Category: Yuki’s Diary 日記

  • COSTCO体験記

    アメリカのホールセールストア、COSTCO(現地読みでは「コスコ」、日本では商標登録の関係上「コストコ」となっている)が日本にもあって、会員になると中に入ってアメリカ製品などが安価で買えるという話を聞いていたので、さっそく多摩境にあるストアに行ってみた。家から車で約40km、所要時間約2時間。

    建物の2階部分にある駐車場にソアラを置き、そこから1階の入口まで下りる。入口から先はメンバーシップカードがないと入ることができない。さっそく、メンバーシップの入会申し込みをする。

    入口で書類を書き、それを持って出口側から中に入り、カウンターでSIGN UPの手続き。店員の女性が書類を受け取り、何やらコンピュータに入力したあと、写真撮影。そのあと年会費4200円を払うと、すぐに写真入りのメンバーシップカードが発行された。このカードは英語で印字されており、世界中どこのCOSTCOでも有効とのこと。それを持って一旦建物を出て、入口に立っているスタッフにカードを提示すると、晴れて店内に入ることができた。

    建物全体に、甘ったるい独特の匂いが漂っている。これは、僕が以前ワシントンに行ったとき、空港や地下鉄の駅で嗅いだのと同じような、まさしく「アメリカの香り」である。

    ホールセールショップなので、商品はダンボールのまま無造作に積まれているだけで、味もそっけもない。商品の案内図もないので、どこの場所にどんな商品が売られているのかも、自分で歩いて探さなければならない。人件費や広告費などが徹底的にカットされている。

    店内ではアメリカンサイズの巨大なショッピングカートを押して歩くのだが、人が多いので、ぶつからないように歩くのにかなり気を遣う。おまけにガキがチョロチョロ動き回っているのがウザイ。

    とりあえず初回ということで、買い物はあとまわしにして、店内の探検(笑)から始めた。品揃えは、ロレックスの腕時計から、家電製品、潜在、キッチン用品、衣料品、食料品、飲料水、酒、化粧品、洗面用品など多岐にわたっており、生活に必要なものはすべてここでまかなえそうなほど。売られている単位が、シャンプー1ガロン、ミネラルウォーター2Lペットボトル16本セット、柔軟剤5.3Lのボトル2本セットなど、単身者としてはいささかもて余しそうな感がしないでもないが、何人かで一緒に買いに行ってあとで分けるなど工夫すれば対応できなくもない。

    値段は高いのか安いのか比較対象がないので判断できないが、同じ輸入品メインに扱っている麻布ナショナルマーケットなどと比べると単位分量あたりの単価に換算すれば遥かに安いと思われる。ただ単身者にはナショナルマーケットのほうが使いやすいと思われるが。

    とりあえず、僕はDOVEの石鹸12個パック、靴下4足セット、Ziplocのプラスチック密閉容器27個セット、そしてベーグル12個を買った。数だけみればものすごい量のようだが、ショッピングカートに入れると見劣りするほどの少なさに見える。周りの人を見渡すと、カートに商品を満載して歩いている人が多かった。そんなにたくさん買って何に使うのだろうか。

    商品はレジに通して精算しレシートをもらうのだが、COSTCOにはさらに独特のシステムがある。それは、建物の外に出るとき、出口に立っているスタッフにレシートを見せるのである。レシートの記載内容と実際に買った商品とを突き合わせ、それが一致していて初めて建物から出ることを許される。

    これは一見かなり感じ悪いように思われるのだが、実はこのやり方は画期的で非常に合理的であることに気付いた。普通のスーパーでは、商品をカートに詰めてレジを通すと、そのあとはカートから出して袋詰めする。精算の済んでいない商品をレジの外に持ち出すことは許されない。

    ところがここでは、レジの外にフードコートがあり、買い物途中に食事がしたくなれば、商品の精算前でもレジの外に出てかまわない。また精算が終わったあとで買い忘れたものがあったら、カートごとか、またはカートをその場に置いて、再度買い直しに行けばよい。建物の中から出る前にとにかくどこかで1回レジを通せばよいのだ。

    また精算の済んだ商品をカートに入れたままカートを置いてその場を離れても、買った商品を盗まれる心配がない。もし仮に盗まれたとしても、盗んだ人はその商品に対するレシートがなければ出口から出ることができないからだ。そのため、フードコートに行くにも、いちいち巨大なカートを引っ張りまわさなくても、そこいらに置いたまま身軽に動くことができるのだ。このシステムには感心した。

    このような会員制のホールセールショップといえば、昔神戸に「Kou's」という店があって、一度会員になったことがあるのだが、売り方やシステムはCOSTCOとよく似ているものの、売られている商品が日本の他のスーパーや家電ショップで売られているものと変わらなかった。システムだけアメリカの真似をしただけで、売っているものはわざわざ年会費を払ってまで買いに行くほどのものでもなかったので、どこか中途半端な印象をぬぐえなかったのだが、COSTCOは純粋にアメリカのホールセールショップで、売られているものもアメリカ製品が多い。その点で、他社と差別化できるのではないだろうか。

    最後に、麻布ナショナルマーケットとの比較表を作ってみたので紹介しておきたい。

      COSTCO(多摩境店) 麻布ナショナルマーケット
    場所 郊外 都心
    客層 普通の中流家庭の家族連れ(子連れ多し)
    米軍基地が周辺にあるので、米軍関係の家庭の人たち
    大使館関係者
    ちょっとセレブ(?)な人々
    (子供はあまりいない)
    会員制度 年会費4200円
    非会員は建物内にも入れない
    会費無料
    非会員でも買い物可能だが、会員になるとポイント特典や割引特典などがあり
    売り方 ケース単位での販売
    出口でのレシートチェックあり
    通常の日本のスーパーと同じ
    品揃え 時計、家電製品、コンピュータ、キッチン用品、バーベキュー用品、洗剤、食料品、飲料水、酒、事務用品、衣料品など幅広く 食料品と生活用品がメイン
    衣料品や大型家電などは売っていない
    値段 比較的割安 会員価格はあるものの比較的割高
    単位 ケース単位、複数個パック単位
    バラで売っているものはあまりない
    1個単位で購入可能
    クレジットカード AMEXまたはCOSTCO オリコカードのみ使用可能AMEX(セゾンなどの提携AMEXカードも可)またはCOSTCOオリコカードのみ使用可能(2004/11/9修正) 主要なカードはすべて使用可能

    ちなみにCOSTCOはこの多摩境店のほかに、千葉の幕張、兵庫の尼崎、福岡の久山というところにある。また10月から横浜の金沢シーサイドにもオープンする予定。

    【参考】

    コストコ(多摩境店)へいこう
    コストコホールセールお買い物歴
    コストコまま*クラブ
    おでかけモニター報告!(コストコ・ホールセール幕張)

    Technoratiタグ: | |

    (more…)

  • ホームパーティー

    大学時代の同級生だった、関西に住んでいる友人が、このたび用事があって上京するということで、彼と僕、そしてもう1人大学時代の仲間と、合わせて3人で集まることにした。
    もう1人のほうは、去年結婚して、今年の7月に川崎市多摩区に一戸建てのマイホームを購入したとのことで、その家に、関西の友人と僕を招いてくれることになった。
    緑に囲まれた閑静な住宅街に建つその家は、新築の木の匂いがまだ残る、こじんまりした中にも家庭の温かみの感じられる造り。そこの3階部分に4畳ほどの広さのバルコニーがあり、そこにバーベキューセットをしつらえてたこ焼きパーティーをした。
    奥さんは風邪で寝込んでしまったとのことで、男3人だけのホームパーティー。野郎同士でつるむのも久しぶりだったが、近況報告や業界談義に花を咲かせながら気楽なひとときを過ごさせてもらった。
    「これで懲役35年、執行猶予ナシだよ……」と彼は苦笑する。その背中には、これから一家を構えて家庭を担っていく者の責任感が感じられた。かたや、相変わらず結婚のアテもなくフラフラとしている自分。同じ学年というのにこの彼我の差を思い知らされ、胸の締め付けられる思いがしたのだった。

    Technoratiタグ: |
  • 冷蔵庫

    2週間ほど前から家の冷蔵庫のモーター音がうるさくなり、夜も目が覚めてしまうほどになったので、新しいのを買うことにした。
    今まで持っていたのは、3年前に買ったSHARP製の140リットルの1人暮らし仕様のもの。今度買うときは、将来いつ2人になってもそのまま使えるようにという観点から、200リットルクラスのものにしようと考え、比較的安かったのと冷凍室の広さから、LGジャパンのLR-B21LPにした。ボトムフリーザータイプで、冷蔵室124L+冷凍室86Lの合計210Lである。
    ビックカメラで、リサイクル料+送料込みで48930円也。もちろん、ボーナス一括払い(笑)。
    今日、モノが届いた。これまでのよりも広くなって使いやすくなったのだが、冷やすものが何もないことに気づいた・゚・(ノд`)・゚・

    Technoratiタグ: |
  • HALF A SIXPENCE

    僕がホームページ作成にかかわっている劇団A Musical Noteの主宰、三枝幹音サンが非常勤講師として勤務している國學院栃木高校の文化祭が昨日と今日の2日間開かれ、三枝センセイがダンス指導にあたっているミュージカル部の公演がその文化祭期間中に行われるということで、それを見るために栃木までソアラを走らせてきた。

    題目は、1968年にTommy Steele、Julia Foster主演の映画にもなった「Half a Sixpence」。あらすじを簡単に説明すると、イギリスのとある孤児、Arthur Kippsは、Shalford氏の経営する洋服店の見習いとして働いている。Ann PornickはKippsの幼なじみで、互いに愛を誓い合っている仲なのだが、最近なかなか会う機会がない。そこでKippsは6ペンス硬貨を半分に割り、その片方を、離れていても自分のことを思い出せるように、いわゆる「愛の印」としてAnnに渡していた。

    ある日、Kippsは祖父の遺した莫大な遺産を相続することになる。たちまちにして大金持ちとなったKippsは、今まで想っていたAnnを捨て、地元の令嬢、Helen Walsinghamに走る。Kippsは身なりを変え、上流社会に溶け込もうとする。Kippsのことを愛していたHelenもまた、Kippsと婚約して彼を改善しようとする。Helenの兄は、Kippsの投資顧問として彼の相談役となる。

    しばらくして、Kippsは、Helenの母親の友人であるBotting夫人の屋敷で、そこのメイドとして雇われていたAnnに再会する。Annがそこでひどく扱われているのを見たKippsは、自分の周りにいる人たちの態度や価値観が自分の本来持っているものと異なることに気づく。本当に愛しているのはAnnだということに気づいたKippsは、Helenとの婚約を解消してAnnのもとに戻り、二人は結婚する。

    結婚してからもKippsは金に糸目をつけず大きな屋敷を建てようとしていたのだが、Kippsの資産を運用していた投資顧問であったHelenの兄が、あるとき投機に失敗して大損を出し(ミュージカル部の公演では「兄がKippsの資産を持ち逃げした」ということになっていた)、Kippsは一文無しになる。Kippsは屋敷を売らざるを得なくなるのだが、小さな家に移り、Annと二人、つつましくも温かい暮らしを始める――。

    巨万の富を得るよりも、ささやかな生活の中にこそ真の幸せがある――というのがテーマの作品で、見終わったあとはなんともいえないほんわかした気持ちになったのであるが、飛ぶ鳥を落とす勢いで若くしてたちまち数百億円の資産を得て、「カネさえありゃ人の心だって買えるんだぜぃ!」などといい調子で息巻いている某IT社長氏の行く末は、果たしてどうなるだろうか、と意地悪な考えがふと頭をよぎった。

    *****

    ※ミュージカル部の公演のタイトルでは「HALF A SIX PENCE」と書かれていたが、「6ペンスという金額」ではなく、「6ペンス硬貨1枚」という意味なので(前にAがついてるし)、本来は「SIXPENCE」と1単語にするようである。

  • 靴には気を遣おう

    雨の中、スニーカーを履いて外に出ようとしたら、濡れた地面で足を滑らせて転んでしまった。
    転んだところがちょうど階段のところだったので、階段を2、3段ずり落ちて、段になっているところで腰と腕を強打してしまった。
    幸い打ち身だけで骨などには異常なく、すぐに立ち上がることができたのだが、僕の履いていたスニーカーは安物で靴底のゴムが頼りなかったので、濡れた路面に対しては全く無力だということがわかった。
    これが人気のないマンションの階段だったからよかったものの、家の前の、交通量が多くて歩道が狭い道路の上で足を滑らせて、上半身が車道側に投げ出されたりでもしようものなら、即座に頭を轢き潰されていただろう。
    やっぱり、靴はケチっちゃダメだということだ。命にかかわる。

  • リヴィン orz

    大泉学園のリヴィンオズまで夕食を食べに車で行ってきた。
    5階レストラン街の、ある店に入って、定食を注文する。1000円台のメニューが並ぶ中、800円の品があったので、そっちのほうをオーダーした。
    けっこう可愛い目の20歳ぐらいのウエイトレスさんが2人、忙しそうにホールを立ち回っていたのだが、そのうちの1人が、食事を運びながらホールを小走りでやってきて、右にターンしようとして、足を滑らせて転んでしまった。そのときどこかを強打したらしく、両膝と両腕をついた orz の体勢のまま動けなくなってしまった。
    その場所がちょうど僕が座っているところの真ん前で、じっと見ているだけで何もしないのもアレなので、とりあえず、うずくまったままのウエイトレスさんのところに行って
    「大丈夫?」
    「どこか痛いの?」
    「起き上がれる?」
    などといろいろ訊いてみたのだが、相当痛いらしく、受け答えもままならない状態。右膝を指差して「痛い」というポーズを示すのがやっとで、あとは orz のまま起き上がることも動くこともできず、痙攣するように首を横にガクガク振るだけで、しまいには泣き出す始末。
    こちらは客だし、めったに入らない店の内部の様子など知っているわけないので、どこか休める部屋に連れて行こうにもどうしていいかわからない。とりあえずもう1人のウエイトレスさんを呼び、状況を説明して後を託したのだが、その子にしたって、動けない人に対してどうすることもできず、ときおり声をかけるだけ。他の店員さんも、自分の持ち場を離れられないのか、横目で様子を見ているだけで、特に気にも留めていない。
    そうこうしているうちに、5階の別の店から店員の女性がやってきて、うずくまっていたウエイトレスさんの腕を取って、外に連れ出していった。
    泣くほど痛がって起き上がれないというのは、よっぽどのことなんだろう。骨でも折れているかヒビでも入ってしまったのかもしれない。ちょっと心配なのであった。
    さて食事を終え、駐車券をサービスカウンターに持っていって駐車料金の無料サービスを受けようと思ったのだが、駐車料金が2時間無料になるのはその店で1000円以上買い物をした場合に限るということが分かった。さっきの食事代は800円だったので、無料サービスは適用されない。さっき1000円の定食を選んでおけばと思ったが、悔やんでもしかたないので、そのまま車に乗り、駐車場を出る。
    駐車料金400円。何やってんだか……orz

  • 架空請求

    ついに僕の携帯にも架空請求らしき怪しいメールが来た。

    お客様は有料会員になっています
    このままでは管理センターの移動がありますのでお早めに無料会員への登録変更をお願いいたします
    期限は8/27 金曜日までにお願いいたします
    金曜日確認が取れない場合、管理体制が移動しますのでお早めの登録変更をお勧めいたします
    http://www.***********/
    お客様は旧管理体制のまま今現在無料会員になっていません
    無料会員登録へ変更して下さい
    なお旧会員登録状態では管理センターへ移動します

    (URLは編集)
    「管理センターの移動」って……(プゲラ

  • 亜米利加さんに逝ってきました in TOKYO

    東京の中のアメリカ、つまり横田空軍基地のことである。普段は米軍が使用していて、一般人が中に入ることはできないが、8月21日(土)と22日(日)の2日間、「日米友好祭(Friendship Festival)」ということで、基地の一部を開放して航空機の展示や飛行ショーの実施が行われる。またエプロンや格納庫の一部を利用して模擬店やバンド演奏などのイベントがある。
    開放されるのはJR青梅線の牛浜駅にほど近い、第5ゲートと呼ばれる国道16号線に面したゲートである。
    ゲートの入口のところでものものしいボディチェック。10人ぐらいの監視兵が横に連なり、それぞれの監視兵の前に列を作って並ぶ。自分の番が来ると、監視兵に両手を上に挙げさせられ、金属探知棒のようなもので全身をくまなくチェックされる。大きなバッグを持ってきている人に対しては、チェックしている監視兵が大声で「Bag Check!」と叫ぶ。そうすると、その人はボディチェックの列の前方横にある手荷物検査所に連れて行かれ、カバンを開けさせられて検査されることになる。刃物や危険物を持ち込んでいないかどうかのチェックなのである。入口に、基地内での禁止事項や持込禁止物品などが掲示されており、とても厳しい。
    チェックにパスすると、前方に、木製のボテ車(貨物運搬用の箱型の貨車)を4両ばかり連結させてその先頭部分に牽引車をくっつけた、簡易輸送シャトルバスのようなものが停まっている。100円でゲートから友好祭会場まで乗せて行ってくれるらしい。ただ、牽引車の調子が悪く、5メートルほど進んではエンストし、また5メートルほど進んではエンストの繰り返しで、横を歩いている群衆から、「押してやろうかー?」なんて冗談まで飛び出す始末。それでも、これもまた座興の一部と思えば楽しめる。
    会場に着くと、さっそく模擬店が並び、ピザやらステーキやらハンバーガーやらビール・ソーダやらが売っている。とりあえずハンバーガーとホットドッグとペプシを買って、近くの誘導路の上に座り込んで食べてみる。いかにもアメリカという感じの大味でぱさぱさした食感だったが、これも一興。
    模擬店の奥には、軍で使用している航空機の展示がある。横田基地は空輸つまり兵士や傷病者の輸送をメインの任務にしているので、いわゆる戦闘機はなく、C-130などの輸送機がメインなのだが、それだけだと一般向けには少し地味なので、三沢基地や嘉手納基地などから戦闘機を持ってきて一緒に展示していた。
    Combat plane
    中でも一番人気なのが、旅客機によく似た、KC-135とかいう飛行機。中に入ってコクピットの前に座れるのだが、長蛇の列になっていて、並んでから入るまで1時間はゆうに超えるほどだった。
    機内はさすが軍用だけあって、ナイロン製の簡易椅子にシートベルトがついたものが電車の座席のように壁に沿って横一列に並んでいるだけの殺風景なものだったのだが、傷病者の輸送に使われるだけあって、医療機器が充実しており、さらには新生児を入れる保育器のようなものまで備え付けられていた。
    KC-135
    機体は一般によく見るボーイング747のジャンボジェット機のようで、翼にはエンジンが2基ずつついている。「これはボーイング製ですか?」と近くの兵士の人に訊いてみると、「実はそうなんだ」という返事。ボーイング747の前身にあたるのだとのこと。
    驚いたのは、コクピットの中に入ると、ストロベリーのチューインガムのような香りがしたこと。こういうとこにろも匂いをつけて装うところ、いかにもアメリカらしい。
    航空ショーは、C-130輸送機からのパラシュート降下訓練のデモ。高度1000フィート上空から機体後部を開き、そこからパラシュートを背負った兵が1人ずつ飛び降りていく。すると、つぼみのようにしなっとしているパラシュートがバッと花開く。あとは、ヘリコプターを上空でホバリングさせ、そこから地上にロープを垂らし、そのロープを伝って1人ずつ兵を地上に展開するデモ。日頃の訓練の賜物なのだろうけど、米軍の活動を少しでも日本人に理解してもらおうという姿勢が感じられた。
    やはり、なんといっても、生の「アメリカ」が体験できるというのが、何よりの楽しみである。食べ物、飲み物、みんな日本向けに輸入・加工したものではなく、アメリカ人が普段接しているものそのままである。品質的に必ずしもすべて日本製品より優れているというわけでもなかろうが、やはり舶来品、というかアメリカ製品、もっといえばアメリカ文化というのは、我々にとって憧憬を抱かせるものである。
    兵庫県の三田というところに、「ワシントン村」という住宅街がある。北米の輸入建材で立てられた住宅が並び、まるでアメリカ映画のような街並みを演出している場所である。先日、帰省を利用して行ってみたのだが、なんというか、やはり日本人のための住宅街ということで、何もかも100%アメリカ式ではなく、どことなく中途半端な印象が拭えなかった。特に「マーケット」。建物は輸入建材だが、中に入るとそこらの市場と全然変わんないじゃん。せめて麻布にあるようなナショナルマーケットか、コストコあたりを入れて、米ドルも通用させるようにでもすれば、アメリカ気分が味わえるのに。
    そういうのに比べれば、今回の横田基地は、実際にアメリカ人が生活している場所だけあって、アメリカ文化を肌で感じることができた。ただ、基地が開放されるのは年に数回しかなく、それ以外の日は一般人はオフ・リミットなのだ。
    どこか他に、アメリカを感じさせてくれるような場所はないだろうか……。
    「アメリカに行け」ってか; たしかに……。

  • ついにDVDマルチドライブ

    いつHDがクラッシュするとも知れないうちの怪しい自作PCをバックアップするために前々から欲しかったDVDマルチドライブを、昨日給料が出たついでに買ってしまった。
    単にバックアップだけならDVD-RWの書き込みができれば十分なのだが、うちのHDDレコーダーはDVD-RAMの読み書きができるようになっていて、できればPCと連携できるとうれしいので、DVD-RAMも読み書きできるドライブがあるのが望ましい。加えて、今はやりのDVD+RとかDVD+RWなども読み書きできると何かと使いでがあるかもしれないので、DVDマルチドライブを念頭に置きながら有楽町のビックカメラに向かった。
    Panasonicの内蔵型 DVDスーパーマルチドライブLF-M721JDが20,790円(税込)。DVD-RAMの書き込みが最大5倍速、DVD±Rが最大8倍速、DVD±RWが最大4倍速で行えるというスグレモノだ。思わず財布のひもが緩みかけたが、こらえてその横に積んである16,800円ぐらいの同じPanasonicのDVDマルチドライブ(品番忘れた)を検討する。こちらは書き込み速度が遅く、DVD-RAMの書き込みが1倍速、DVD±Rが最大4倍速ぐらいだったような……こちらでも機能的には十分なのかもしれないが、どちらとも選びかね、結局どちらも買わずにビックカメラを後にし、ソフマップへ。
    こちらでは、BUFFALOの同等の機種DVM-RD16FBが16,800円(しかも期間限定で2,000円引きのクーポンがついているので、実質は14,800円)。読み書き速度はLF-M721JDに比べて若干遅いものの、実用的には何ら遜色ない。こちらで十分だと思い、買ってしまった。まあLF-M721JDを買うよりも6,000円ほど安く買えたのだし、けっこう良い買い物だったんじゃないだろうか。
    さあさっそく動画をいっぱい焼きまくるぞーーー(爆) その前にDVD-Rを買わなければ(^^;)