Category: Yuki’s Diary 日記

  • 遊機のサイト移転完了

    今週は、DreamHost社のホスティングサービスに申し込んだあと、独自ドメイン「yuki.la」を取得し、サイトの移転が完了した。「yuki.fm」というのも心惹かれるものがあったのだが、fmドメインは少し高かったので、割安のlaドメインにした。「LA」って、ロサンゼルスみたいでかっこいいしね。ホントはラオスの国名ドメインなんだけど……
    ということで、
    Yuki.LAホームページ
    「夜伽草紙」も近いうちに引越ししたいのだが、Movable Typeをどちらのバージョンを使うかで悩み中。ここのコンテンツや、トラックバック項目も引き継ぎたいしね。

  • 「夜伽草紙」引っ越します

    この「夜伽草紙」と、遊機のサイト、そして「ひめみこ*WEB」はロリポップのホスティングサービスを利用しているのだが、そのうち「夜伽草紙」と遊機のサイトだけをアメリカの「DreamHost」というサーバに移転させることにした。せっかくアメリカの銀行のchecking accountと小切手帳を持っているのに全然使う機会がないので、毎月小切手を切ってみたい、という、ただそれだけの理由。
    とりあえず、サーバ移転と同時に独自ドメインを取得し、そのドメインを使ったURLに変更する予定である。「ひめみこ*WEB」はこのままにする。
    Movable Typeも3.0がちらほら出はじめているのだが、バージョンアップするかどうかは未定。だっていろいろライセンスがらみでややこしいみたいだから……。

  • 自動車税

    ゆうべやっと納めてきた。51000円也。
    イタタタタ……。

  • また歳を取ってしまった

    今日から31歳。誕生日おめでとうメッセージをいろんなところから頂いた。感謝感激雨あられ。
    近所のセブンイレブンに行くと、「ラストサムライ」のDVDが売られていたので、買ってきて家で観た。ハリウッド映画らしくアクションシーンは迫力満載で、日本の描写も細かい点を除けばそれほど違和感がなかった。ただ、心に残る作品かと問われれば、そこまで緻密な作りでもなく、まあ「普通の映画」という感じだろう。心を揺さぶられるほどに感動する作品、という意味では「たそがれ清兵衛」のほうがはるかに上だろう。
    ともあれ、渡辺謙、真田広之など日本人俳優の健闘には、拍手を贈りたい。

  • ランキング

    渋谷で、こんなのを見つけた。
    ranking.jpg
    ranKing ranQueen」という店で、世に出ている化粧品、CD、薬から本、ジュース、お菓子などあらゆる商品について、売れ筋のものを独自の基準でランキングし、その上位のものを売っている店である。
    前のほうの「ranking」の「king」に対して、後ろのほうは「queen」をあて「ranQueen」という新語を作っている。そして読み方は「ランキング・ランクイン」と読ませているのが面白い。
    東急グループの店で、「駅機能の見直し」の具現化に向けた、新コンセプトの店舗、という戦略にもとづいたものなのだそうだ。駅というものを情報の受発信の拠点としての位置づけとし、膨大な量の情報の中から取捨選択した「話題」 の提供のためのアンテナショップなのである。
    人気商品をランキングし、流行のものを店頭に並べる。「みんなと同じものが安心」と考える日本人の国民性からみて、ぴったりではないだろうか。

  • 健在

    ブログが最近ご無沙汰になってしまっていた。GWには実家に帰省したりいろいろあって、なかなかPCに向かえなかったのだ。

    とかいいつつ、僕のHPのほうの更新をやっていたりする。とりあえず更新したのは
    ・トップにFlashムービーを追加
    ・「memo」に「TOKYO~聞き書きメモ書き覚え書き~」を復活
    ・「memo」の「英文の句読点の打ち方」を更新
    こんなところ。

  • アッシュベイビー

    金原ひとみ「アッシュベイビー」読了。芥川賞作家の金原さんの2作目である。のっけから超過激な修辞とオゲレツな下ネタ用語が乱舞する。伏せ字にするでもなければ、オブラートで優しく包むでもない。その容赦のなさ、作中の表現を借りるならば、さながら読者のケツの穴にゴムなしでチンコをぶちこんで滅茶苦茶に引っ掻き回しているかのようである。レズ、乳児強姦、はては獣姦……「蛇にピアス」など遥かに上回る激烈ぶりに暫し眩暈を感じる。
    15年ほど前、「赤痢」という京都の女性4人組のインディーズバンドがあった。そのブッ飛んだバンド名もさることながら、歌い方も凄まじく、ドラムスを乱打しながら放送禁止用語をひたすら連呼するといったものだった。まさしく、「赤痢」の歌を思わせるような「アッシュベイビー」。ストレスのたまっている時に読めば痛快かもしれない。
    そうかと思えば、会話文の「」の中を全角22文字で揃え、それを1ページ14行にわたって連続させるといった小技も披露している。ちょっとした遊びのつもりなのだろうが、行末が揃ったページがぽっと現れると「おおー」と感動させられる。言葉を操る作家としてのアピールが、そこにある。
    人に対して心を開くことの出来ないキャバクラ嬢、アヤは、ガキが大嫌い。近所の小学生を見ると、殺意を覚えるほどである。そんなアヤと同居している男、ホクトは、ある日、親戚の子供である女の赤ん坊を引き取ってきて、夜ごと陵辱を始める。アヤは、無垢な赤ん坊を見て、ふと殺意が沸いてくる。しかし、その殺意は、実は自分自身に向けられたものであることに気づく。その赤ん坊は、実は自分自身の投影だったのである。
    そんな中、アヤは、勤め先でホクトの同僚である村野さんという男性に出会い、一目惚れする。しかし村野さんはつかみどころがなく、アヤの気持ちに気づいているのかいないのかわからない。アヤは、村野さんに対する想いをどんどん募らせていき、果ては彼の手で殺してもらいたいとまで考えるようになる。ホクトに陵辱されている赤ん坊のように……。
    村野さんとセックスをし、籍まで入れたものの、殺してもらえるどころか、二人の距離さえ縮まらない始末。アヤは自暴自棄になり、衝動的に近所の鶏を捕まえて頸をへし折ったり、ウサギの耳をちぎったり、勤め先の同僚ホステスをボコボコにぶちのめしたり、見舞いに来た仲間にまで罵声をぶつけたりして、どんどん破滅していく。
    僕は、ふと新選組の芹沢鴨を思った。彼は一度死罪を覚悟して入獄したものの、許され娑婆に戻った。そのあとは死に場所を求めて日々無頼な人生を過ごし、新選組に身を投じたあとも放蕩三昧の生活を送り、最後には近藤勇らに殺されてしまったのだが、死を志向する者が衝動的な破壊行動に走ってしまうということは、ありうることなのだと思った。
    将来に希望をもてない若い人たちの願望は、破滅と死しかないのか。アヤの悲痛な叫びが痛々しく心に突き刺さる。だが、どうすることもできないのが現実なのだ。
    すべてを失ったアヤは、身ひとつで村野さんのマンションにたどり着く。村野さんはシャワーを浴びに行き、リビングに独りぽつんと残される。村野さんの姿が目の前から消え、それとともに、アヤの心は灰となって燃え尽きた。その姿は、あの赤ん坊そのものだった。愛も死も懊悩も何も認知できない、何もない世界、否、これらを超越した高いステージの世界へと解き放たれたと考えるべきなのかもしれない。
    作品は、文の途中でぶつ切りになった状態で終わっている。その続きがどう綴られるのかは、読者一人一人にゆだねられている。

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  • 長崎殺人事件

    HDDレコーダーに録画していたTBS月曜ミステリー「浅見光彦シリーズ 長崎殺人事件」を見る。先週のフジ「ユタが愛した探偵」とのガチンコ勝負。その勝負の行方は……
    浅見光彦の演技:沢村一樹の演技は安定し、榎木孝明に次いで浅見光彦のイメージに近かった。 → TBSの勝ち
    ヒロインの演技:宝生舞はセリフの棒読み調子が気になった。知念里奈は出身がドラマの舞台と同じ沖縄だっただけに、キャラを上手に演じ切れていた。 → フジの勝ち
    ストーリー:フジは前作「しまなみ海道」ほどではないにせよセリフの語尾途中省略が気になった。また原作を2時間に押し込めようとするあまりセリフとセリフの間が異様に短く駆け足で物語が展開していく印象だった。その点TBSのほうは演出も自然でセリフにも適度な間があった。ラストシーンは、フジのほうが心を搏つ演出だった。 → 引き分け
    ということで、総合結果は引き分け。 

  • ユタが愛した探偵

    フジ「金曜エンタテイメント 浅見光彦シリーズ ユタが愛した探偵」を見る。中村俊介の浅見光彦5作目。
    劇団出身者ではない中村俊介の演技は相変わらず見るところがなかったが、ストーリー的には3週間前の「しまなみ……」に比べれば遥かに良い。ヒロインと浅見の最後の別れのシーンが心に余韻を残させる。
    来週の月曜日はTBSが「浅見光彦シリーズ 長崎殺人事件」をガチンコでぶつけてくる。浅見対決一本勝負、どちらに軍配が上がるだろうか。