年賀状書き

今年は忙しかったせいか、年賀状書きが延び延びになってしまい、今日になってもまだ書いている始末だ。今日出したところで元日になど着くはずもないが、不調法は素直にお詫びするしかない。
学生の頃は、毎年100枚以上年賀状を出していた頃もあったのだけど、その時分よりも遥かに交友関係の広くなったはずの今、年賀状の出し先は50件足らずになってしまった。それも、学生時代からの知り合いがほとんどで、社会人になってから新しく出会った人には、ほとんど年賀状を出すことがなくなってしまった。同級生などに出していた年賀状も、結婚して住所がわからなくなってしまうと出さなくなってしまうし、そういう人がどんどん増えてくると枚数も減る一方だ。
虚礼廃止が言われ、社員や上司との不必要な年賀状のやりとりは控えるようにとのお達しが会社からあるということもあるが、何よりも、これだけ電子メールや携帯メールが普及した今、住所以外に連絡手段ができたことが大きいだろう。特に、住所については個人情報保護を盾に、教えないという雰囲気に流れているようだし。
昔は、知り合った女の子に「年賀状出したいから連絡先教えて」と言って住所を聞き出せば、ほぼ100%教えてくれた(もちろん自分の住所も交換するのだが)。今、合コンでそんなこと言おうものなら、たちまち非常識と非難されるのは必至だ。
それに代わって、年賀メールというものが一般的になっている。これなら、相手の電子メールアドレスさえわかれば送ることもできるし、自分の住所を知らせることなく気軽に年始の挨拶ができる。もう、年賀状という挨拶手段は、時代遅れになっているのかもしれない。とはいっても紙の葉書はもらうと嬉しいものなので、完全になくなってしまうのは少々惜しい気がするのだが……。

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