Category: Middle East 中東情勢

  • The words of the year 2023 / 2023年のキーワード

    The words of the year 2023 / 2023年のキーワード

    日本文が後ろに続きます。

    It’s time to wrap up the words of this year. As I do every year at the end of the year, I’m looking back at what has happened to me and what I have encountered over the past year, and I’m listing them up in a few short words.

    The words of 2023 are flight simulationfitnessTOEIC, and voice recognition.

    Flight Simulation

    As I wrote in the past entry, I’ve enjoyed flight simulation since I bought a gaming PC with Microsoft Flight Simulator 2020 installed, a control yoke, thrust levers, and rudder pedals. I’ve continually downloaded and used terminal and en route charts and documents provided by the Federal Aviation Administration and Japanese aviation authorities. I flew a Cirrus SR22 in the early stages to learn the flying basics. Several months later, I changed the plane into a Beechcraft G58 Baron twin-engine airplane to develop advanced flying skills. These days, I fly Boeing 787 Dreamliner between airports, both in Japan and the United States. 

    Fitness

    As I turned 50 this year, I had more and more opportunities to feel testosterone deficiency. Reading that strength training was the best way to supplement it, I decided to join a fitness gym and begin training regularly. I had several fitness gym chains nearby to choose from. Out of those gym chains, I decided on Anytime Fitness and became a member since I was attracted to it having franchises worldwide. Members who have been members for over a month can enter and train at any Anytime-Fitness-branded gym worldwide. Since I joined, I have sometimes used several different Anytime Fitness gyms besides what I usually use, from a gym a little farther from the home-ground gym to that in my homecoming prefecture and that in Taipei.

    Of course, training once or twice a week for about six months is far from the muscular body of a bodybuilder, but it seems to be compelling enough that my shoulders, arms, chest, and thighs look a little tighter, and I no longer find it hard to climb stairs. 

    However, I have been overeating after workouts and have gained weight, and my body fat rate has gotten much worse, so it seems that a different approach is needed to improve these things.

    TOEIC

    The TOEIC stands for the Test Of English for International Communication and is one of the standardized English tests administered by the Educational Testing Service, a New Jersey-based non-profit organization, to measure English proficiency, mainly in business situations. The TOEIC L&R test is a listening and reading test on paper and one of the most well-known English tests, particularly for Japanese and Korean businesspeople, as an indicator of English proficiency for better or worse. It measures test takers’ performance in listening and reading sections. Their performance in each section is shown as scores ranging from 5 to 495 points, and total scores range from 10 to 990 points. The higher the scores they take, the better their English ability. If you have 900 points or more, at least traditional Japanese companies like the one where I currently work would evaluate you as a high English performer.

    My highest score so far is 915 points, which I earned in 2017, but the score is so old that I need more recent scores. I took the test several times in the last two years, all with scores hovering around 830 to 895 points, except the 900 points I got this October. The reason why I can’t take 900 points or more so often is apparent. It is because of my lack of listening ability. It would be imperative to make my lifestyle more “English-oriented” to get more used to English.

    Voice Recognition

    I joined a new service development team for AI-based voice recognition services in July of this year. I never knew the team members before joining the team, but the job in this team is a new and exciting challenge. 


    2023 is the year when the COVID pandemic ended, authorities lifted many restrictions and mandates, and people regained more freedom to participate in activities nationwide and overseas. Although unrest is still underway in several places worldwide, I hope people will be happier with many good things next year. 


    今年のキーワードをまとめる時が来ました。毎年年末にしていることですが、今年あった出来事を振り返っていくつかのキーワードにまとめています。

    2023年のキーワードはフライトシム、ジム、TOEIC、職場異動です。

    フライトシム

    過去のエントリーにも書いたように、ゲーミングPCと操縦桿とラダーを買ってMSFS2020をインストールしてフライトシムを楽しんだ1年でした。FAAや日本の航空当局が出しているターミナルチャートやエンルートチャート、その他のドキュメントなどをダウンロードしてフライトに使ったりしました。最初はシーラスSR22で数ヶ月、操縦の基礎を身につけ、そのあとはビーチクラフトG58バロンの多発機の飛行、今では主にボーイング787ドリームライナーを使って日米で空港間のフライトをやってます。

    ジム

    今年50歳になり、テストステロン不足を感じる機会が増えてきました。テストステロンを補うには筋トレがよいと読んで、ジムに通ってトレーニングをしようと思い立ちました。ジムのチェーンはいくつかあったんですが、結局、世界中にチェーン店があるエニタイム・フィットネスに決め、そこの会員になりました。メンバーになって1ヶ月たつと世界中のどのエニタイム・フィットネスにも入ることができるようになるので、自分のホーム以外の、近隣のところから実家の近くや台北にいたるまでいろんなジムに立ち寄ってトレーニングしたりしました。

    もちろん週1〜2回で半年ぐらい通ったところでムキムキのボディには程遠いですが、肩や腕、胸、太もものあたりが少しなりとも引き締まってきたような気はします。あと階段を登るのがあまり苦にならなくなったというのもあります。

    ただ、トレーニング後についつい食べ過ぎてしまうので、体重が増え過ぎて体脂肪率も増えてしまったので、それの改善は別のアプローチが必要そうです。

    TOEIC

    日本と韓国ではTOEICが良くも悪くも英語力の指標として見られるので、私は最高915点取ったことがありますが、2017年のことでちょっと古いので、最近のスコアを得ようと何度か受けていました。

    2年ほど受けて、1回だけ900点に達したものの、あとはだいたい830〜895点あたりをうろうろする状態です。原因は明らかで、リスニングが弱いことです。生活習慣を「英語化」して英語に慣らさないとだめそうです。

    音声認識

    この7月から新しいミッションをいただき、AIベースの音声認識サービスのサービス企画業務のチームに加わることになりました。チームメンバーは知らない人ばかりでしたが、内容は楽しそうなので期待しています。


    今年はコロナもようやく終息し、規制や義務も解除されて、人々は国内外で活動する自由を取り戻した年でした。世界では不穏な動きも散見されますが、来年はさらにみんな良いこといっぱいの幸せな年になるよう祈ります。


    The words of each year are summarized in this table.
    これまでのキーワードを以下の表にまとめました。

    YearWords キーワード
    2023flight simulation; fitness; TOEIC; voice recognition
    フライトシム、ジム、TOEIC、音声認識
    2022web3; Ford Focus; gout; pilotage
    web3、フォードフォーカス、痛風、飛行機の操縦
    2021Google Maps; Yurie Omi’s resignation; Tokyo Games; death games
    グーグルマップ、近江友里恵卒業、東京五輪・パラリンピック、デスゲーム
    2020Synapusyu; the handgun; computer programming
    シナぷしゅ、拳銃、プログラミング
    2019Hokkaido; Mercari; Grand Cherokee
    北海道、メルカリ、グランドチェロキー
    2018cashless; Japanese language; comeback
    キャッシュレス、日本語、復帰
    2017Yurie Omi; NHK; shingles; English exams
    近江友里恵、NHK、帯状疱疹、英語の試験
    2016traveling to places in Japan; mapping; Jeep
    国内移動、地図作り、ジープ
    2015Maine, United States; Estonia; transfer of workplace
    アメリカ(メイン州)、エストニア、職場移動
    2014England; Android
    イギリス、アンドロイド
    2013Ayurveda; Korea; high school alumni; Tsuyoshi Takashiro
    アーユルヴェーダ、韓国、高校の同窓生、高城剛
    2012Oji; the mahjong; the flight attendant; Facebook
    王子、麻雀、CA、フェイスブック
    2011the car; the British culture; China
    クルマ、イギリス文化、中国
    2010Taiwan, Singapore, and Malaysia; iPhone; the credit card
    台湾・シンガポール・マレーシア、iPhone、クレジットカード
    2009office position change; MacBook Pro; JR Seishun 18 Ticket
    職場異動、MacBook Pro購入、青春18きっぷ
    2008England; Fukagawa
    イギリス、深川
    2007changing my car; visiting Hawaii
    クルマの買い替え、ハワイ旅行
    2006the US stock; the mutual fund
    アメリカ株、ミューチャルファンド
    2005darts; the GSM and WCDMA mobile phone; visiting Hong Kong again
    ダーツ、GSM/WCDMA携帯電話、香港再訪
    2004the blog; Asian countries (Singapore and Hong Kong); the GSM mobile phone
    ブログ(文芸業界)、アジア(シンガポール、香港)、GSM携帯電話
    2003the airplane; the musical
    飛行機、ミュージカル
    2002America
    アメリカ
    2001getting a flat within the Tokyo metropolitan area; a position change at the office; Soarer
    都内一人暮らし、職場の異動、ソアラ
  • 合掌 香田証生さん

    数日前にイラクでザルカウィ一味と思われるグループに捕らわれ人質となって殺害された香田証生さんの最期の瞬間の映像が、犯人グループによってネット上にアップされた。
    http://www.almjlah.net/vb/showthread.php?t=2179
    http://www.ogrish.com/
    http://www.ogrish.com/a/shosei_koda_beheading_video_on_american_flag.html
    かなり残酷な映像なので、全ての人に見ることはあえてすすめないが、日頃平和ボケしていてイラク情勢もゲーム感覚で見てしまいがちな我々にとって、戦争とは、テロとは、等々、色々と考えさせられた。散々言われて頭では分かっているはずの「イラクは危険」という言葉の意味が、この映像を見ることによってあらためて肌身にしみた。
    およそ人間の所業とは思えないテロリストたちの行為には憤りを禁じ得ないが、それが実際に行われたという事実、そして、今も世界のどこかで現実に似たようなことが繰り返されているということには、目を背けてはならないと思った。
    今回殺された香田さんは、いわゆる「自分探し」のためワーキングホリデー制度を利用してニュージーランドに渡り、そこから中東経由でイラクに入ったのだという。「今イラクで現実に何が行われているのか見てみたい」と周囲に語っていたのだそうだ。
    周囲が止めるのもきかず危機感なしにイラク入りした軽率さを責めるのは簡単だ。しかし、香田さんは、テロの犠牲者であると同時に、ちまたで流行りの「自分探し」の犠牲者ではないか、という見方もある。若い人が将来の希望を持てない、自分を見つけられない、生きる意義を感じられない、そういうものを与えることができなかった日本の社会、日本の教育の問題点、などを考えると、第二第三の香田さんが出てきても不思議ではない、と感じた。
    あらためて、香田さんの冥福をお祈りしたい。

  • イラク 人質解放に寄せて

    イラクで人質として約1週間拘束されていたカメラマン、ボランティア、フリーライターの3人が、昨日無事に解放されたというニュースが入った。拘束当初は目隠しをされ、後ろから銃を突きつけられているショッキングな映像が流されたために日本中がやきもきさせられたが、あれは犯人グループが政府を効果的に脅すために演出しただけのようで、実際には民家を転々としてホテル暮らしよろしく厚遇されていたそうだ。
    この事件は自衛隊をイラクから撤退させるために人質たちが自作自演したものだ、などという説もまことしやかにささやかれるほどだ。“人質”たちが常日頃から自衛隊イラク派遣反対を唱えていたこと、ボランティア&フリーライターが所属していたNPO団体が筋金入りの極左組織で、朝鮮労働党の下部組織とのつながりまで噂されていること、彼らが拘束され目隠しをされていたとき、犯人と身振りで会話するなど余裕の態度を見せていたこと、“人質”の家族たち(特にボランティア&フリーライターの兄弟姉妹たち)が東京での会見で事あるごとに自衛隊撤退を電波ゆんゆんで訴えていたこと、解放時に“人質”たちの顔に無精ヒゲひとつなくキレイに剃られていたこと、などなどの事実がそれを裏付けていると、この説の支持者は主張している。真実はどうあれ、ともかく今は3人とも命が助かったことだけを喜びたい。
    政府の退避勧告を無視して丸裸で危険地域に飛び込んでテロリストに捕まって日本中を騒がせ、あげくの果てに救出に何十億円も国民の血税を使わせた三馬鹿トリオがこれからみっちりと油を絞られるのは当然のことだが、気になるのは、これを機に、政府が出している退避勧告に法的強制力をもたせ、特定地域への渡航を禁止する法規制を加えようという動きがあることだ。このように、一部に馬鹿が出ると、「何度言っても国民は思い通りにならない。全体的に法の網をかぶせて規制してしまえ」という発想に陥り、くだらない規則が増えていく。
    一部の人間の不行跡のせいで全体に規制を加えるのは日本のお上の典型的なパターンだが、そろそろこんな発想はやめにしてはどうか。一人前の大人の行動までいちいち規制するのは余計なお世話というものである。政府自身も、一般人のイラクへの入国は「自己責任」だと言っているではないか。危険地帯に足を踏み入れて、そこで命を落としたとしたら、それは自分が悪い。ソマリアやリベリアの戦場の従軍カメラマンだってそうじゃないか。イラクだけ例外的に取締りを強化しようとするのは、その裏に怪しげな政治的意図が見え隠れしていると勘ぐりたくなる。
    新聞がこぞって彼らを批判しているのも疑問だ。自社の報道記者を引き揚げさせ、フリーのカメラマンや記者に情報を頼っているのは、ほかならぬ自分たちではないのか。敢えて自らの危険を顧みず取材しに行った彼らから情報を買って記事を作っている報道メディアに、彼らを非難する資格があるのか。
    あと、人質の家族の会見での態度を批判するだけならともかく、中傷電話や脅迫状が多数舞い込んだことも、日本人の民度の低さを示しているようで残念だ。確かに今回の人質たちの行動は軽率だったかもしれないが、少ない情報の中その安否を気遣ってナーバスになっている家族たちを叩くような行為は、厳に慎みたい。若い弟妹たちの感情的な発言に不快感を抱いたことがあったのは確かだが、「死ね」などと書いてよこしたり、仏具の「チーン」という音だけの電話をかけられなければならないいわれがどこにあろう。
    今この時期にイラクに行こうとすることは、「不倫」と同じようなものだと考えるとわかりやすい。つまり、周りに迷惑をかけることも折り込み済みで自分で全責任が取れるのであれば、勝手にやって構わない。それができないのならするな、ということだ。そしてそれによってトラブルに巻き込まれたとしても、国は助けてやる必要などない。もともと国のアドバイスなど聞かずに行動した人がたとえ政府によって助けられても、関係者の不眠不休の奔走に感謝するどころか、傍迷惑なことをされたぐらいにしか思っていないのだから。