Internet Explorerにいろいろとセキュリティ上の問題があると聞いたので、別のブラウザを使ってみることにした。いろいろとWebの記事をあさってみたところ、Mozillaのブラウザが良いということだったので、さっそくMozillaのサイトに行ってみる。
Firefox 0.9.3というフリーのブラウザがあった。英語版のみだが、メニューやダイアログが英語であるだけで、日本語のページの表示は特に問題ない。
Mozillaのブラウザには、Netscapeなどにもエンジンとして使われている「Mozilla 1.7.2」というのもあるのだが、FirefoxはIEと同じようなメニュー構成なので、IEから乗り換える分にはこちらの方が違和感なくなじむと思われる。
Firefoxにはポップアップブロックという機能があり、無料ホスティングサービスで作られたHPを見たときに出るウザイ広告ポップアップが出ないようになっている。これはこれで便利なのだが、どういうロジックでポップアップを出す出さないを判定しているのかがちょっと不明で、たまに必要なポップアップウインドウまで出なかったりする。
また、2chを見るとき、左右に分かれたフレームの左側にある「板」のリストから、ハイパーリンクをクリックしても、右側のウインドウに、クリックした板が表示されない、という問題がある。このへんの問題については、設定を変えればなんとかなるのかもしれない。しばらく格闘してみることにしよう。
ついでに、Netscapeのサイトを見てみた。僕はメールの読み書きにNetscapeを使っていて、今使っているのはバージョン7.1の日本語版。サイトを見てみると、Netscape7.2がリリースされていたのを発見した。ただし英語版のみ。
英語版といっても、メニューやダイアログが英語であるだけで、日本語でメールを読み書きすることは可能なので、とりたてて日本語版である必要もないし、むしろ英語版にして更新を早くしたほうが望ましいので、この機に英語版の7.2に切り替えることにした。
GUIは7.1のときと全く変わらない。ただ、Navigator(ブラウザ)のほうに、ポップアップブロック機能という新機能が入ったようである。
PCの世界は、やはり英語版が真っ先に開発され、そのあと日本語化される、というパターンが定番なので、特に日本語版でないと不都合が出るというのでなければ、英語版をインストールしておくほうが望ましいと思う。リリースも早いし、バグフィックスも早いし、何より、日本語化されることによって発生する新たなバグというのがないわけだから。
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Mozilla+Netscape
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架空請求
ついに僕の携帯にも架空請求らしき怪しいメールが来た。
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「管理センターの移動」って……(プゲラ -
全日空 スッチー&グラホのユニホーム変更
毎日新聞8月25日付記事。
全日本空輸(ANA)は24日、05年春から採用する客室乗務員と地上職員の新ユニホームのデザインを発表した。三つの候補作の中から、国内線の搭乗客と客室乗務員が投票した結果を反映させて決めた。田山淳朗氏のデザインで、搭乗客と客室乗務員とも4割を超える支持があった。ANAのユニホームが変わるのは14年半ぶりで、エアーニッポンなどグループ会社を含めて、客室乗務員約5200人、地上職員5000人が着用する。
ちなみに新ユニホームはこんなの。
うーん、前のほうがカッコ良かったと思うんだけど……。でもこれでも悪くないか。 -
亜米利加さんに逝ってきました in TOKYO
東京の中のアメリカ、つまり横田空軍基地のことである。普段は米軍が使用していて、一般人が中に入ることはできないが、8月21日(土)と22日(日)の2日間、「日米友好祭(Friendship Festival)」ということで、基地の一部を開放して航空機の展示や飛行ショーの実施が行われる。またエプロンや格納庫の一部を利用して模擬店やバンド演奏などのイベントがある。
開放されるのはJR青梅線の牛浜駅にほど近い、第5ゲートと呼ばれる国道16号線に面したゲートである。
ゲートの入口のところでものものしいボディチェック。10人ぐらいの監視兵が横に連なり、それぞれの監視兵の前に列を作って並ぶ。自分の番が来ると、監視兵に両手を上に挙げさせられ、金属探知棒のようなもので全身をくまなくチェックされる。大きなバッグを持ってきている人に対しては、チェックしている監視兵が大声で「Bag Check!」と叫ぶ。そうすると、その人はボディチェックの列の前方横にある手荷物検査所に連れて行かれ、カバンを開けさせられて検査されることになる。刃物や危険物を持ち込んでいないかどうかのチェックなのである。入口に、基地内での禁止事項や持込禁止物品などが掲示されており、とても厳しい。
チェックにパスすると、前方に、木製のボテ車(貨物運搬用の箱型の貨車)を4両ばかり連結させてその先頭部分に牽引車をくっつけた、簡易輸送シャトルバスのようなものが停まっている。100円でゲートから友好祭会場まで乗せて行ってくれるらしい。ただ、牽引車の調子が悪く、5メートルほど進んではエンストし、また5メートルほど進んではエンストの繰り返しで、横を歩いている群衆から、「押してやろうかー?」なんて冗談まで飛び出す始末。それでも、これもまた座興の一部と思えば楽しめる。
会場に着くと、さっそく模擬店が並び、ピザやらステーキやらハンバーガーやらビール・ソーダやらが売っている。とりあえずハンバーガーとホットドッグとペプシを買って、近くの誘導路の上に座り込んで食べてみる。いかにもアメリカという感じの大味でぱさぱさした食感だったが、これも一興。
模擬店の奥には、軍で使用している航空機の展示がある。横田基地は空輸つまり兵士や傷病者の輸送をメインの任務にしているので、いわゆる戦闘機はなく、C-130などの輸送機がメインなのだが、それだけだと一般向けには少し地味なので、三沢基地や嘉手納基地などから戦闘機を持ってきて一緒に展示していた。
中でも一番人気なのが、旅客機によく似た、KC-135とかいう飛行機。中に入ってコクピットの前に座れるのだが、長蛇の列になっていて、並んでから入るまで1時間はゆうに超えるほどだった。
機内はさすが軍用だけあって、ナイロン製の簡易椅子にシートベルトがついたものが電車の座席のように壁に沿って横一列に並んでいるだけの殺風景なものだったのだが、傷病者の輸送に使われるだけあって、医療機器が充実しており、さらには新生児を入れる保育器のようなものまで備え付けられていた。
機体は一般によく見るボーイング747のジャンボジェット機のようで、翼にはエンジンが2基ずつついている。「これはボーイング製ですか?」と近くの兵士の人に訊いてみると、「実はそうなんだ」という返事。ボーイング747の前身にあたるのだとのこと。
驚いたのは、コクピットの中に入ると、ストロベリーのチューインガムのような香りがしたこと。こういうとこにろも匂いをつけて装うところ、いかにもアメリカらしい。
航空ショーは、C-130輸送機からのパラシュート降下訓練のデモ。高度1000フィート上空から機体後部を開き、そこからパラシュートを背負った兵が1人ずつ飛び降りていく。すると、つぼみのようにしなっとしているパラシュートがバッと花開く。あとは、ヘリコプターを上空でホバリングさせ、そこから地上にロープを垂らし、そのロープを伝って1人ずつ兵を地上に展開するデモ。日頃の訓練の賜物なのだろうけど、米軍の活動を少しでも日本人に理解してもらおうという姿勢が感じられた。
やはり、なんといっても、生の「アメリカ」が体験できるというのが、何よりの楽しみである。食べ物、飲み物、みんな日本向けに輸入・加工したものではなく、アメリカ人が普段接しているものそのままである。品質的に必ずしもすべて日本製品より優れているというわけでもなかろうが、やはり舶来品、というかアメリカ製品、もっといえばアメリカ文化というのは、我々にとって憧憬を抱かせるものである。
兵庫県の三田というところに、「ワシントン村」という住宅街がある。北米の輸入建材で立てられた住宅が並び、まるでアメリカ映画のような街並みを演出している場所である。先日、帰省を利用して行ってみたのだが、なんというか、やはり日本人のための住宅街ということで、何もかも100%アメリカ式ではなく、どことなく中途半端な印象が拭えなかった。特に「マーケット」。建物は輸入建材だが、中に入るとそこらの市場と全然変わんないじゃん。せめて麻布にあるようなナショナルマーケットか、コストコあたりを入れて、米ドルも通用させるようにでもすれば、アメリカ気分が味わえるのに。
そういうのに比べれば、今回の横田基地は、実際にアメリカ人が生活している場所だけあって、アメリカ文化を肌で感じることができた。ただ、基地が開放されるのは年に数回しかなく、それ以外の日は一般人はオフ・リミットなのだ。
どこか他に、アメリカを感じさせてくれるような場所はないだろうか……。
「アメリカに行け」ってか; たしかに……。 -
ついにDVDマルチドライブ
いつHDがクラッシュするとも知れないうちの怪しい自作PCをバックアップするために前々から欲しかったDVDマルチドライブを、昨日給料が出たついでに買ってしまった。
単にバックアップだけならDVD-RWの書き込みができれば十分なのだが、うちのHDDレコーダーはDVD-RAMの読み書きができるようになっていて、できればPCと連携できるとうれしいので、DVD-RAMも読み書きできるドライブがあるのが望ましい。加えて、今はやりのDVD+RとかDVD+RWなども読み書きできると何かと使いでがあるかもしれないので、DVDマルチドライブを念頭に置きながら有楽町のビックカメラに向かった。
Panasonicの内蔵型 DVDスーパーマルチドライブLF-M721JDが20,790円(税込)。DVD-RAMの書き込みが最大5倍速、DVD±Rが最大8倍速、DVD±RWが最大4倍速で行えるというスグレモノだ。思わず財布のひもが緩みかけたが、こらえてその横に積んである16,800円ぐらいの同じPanasonicのDVDマルチドライブ(品番忘れた)を検討する。こちらは書き込み速度が遅く、DVD-RAMの書き込みが1倍速、DVD±Rが最大4倍速ぐらいだったような……こちらでも機能的には十分なのかもしれないが、どちらとも選びかね、結局どちらも買わずにビックカメラを後にし、ソフマップへ。
こちらでは、BUFFALOの同等の機種DVM-RD16FBが16,800円(しかも期間限定で2,000円引きのクーポンがついているので、実質は14,800円)。読み書き速度はLF-M721JDに比べて若干遅いものの、実用的には何ら遜色ない。こちらで十分だと思い、買ってしまった。まあLF-M721JDを買うよりも6,000円ほど安く買えたのだし、けっこう良い買い物だったんじゃないだろうか。
さあさっそく動画をいっぱい焼きまくるぞーーー(爆) その前にDVD-Rを買わなければ(^^;) -
蔵出しニュース
テレビ朝日の系列会社、テレビ朝日映像が「ViViA蔵出しニュース映像館」というサービスを実施している。これまでは番組制作者向けに検索サービスを細々とやっていたのを機能拡張して、戦前のニュース映画「朝日世界ニュース」をデジタルアーカイブ化して一般にも無料でストリーミング視聴できるようにしたとのこと。
メールアドレスと氏名・会社名・電話番号を登録するとログインアカウント(メールアドレス)が生成され、次回からそれを使ってログインする。検索・視聴だけなら無料とのこと。日中戦争の時代やナチスドイツの台頭する時代などのニュース映像でノスタルジックな感慨にひたるだけならこれで十分かと。
ちなみにこのサービス、NTTコミュニケーションズの技術サポートによるもの。
URLはhttp://kura.tv-asahipro.co.jp/FilmLibrary/ -
ゴールドラッシュ
アテネ五輪での日本の調子がいい。開会2日目の柔道での谷亮子、野村忠宏両選手のダブル金メダルを皮切りに、北島康介(水泳)、谷本歩実(柔道)、体操男子団体など、相次いで金メダルを獲得している。男子サッカーは不本意な結果だったが、女子のサッカーではそれを補って余りある好成績である。
僕が覚えている最も古いオリンピック大会は、20年前のロサンゼルスオリンピックだ。このオリンピックは悲喜こもごも、いろいろな選手たちのドラマが多かったことで印象に残っている。周囲からのプレッシャーに泣いた選手、調整の不具合のために本番失速した選手など、惜しいところで大舞台を落とした人たちが多かった。
そのころに比べ、今の日本選手は大舞台のプレッシャーにも強くなり、また強化方法も進化してきたということもある。メダルの取りこぼしが少ないという点では、大きな進展といえる。
金メダルを取った谷亮子選手は、僕の地元だった兵庫県西宮市の市民だという。市はさっそく谷選手に市栄誉賞を贈ることを決めたそうだが、授賞式の場に
この選手も一緒に並ぶことを期待しているのだが。
※このほかの西宮市ゆかりの五輪代表選手は次のとおり。みんなまとめてメダル取ってくれると、うれしいかな。
★谷佳知選手(野球代表、谷亮子選手の夫)
★清水直行選手(野球代表)
★竹下佳江選手(バレーボール代表) -
20分の儚い夢
お盆休みを利用して、実家に帰省していた。16日に京都に行ったので、ついでにこの日行われる有名な五山送り火(いわゆる、大文字焼き)でも見ようということにした。
送り火の点火は午後8時からということ。終わりの時間は明記されていなかったが(地元の人に聞いても、わからないとの返事だった)、まあ観光用のイベントでもあることだし、10時ぐらいまでは続くんじゃないだろうかと勝手に思い、四条河原町の居酒屋で9時ごろまで適当に時間をつぶしてから、四条通りの鴨川べりに繰り出した。
ところが、鴨川の上流の山のほうを仰ぎ見ても、どこにもそれらしき送り火は見当たらない。周りには送り火を見にきたと思われる浴衣姿の人たちが溢れているというのに、誰も送り火には関心なさげのようだ。
見物スポットがもっと別の場所にあるのかもしれないと思い、近くの駅の駅員さんに送り火を見られる場所はないか訊いたところ、「送り火? もう終わっちゃいましたよ。マキをくべるだけですからね……20分ぐらいで終わっちゃうんですよ」
呆気に取られてしまった。
確かによく調べずに行ってしまったのが悪いのだが……それにしても、全国的に有名な年一度のイベントが、たった20分とは、余りにもさびしいな……。
しかも時間つぶしに立ち寄った居酒屋というのが、アラビア風の宮廷を模したところで、かといってアラビア料理が出てくるわけでもなく、アラビアンナイトのコスプレをしたおねーちゃんが
「ご主人様、いらっしゃいませ~」
などと言って出迎えてくる。
注文を聞きに来るときにも、呼ばれて出てくるたびにいちいち「ご主人様、お呼びでしょうか」などと言うのだが、そんなこっぱずかしい演出はいらないから、席の照明をもっと考えてくれ~と言いたかった。暗くてメニューも見えやしなかった。
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人間讃歌 アテネ五輪
「Welcome home――」というスローガンのもと、ギリシャのアテネにオリンピックが戻ってきた。19世紀後半、普仏(独仏)戦争の大敗などにより疲弊したフランスの国力と誇りを復活させるために、ピエール・ド・クーベルタン男爵が英国を視察し、青少年の教育に英国式のスポーツ教育を取り入れたこと、それと同時に、この時代にギリシャのオリンピアで古代五輪遺跡が本格発掘され始めたことから、そのブームに乗って1896年にアテネでオリンピック大会を復活させた。それ以来、オリンピック会場は4年ごとに世界各地に舞台を移していたのだが、それが今年、108年ぶりにアテネの地に戻ってきたのである。
オリンピック会場の工事の進捗が遅れに遅れ、一時は開催自体が危ぶまれた時期もあったが、無事に開会式にまでこぎつけることができたようである。
開会式はいかにもギリシャらしいというか、荘厳で格調に満ちたもののように思われた。なかでも印象に残った演出は、紀元前何千年も昔からのギリシャの歴史を、古代から現代まで、その時代時代の人々の衣裳を使って、順を追って紹介していく。その歴史絵巻は、ヒトゲノムが解読された現代を象徴する、DNAを意味する螺旋模様の演出で終わる。
あくまで人間を中心に据え、人間の歴史を紹介していく姿が、ギリシャらしい。これが日本人だったら、まず人間をとりかこむ自然の姿の移り変わりをメインにし、クライマックスは地球!環境!を訴えかける内容になっていたのではないか。人間とは何か、そのありようを考え続けてきたギリシャ哲学の重鎮・ソークラテースやプラトーンなどを輩出してきたギリシャならではの演出だと思う。
近代オリンピックも100年以上の歴史をもつようになり、クーベルタン男爵の当初意図する理念とは大幅にかけ離れた部分も大きくなってきた。が、ともあれ、表舞台でプレーする選手たちのドラマは、昔も今も変わらない。17日間の熱戦を見守りたい。