ノースウェストの機内

Northwest B747-400 aircraft
「ノースウェストは最悪だ」とよく人は言うようですが……。実際に乗ってみた感想。
まあ、「飛行機をバスと同じ移動手段」だと割り切れば、気にならないかもしれません。
行きの機内では非常口座席に割り当てられました。当初は別の座席を選んでいたんですが、搭乗直前になってゲートに呼び出され、替わって欲しいと言われました。お見合い席?とちょっと期待したのですが、向かい合わせに座った乗務員は恰幅のいい中年男性パーサーとアジア系の中年女性。男性パーサーのほうは、非常口座席に座っている私たち2人を指差し、「You guys! 緊急時には他の乗客の脱出をヘルプしてくれよ!(たぶんそんな意味の英語)ペラペラペラ(あとは聞き取れず)」とまくしたて、離着陸時にはお見合い席で横に座っている女性乗務員のほうとペチャクチャ雑談。まあいいんだけど……。
私の横に座っているアメリカ人の兄ちゃんは風邪ひいてるらしく、始終ゴホゴホ言っているし。
中年男性パーサーは、けっこう愛嬌があるおじさんで、子供の乗客にはピエロのように顔をゆがめたり愛想を振りまいたり機内食のパンを放り投げて与えたりして喜ばせていました。なるほどこんな喜ばせ方もあるもんだ。他のスチュワーデスもめいめい自分の仕事を(時折仲間内でジョークなど飛ばしながら)進めています。ちょっとANAあたりの日系とは違った仕事の仕方でした。きれいどころの乗務員がにこやかに、というのもいいですが、まあこういうのもいいかもしれません。
離陸前に安全設備の説明があるんですが、もちろんメインは英語で、そのあとに日本語の説明が続くんですが、英語でシートベルトの付け外しの方法を詳しく説明している後で、日本語は「シートベルトをしてください」のみ。超適当。
機内販売カタログは免税品のみ。持ち帰り不可(というか意味なし)。ユナイテッド航空のあの分厚いカタログとは全然違います。
マイレージもなくなったし、もう多分ノースウェストには乗ることはないと思われます。


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