニングがされていたりした。個人の住宅なので写真は控える。
その奥には、キャンプ専用のゴルフ場がある。その外周に沿って歩くとゆうに2~3キロはあろう。沿道の桜並木が美しい。

空港の滑走路をもつ横田と違ってここはアップダウンがあり、散歩と言ってもなかなか疲れるものだ。喉が渇いたら、自販機でジュースを買うことができる。日本の自販機もあるが、アメリカのベンディングマシンもあり、1ドル紙幣とクォーターで毒々しい色のアメリカのジュースやソーダが買える。せっかくなので、家にお土産に持って帰る分も含め、多めに買っておいた。
自販機といえば、お菓子も買うことができる。スナック類が1袋65セント、リグレーのチューインガム(5枚入り)が45セントで売っていた。
屋台の種類が少なく食事に困ることを除けば、横田より面白いし、マターリとしていてイイかもしれない。あっという間に時間が過ぎてしまった。
帰りに、府中で劇団DREAM☆COMPANYの公演を観るため、4時半にキャンプを出た。
※ちなみにキャンプ座間では、今年は8月13日にまた一般開放があるとのこと(盆踊り)。 -
PayPalを使った米国への送金
日本に居ながらアメリカに自分の銀行口座を作ったはいいが、そこに入金する方法をどうするか。自分でアメリカまで出向き、その銀行に現金を持って行って入金するという方法が一番確実だが、そんなこと現実的にやってられないという向きは、何らかの方法で日本からアメリカへ海外送金するほかない。
海外送金の方法としては、銀行や郵便局の電信送金、マネーオーダー、銀行小切手などいろいろあるだろうが、どれも手数料が数千円単位かかるので、10000円程度の少額の送金はアホらしくてやってられない。
そこで、Ayako Ambroseさんの運営するUS Life Handbookというサイトで紹介されていた方法として、PayPalを使った送金方法があった。
PayPalは、アメリカではオンラインショッピングの決済方法としてすっかり普及していて、18歳以上であれば世界45ヶ国の誰でも自分のメールアドレス単位でアカウントを作ることができる。
まず、自分のアカウントに対応するクレジットカードを登録する。自分のアカウントから他人のアカウントに資金を“送金”すれば、その登録されているクレジットカードで決済される。
自分のアカウントにも、別のPayPalアカウントを持っている人からのクレジットカード決済またはPayPalアカウントに入っている資金の送付を受ければ、資金を“入金”することができる。
アカウントに対応して、銀行口座を登録することができ、PayPalアカウントの資金残高を引き出して登録した銀行に入金することができる。その手数料は、アメリカの銀行へは無料、日本の銀行へは一律500円である。
これを利用すれば、自分で2つPayPalアカウントを持てば、クレジットカードを利用して日本からアメリカの銀行に格安の手数料で送金することができる。
まず、メールアドレスを2つとクレジットカードを2枚用意する。それぞれのメールアドレスを使って、PayPalアカウントを2個作成する。
アカウントの種類はPremierかBusinessでなければならない。Personalアカウントだと、相手からのクレジットカードによる“送金”が受け取れないからだ。
作成した2個のアカウントに、それぞれクレジットカードを1枚ずつ登録する。どちらかのアカウントに、送金したいアメリカの銀行口座を登録する。これで準備は完了。
実際に送金する方法は、まず、銀行口座を登録していないほうのアカウントから、登録したほうのアカウントに向けて資金を“送金”する。
登録したほうのアカウントに、資金が“入金”される。その資金を、登録した銀行口座へ“引き出し”する。
数日後、登録した銀行口座に実際に入金される。後日、銀行口座を登録していないほうのアカウントに登録したクレジットカードから、“送金”した資金が決済され、請求される。
というしくみである。
PayPalアカウントへの“入金”の際、手数料が差し引かれる。手数料は“入金”額が3000USD以内の場合、“入金”額の2.9%+0.3USDになる。10万円ぐらいまでの送金なら、銀行の電信送金よりも安い手数料で日本から米国へ送金が可能ということになる。
もう一つの利点(?)は、この方法を使えば、クレジットカードのショッピング枠を使って現金が引き出せることになるのだが、あまり派手にやるとカード会社に目をつけられてカード利用停止にされかねないので、やるなら「ご利用は計画的に」。
-
結局、東京三菱銀行+UBOCの組み合わせが最適解
これまでのエントリーで、日本の銀行の問題点について色々述べてきたが、では実際に日本で生活している日本人は、どのようにして自己防衛していけばいいか。
日本の銀行に多額の預金を置いておくのはきわめて危険だということはわかった。では、どこの国に置いておけばいいのか。
結論から言うと、アメリカの銀行が最も安全であるといえるだろう。税制面での有利性からいうと、香港の銀行も魅力的だが、香港の銀行は既にHSBCの例からみてもわかるように、不正利用に対する顧客保護が日本なみに脆弱である(イザとなったら広東語を使って思いっきり文句をまくしたてられる人なら、話は別かもしれないが)。ヨーロッパの銀行も顧客保護の面からは進んでいるといわれているが、英語が通じにくい、という点で、万人向きではない。やはり、消去法でアメリカの銀行が一番無難、ということになるのではないか。アメリカの銀行なら、法律で「50ドルルール」が適用されるので、万一ATMカードが偽造されて不正使用されたとしてもフェイルセーフ機能は万全だ。
さてアメリカの銀行に口座を開くに当たって、日本にいながらでも口座を開け、日本語が通じ、最も手軽な方法といえば、東京三菱銀行の海外口座紹介サービスを利用したUnion Bank of California (UBOC)ではないだろうか。昔は三和銀行(現UFJ銀行)にも同様のサービスがあったそうだが、UFJ銀行への変更にあたり立ち消えになってしまったようだ。UBOCの口座開設はパスポートか運転免許証のコピー、そして東京三菱銀行の口座があれば、誰でも申し込むことができる。申し込みの書類は日本語で書けばいいし、口座が開かれてからのテレフォンバンキングも日本語が通じる。
ただし口座開設には東京三菱銀行に口座を持っていることが条件となる。普段日本で生活する人は、いくら不満があったとしても日本の銀行から完全に手を切ることは出来ないだろうから、決済用口座と割り切った上で東京三菱銀行の普通預金の口座を持っていればいいのではないか。給料の振り込みもその口座を指定して、公共料金の口座振替も各種振込みもその口座を使う。給料が振り込まれたら余剰資金は即座にUBOCの自分の口座に送金する。海外送金には東京三菱銀行側、UBOC側合わせて約4000円ほどの送金手数料がかかるが、スキミング被害に遭って何百万円も一瞬で引き出されるリスクを考えたら、保険だと思えば安いものなんじゃないだろうか(手数料をもっと安くあげたければ、いろいろ方法がある。これについては後日述べたい)。途中でおカネが必要になったら、UBOCのATMカードを使って、郵便局のATMかシティバンクのATMを使って引き出す。一回の引き出しで手数料が3ドルかかるが、これも安心料だ。
東京三菱銀行の口座のほうには、クレジットカードの引き落とし予定金やその他いろいろな支払いに必要な金額だけを残しておく。東京三菱銀行の口座から直接お金を引き出す必要がないようにしておけば、東京三菱銀行のキャッシュカードも必要ない。家のタンスの奥底などの、泥棒に入られても見つけにくいようなところにしまっておけばいいのだ。できればキャッシュカード自体を作らない、という方法もアリかも。
余剰資金は、UBOCのSavings Accountに貯めておく。300ドル以上入れておけば口座管理手数料は免除され、日本の普通預金なんかとは桁違いの利子がつくはずだ。さらに余裕が出てきたら、投資口座の利用なども考えてみてもよい。
預金+資産運用はUBOC、お財布代わりの出し入れ+住宅ローンなどの借り入れには東京三菱銀行、と使い分けるのが最適な銀行利用法だと思うのだが、どうだろうか。
