今月から、消費税の総額表示が始まった。物品の価格を表示するとき、これまでは税込み価格、税抜き価格どちらの形で表示してもよかったのだが、今月からは必ず税込み価格を表示しなければならなくなったのである。
消費税が導入されてから今年で16年目。導入当初は消費者を中心にかなりの反発があったものだが、最初から総額表示にしておけば消費者の反発もあんまりなかったのではないかと思うのだが。国も頭悪いナ。
今月から、消費税の総額表示が始まった。物品の価格を表示するとき、これまでは税込み価格、税抜き価格どちらの形で表示してもよかったのだが、今月からは必ず税込み価格を表示しなければならなくなったのである。
消費税が導入されてから今年で16年目。導入当初は消費者を中心にかなりの反発があったものだが、最初から総額表示にしておけば消費者の反発もあんまりなかったのではないかと思うのだが。国も頭悪いナ。
3月29日から始まった朝の連続テレビ小説「天花」。出だしからいきなり大不評のドラマで、僕もとりあえず1週間ぐらいは我慢して見てみたのだが、やはりついていけなかった。
ヒロインの藤澤恵麻の演技が宇宙企画のビデオの導入部レベルなのは、新人女性の登竜門という朝ドラの位置づけ上、まあ大目に見るとしよう(それにしたって、雑誌モデルというだけでろくに演技経験もない人を主役に据えるというのもどうかと思うが)。問題は脚本だ。時系列が滅茶苦茶で視聴者は混乱するとはいうわ、戦時中の描き方にしたって時代考証が杜撰とはいうわ、登場人物の出し方も不自然だしセリフは寒いし、どこをとってもいいことなしである。演出も問題だ。ライティングがまずいので昼か夜か不明瞭だったりするし、稲刈りの季節なのに稲が青々としていたり、とにかく作りが雑すぎるのである。
片平なぎさ、竹中直人、香川照之、財津一郎など、脇にはいい役者を揃えているものの、それらを十分使い切れていない。ヒロインの〈顔だけで〉もっているドラマといっていい。音楽だけはかろうじて聴くに堪えると思っているので、それならいっそのことドラマはやめて、ヒロインとBGMだけでプロモーションビデオでも15分流してはどうだろうか。宇宙企画かKUKIが制作で、藤澤恵麻と市川実日子あたりを出演させる、というのも個人的に可だ。
人は、良いモノだけを見るようにしなければならない。悪いモノを見ると審美眼が狂ってしまう。ドラマにしても、名作だけを見るべきであり、腐ったドラマなど見てはならないのである。
ということで、来週から僕はこのドラマは見ないことにする。
今日から営団地下鉄が民営化され「東京メトロ」という名前に変わった。営団の「S」マークが一斉に東京メトロのハートのMマークにガラッと模様替えされた。この丸っこいハートMマークは個人的になんだかな~と思うのだが、丸みを帯びたデザインのほうが日本人にはウケるのだろう。
営団を思わせる表示はすべて東京メトロの表示に変えられたはずなのだが、都営地下鉄と連絡する駅で、都営地下鉄が管理する駅の場合、表示がいまだに営団のマークが残っていたりするのがほほえましい。
有楽町線の「営団赤塚」「営団成増」駅はそれぞれ「地下鉄赤塚」「地下鉄成増」駅に変わった。
この「メトロ」という呼び名、フランスのパリの地下鉄の真似をしたそうだが、実は地下鉄のことをメトロと呼ぶ地域はかなり多い。われわれは通常、地下鉄を意味する英語は「Subway」だと信じ込まされているが、地下鉄のことをSubwayと呼ぶのはニューヨークぐらいで、同じアメリカでもワシントンDCなどの地下鉄は「Metro」と呼んでいる。そのほかに地下鉄をMetroと呼んでいる地域は
ロサンゼルス(アメリカ)、パリ(フランス)、サンチアゴ(チリ)、メキシコシティ(メキシコ)、アテネ(ギリシャ)、プラハ(チェコ)、バルセロナ(スペイン)、モスクワ(ロシア)、アントワープ(ベルギー)、ブリュッセル(ベルギー)、デリー(インド)
などなど、まだまだあるのではないだろうか。実は、メトロという言い方のほうがグローバル・スタンダードだったりするのかもしれない。
東京の六本木ヒルズで、入口の自動回転ドアに大阪から来た6歳の男の子が頭をはさまれて亡くなったニュースが報じられた。来月の小学校入学を控え、春休みを利用して母親と東京に遊びに来て奇禍に遭ったとのこと。観光名所の、それも入口のところでよもや命を落とそうなどとは、夢にも思っていなかったに違いない。目の前にいながらわが子を助けられなかった母親の心中、いかばかり。まったくもって胸のつぶれる思いである。
問題の回転ドアは、重量のあるガラス板がかなりの速度で自動回転するのだそうで、大人でも慣れないと怖くて入っていくのがためらわれるほどだという。「そのうちいつか事故が起こるのではないか」と前々からささやかれていたそうだ。ビル側でもそのことは承知していたようで、回転ドアに安全対策を施そうとしていた矢先の事故だったそうだ。
この回転ドアには、ドアの閉まる部分に赤外線センサーが備えられており、障害物を検知するとドアの回転を止める安全機構が働くようになっていたそうだ。しかし、このセンサーは構造上、地上15cmから80cmまでの部分はカバーできないそうで、たとえばこの範囲内に子供が首から突っ込んできた場合には、それは検知できないとのことである。詳しい事故原因については今後の調査が待たれるが、いずれにしても、これは重大な〈セキュリティホール〉といえる。
そもそも、ドアをわざわざ回転式にする意味はあるのだろうか。欧米などでは、デパートや空港の出入口に回転ドアが設けられていて優雅さを演出していると聞くが、そのようなファッション面だけに気をとられ、格好だけ欧米風をなぞって安全性を等閑視していたのだとしたら、本末転倒も甚だしく、ビル設計者の怠慢の謗りは免れまい。
今回の事故を教訓として、特にビル関係者には、安全対策に万全を期してもらいたい。
NHKの朝の連続テレビ小説「てるてる家族」が今日で終了。朝ドラ初のミュージカル風ドラマということで、どんな内容になるかと思ったが、大森寿美男さんのしっかりした脚本や出演者の名演技に助けられ、半年間、飽きることなく楽しませてもらった。朝ドラを最初から最後まで欠かさずに見たというのは、おそらくこれが初めてではないだろうか。
最近の数年間の朝ドラは、特に大阪放送局制作のドラマは、総じて脚本や演出がつまらなかったり、最初は良くても後半になってから失速したりプロットが暴走したりするパターンが多かったが、今回の作品ではそれがなく、最後の最後まで丁寧な作りで感心した。
関係者の皆さん、半年間お疲れ様。来月からの「天花」は、どのような出来になるだろうか。
松永英明氏「ウェブログ@ことのは」の手法「ジェームズ・アレン・ネットをMovableTypeで構築」を参考にして、僕のブログを再構築した。
「ひめみこ*WEB」のニュース部分(時系列で更新される部分)とデータベース部分(時系列に並べる性質でない部分)とを別々のブログに分け、ニュースブログの内部にデータベースブログを読み込ませる方法をとった。Global ListingsとMTOtherBlogをプラグインに追加することによって実現可能となる。
フジ「金曜エンタテイメント 浅見光彦シリーズ しまなみ幻想殺人事件」を見る。中村俊介の浅見光彦4作目。
ぶっちゃけ、脚本がしょぼかった。セリフの語尾を省略しすぎでイライラする。原作を2時間の枠内に詰め込むためには冗長な語尾をカットするのもしょうがないかもしれないが、それにしてももう少し工夫が欲しかった。そしてクライマックスで犯人を追及するときの光彦、熱すぎ。もっと冷徹にスパッと切り込むのが光彦じゃないのか。
ハッキリ言って、最初の30分ほどで見るのが厭になるほどだった。どうも中村光彦は何度見ても違和感ばかり残る。僕としては榎木孝明の光彦が一番しっくりくる。早くビデオ化されてほしいものだ。
今日行われた女子マラソンのアテネ五輪出場代表選手選考会で、野口みずき選手(グローバリー)、坂本直子選手(天満屋)、土佐礼子選手(三井住友海上)の3名が代表に選ばれた。野口選手は昨年のパリ世界陸上で銀メダル、坂本選手は今年の大阪国際女子マラソンで優勝、そして土佐選手は昨日の名古屋国際女子マラソンで逆転優勝を果たした。注目の高橋尚子選手(スカイネットアジア航空)は、昨年の東京国際女子マラソンで失敗したのが響き、選に漏れた。
今回の選考は、昨年の世界選手権と国内3レース(東京、大阪、名古屋)の計4レースが代表選考会に指定されており、(1)世界選手権でメダルを獲得した中で日本人最上位(2)それ以外は選考レースの上位者の中で五輪でメダル獲得もしくは入賞が期待できる――の基準で選考が行われたという。野口選手は(1)を満たしたため早々に内定を決めていたが、(2)の基準を満たす選手をどのように決めるかが今回の焦点となった。
坂本選手は、大阪でぶっちぎりの独走で文句なしの優勝していた。残る一人は、名古屋で優勝するか、優勝者がなければ高橋尚子選手が最有力候補と目されていた。高橋選手は昨年の東京で後半失速して2位に終わっており、名古屋で再挑戦するかどうかが注目されていたが、名古屋大会はアテネ本番に日程的に近く、名古屋に出場して仮に優勝し代表に選ばれたとしても、本番への調整が難しくなることが懸念されるということで、名古屋への出場を見送った。名古屋に出場する選手はあまり知名度の高くない選手ばかりで、さほど好記録が出ることもないだろうという計算も働いたのかもしれない。しかし、ふたを開けてみると、土佐選手が選考4レース中最高記録で優勝する結果となった。
選考では、野口選手、土佐選手が早々に決まり、坂本選手と高橋選手のどちらにするかで接戦だったという。坂本選手は確かに大阪で独走優勝だったが、タイムは4レース中最も遅かった。むろん、大阪大会のときは雪まじりで気温が極端に低く、コースコンディションが最悪だったという悪条件のためではあったが、まだ若くてマラソン出場回数も少なく経験も浅い彼女が果たしてオリンピックという大舞台に立って大丈夫なのか、実績のある高橋選手のほうがふさわしいのではないか、という意見もあった。しかし、最終的には、選考レースの結果を重視し、坂本選手のほうを選んだとのことである。
選考方法としては、一番すっきりして、順当なやり方だったのではないだろうか。落選した高橋選手は不運だったであろうが、名古屋に出場してすっきり優勝していれば文句なしに選ばれていたものを、あえてそれを選択せず、運を天に任せたのであるから、その賭けが外れたのは本人の選択の結果であり、彼女自身も納得しているに違いない。
実は、坂本選手は、僕と同じ高校の出身なのである。もちろん僕よりずっとあとになってから入学してきたので、直接顔を合わせたことがあるわけではないのだが、同じ高校の卒業生ということで、親近感がわいていた。だからというわけではないが、坂本選手については、これまでのレースをずっと見てきており、今年の大阪はぜひとも大活躍してくれることを期待していた。その期待に応え、今回、代表に選出されたことは、先輩としてとても嬉しく、同郷の人間として非常に誇らしい。おめでとう、後輩よ。アテネでも活躍を祈っている。
ブログの更新も、とうとう1週間以上さぼってしまっていた。
先週は栃木方面に1泊2日の温泉旅行に出かけていたのだが、帰ってくると途端に風邪を引いてダウンし、さらにはこの1週間、別件でとあるWebサイトの製作に取り掛かっていたということで、書くネタには事欠かないのだが書く時間がとれないという状態であった。
仕事で忙しいワケじゃないというのが少し悲しいのだが。