前にアメリカに出張したときに、帰りの空港で「American Pride」とかいうCDを買って帰ってきたのですよ。
アメリカの国歌とか「God Bless America」とかその他のアメリカ民謡なんかを収録したCDなんだけど、家で聞いてみると、いろいろと聞き覚えのある歌があって、中には「アルプス一万尺」の曲もありました。てっきりスイスかどっかの民謡とばっかり思ってたけど、実は「Yankee Doodle」というアメリカ民謡だったんですね。「Yankee Doodle」って、コンピュータウイルスの名前にもなったけど、実はフランスとの戦争のときにアメリカ兵が歌い始めた歌なんだそうな。
日本人は「アルプス一万尺」で親しんでるけど、この「アルプス」てっきりハイジの住むアルプスかと思ってたら、実は日本アルプスの「槍ヶ岳」のことらしい。「♪あーるーぷーすーいちまんじゃーく」のあとの「♪こやりのうーえで」というのは「小槍」つまり槍ヶ岳の近くにある先鋒のことだそうです。
驚きついでにネットでいろいろとアメリカ民謡について調べてみたら、「♪おーおーきなのっぽのふるどけいー」とか「♪せーんろはつづくーよー」とかいう歌もみんなもともとはアメリカのものだと判明。いやーたまげたです。
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夜、何気なくテレビをつけていると、Miss USAの選考会をやってて、各州から選ばれた美女たちのうちから水着審査とかドレスコンテストとかでだんだんと絞り込んでミスを選出するんですね。それだけならミス日本だって同じだし、ミスコンなんてみんなそんなもんなんだけど、驚いたのは最終審査の内容。
候補の女の子に司会者が質問を投げかけ、それに対して答えさせるんですね。
それも、「9・11のテロがあなたに与えた影響は何ですか」とか「実行力はあるがモラルに欠けた大統領とその逆の大統領、あなたはどちらを選びますか」とか「あなたにとって最も大切な自由とは何ですか」とか「各州がカジノを合法化しているが、いろいろと有害な側面をもっているこの傾向をあなたは支持しますか」とか、なかなかすぐには答えにくいような内容。それだけに、答え方や内容が自分のカラーに合っているかとか、そういうところが評価対象となるみたい。模範的な回答ではなく、いかに聡明かつ自分らしい答えをするかというのが問われるみたいです。
日本でミスコンの候補者に「北朝鮮との首脳会談に何を期待しますか」とか聞いてる図は想像できんよなあ・・・
面白かったのが、全員同じ質問に答えるコーナーで、「男性の行動で理解に苦しみ当惑させられることは何ですか?」という質問。
「スポーツ観戦するときに、みんな評論家になって、画面に文句つけてるところ。はたから見てると面白いんだけど、理解できません」とか「大切な記念日に無頓着なこと」とか「電話を待ってても全然かかってこない」とか、女性らしい答えをする人が多い中、「男性の考え方。女性のほうが男性よりも知性があるからかも」なんて答えがぽんと飛び出したりしました。日本でこんな答えする子がいたら、夕刊フジあたりでめちゃくちゃに叩かれるだろうなあなんて思ったりするです。
結局、優勝したのはDC代表。彼女は今年のミス・ユニバース候補の権利が得られるそうです。
Diary: Yankee Doodle
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