Diary: AED

ワシントンに逝ったとき、ダレスの国際空港に降り立つと、いろんなところに
Automatic External Defibrillators (AEDs) are installed in this airport.
という看板が掲示されてて、ハートマーク型の漫画が描かれてたんですね。
で、このdefibrillatorという単語の意味がわからなかったので、この看板は何の広告なのかわかんなくて、エイズか何かの広告なのかな~なんて思っちゃったりして。
日本に帰ってから辞書を引いても載ってなくて、かろうじて「fibrillation」という単語が載っていたんです。曰く
fibrillation = rapid uncoordinated twitching movements in the ventricles of the heart
つまり「心臓の心室における急激な不規則なぴくぴくとした動き」みたいな意味らしい。
心臓というのは左右に分かれてて、そのそれぞれが心房と心室というパートに分けられてるんですね。で、その心室に不整脈が発生すると、心室の筋肉が細かく振動して、そうすると血液が循環しなくなって、そのまま死に至る、と、こういうことになってしまうということだそうです。
これを「心室細動」と呼ぶそうで、それを取り除く機械が「defibrillator」つまり「除細動器」というわけです。
ワシントンではその除細動器が空港に備え付けられていて、緊急時には誰でも使うことができるようになってるそうです。
かたや日本では、救急隊員でさえも使うことが許可されておらず、問題になっているそうな。
心室細動で突然亡くなられた高円宮さま。
これを機に、除細動器についての議論に火がつくことでしょう。


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