フジ「金曜エンタテイメント 浅見光彦シリーズ しまなみ幻想殺人事件」を見る。中村俊介の浅見光彦4作目。
ぶっちゃけ、脚本がしょぼかった。セリフの語尾を省略しすぎでイライラする。原作を2時間の枠内に詰め込むためには冗長な語尾をカットするのもしょうがないかもしれないが、それにしてももう少し工夫が欲しかった。そしてクライマックスで犯人を追及するときの光彦、熱すぎ。もっと冷徹にスパッと切り込むのが光彦じゃないのか。
ハッキリ言って、最初の30分ほどで見るのが厭になるほどだった。どうも中村光彦は何度見ても違和感ばかり残る。僕としては榎木孝明の光彦が一番しっくりくる。早くビデオ化されてほしいものだ。
*** Extended ***
【2004/4/11追記】
朝の連続テレビ小説「天花」でも感じたことだが、やはり芝居を演じる俳優は一度劇団で演技の修業をした人じゃないと見てられない。モデル上がりの人を容姿だけで主役に据えたとしても、演技力がないと所詮はプロモーションビデオの域を出ない。劇団四季出身の榎木孝明とはやはり役者が違い過ぎる。