「かなまら祭り」という川崎大師の近くの若宮八幡宮という神社で毎年4月第一日曜日に開かれる世界的に知られた奇祭があって、そこの祭神はなんと男根! 子孫繁栄を祈って男根の形をしたご神体がお神輿に乗って町中を練り歩くというものです。海外のガイドブックにはだいたい載っているほど世界的には有名なお祭りだそうで、米軍基地でも住民向けに18禁のツアーがあるぐらいです。
もともとは日本は性に大しておおらかだったはずなので男根や女陰のお祭りは全国いたるところにあったと思われるんですが、近代社会では地方にひっそりと残ってるでしょうけど都会では絶滅してるだろうと思ってましたが、首都圏にもあるとはつい最近まで知りませんでした。性を通じて生まれてきたことを感謝し、自分を生んでくれた両親、そのまた両親、ひいては先祖に感謝するという趣旨で毎年行われている神聖なお祭りで、東京には10年以上住んでますが最近まで全然知らず、知ったのはなんと米軍基地でもらった機関誌に書いてあったのを読んで知ったという状態で、去年は体調が悪くて行けなかったので今年こそはということで行ってきました。
京急大師線で川崎大師駅まで行き、大師への参道じゃない道路を選ぶとすぐに若宮八幡宮が見えます。9時半ごろ着くとちょっと寒かったですが、桜が満開でした。
で、いきなり目に飛び込んできたのがこれ。
木彫りの張方には希望すればこんな感じで乗っかることができます。
境内には屋台が出ていて、そういう系のお土産がいっぱい売ってました。ユニセフまで出店してエイズ予防のキャンペーンをやってました。
この友近似のお姉さんは入り口近くで「ち○ことま○この手ぬぐいいかーすかー?」とずっと声を張り上げてお土産を売っていましたが、カメラの前でこんなポーズをとってました。自分の中のベストショットです(汗)。
お客のほうも酒が入ってすっかりノリノリです。
10時から御火取祭が始まりました。かなまら様は火の神様でもあるということで、火をおこす儀式です。
海外メディアも取材に来ていました。これはロイター通信のTVカメラです。
11時ごろにはすっかり人がいっぱいで身動きとれなくなってきたので、いったん神社を出て鳥居の前で場所とりしました。
正午、巫女の奉納の舞があって、そのあとかなまら神輿やエリザベス(ピンクの男根)などの出御でした。鳥居前はカメラを構えた参拝客でいっぱい。
あまりに人が増えてきてちょっと疲れてきたので、お神輿を見送ったあとすぐに神社を出て帰っちゃいました。この手のお祭りは初体験でしたが、楽しかったです。米軍のツアーは18歳未満参加禁止になってましたが、日本人は赤ちゃんや小さい子を連れた家族連れもいっぱい来てました。18禁にしないところが日本的なおおらかさでいいですね。唯一の心残りは会社にお土産を買って来れないことでしょうか。。。セクハラですもんね。
かなまら祭りの動画はこちらです。
その他の写真はFlickrにアップしてます。
かなまら祭り
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