僕が口座を持っているHSBCから、突然厚めの手紙が来た。
開封してみると、小さな箱がついてきており、その中に黒い楕円形のキーホルダーのようなものが入っていた。
液晶画面の横にある白いゴム製のボタンを押すと、6桁の数字が出てくるようになっている。
最近、ネットバンキングでのフィッシングやスパイウェアによるアカウント利用などの問題が世界的に広がっているのを受けて、セキュリティ性を高めるために、このたびログイン時にこの6桁のワンタイムパスワードを入力するようにシステムが改められるのだとのことだ。そのワンタイムパスワードを出すためのセキュリティデバイスがこのたび配布された、というわけだ。
アクティベートするには、初回ログイン時にこのデバイスの裏面にあるシリアル番号のほか、デバイスのボタンを押して出てくる6桁の数字を入れる。2回目以降からはログインするつどデバイスのボタンを押し、出てくるワンタイムパスワードを入力してシステムに入ることになる。
香港のネットバンキングシステムの先進性に感心した。
Month: August 2005
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香港流・ネットバンキングのセキュリティ
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亜米利加さんに逝ってきました2005 in 横田
8月20日(土)と21日(日)の2日間、東京・福生の横田基地の日米友好祭が開かれており、基地の第5ゲートがオープンしている。アメリカの物産品を手に入れるにはまたとない機会だ。
僕が今年行く目的は、アメリカ赤十字社の防災キットを手に入れることだ。
災害やテロの脅威が増している中、防災用品を一通り揃えておく必要があると常々感じていた。かといって、そこらに売っているようなダサいのは持ちたくない。アメリカ赤十字社のEmergency Preparedness Kitは、緊急時に必要な物品を揃えながらも、見た目にも配慮して、いかにも防災用品というようなダサさを極力排除した作りになっている。
Webサイトのオンラインストアもあるのだが、アメリカ国内にビリングアドレスのあるクレジットカードしか受け付けていないので、日本に住む日本人は事実上、買うことができない。が、去年横田基地でこのようなグッズを販売していたのを見かけていたので、今年、横田で手に入れようと考えたのである。
20日の朝9時のゲートオープンを期して入場。他の展示には目もくれず赤十字社のブースへ行く。販売品目のリストを見てみたのだが、いわゆる「防災キット」というのは売っていなかった。代わりに、応急処置キット(First Aid Kit)がいろいろ並んでおり、他にバックパックやトートバッグ、Tシャツなどが売られていた。
とりあえず、First Aid Kitのピロータイプ(?)とかいうものを買ってみた。このタイプのキットは現品限りの販売で、僕が買った1セットしか置いてなかったとのこと。
中を開けると、いろいろなサイズの絆創膏、三角巾、包帯、ハサミ、テープ、冷却剤などが入っていた。30ドル。
他に、バックパックも買ってきた。
防災キットのバックパックとは少しデザインが違っているが、まあこれだけでも緊急持ち出し袋としては十分使えるだろう。10ドル。
当日は炎天下でコンクリートの照り返しがきつく、体調が悪かったことも手伝って、3時間もウロウロしているとすっかり熱射病気味で、頭が痛くなってヘロヘロになってきたし、去年も友好祭に行ってイベントの内容はだいたいわかっているので、今回はアメリカのジュースやお菓子を買い込むだけ買い込んで、早々に基地を引き上げることにした。
フラフラと牛浜駅方面へ歩いていると、すぐ前を歩いていた学生風の若い女の子2人組に話しかけられた。芥川賞作家の綿矢りさと金原ひとみの組み合わせのような感じの、白い洋服を着た清楚な感じのルックスの子と、キャミソールを着て少し日焼けしたギャル系の子だった。逆ナン?と少し期待したら、なんでも牛浜駅への行き方がわからないとのこと。彼女たちは来るときは東福生駅で降りて、そこから2~3キロほど歩いて基地に来たのだそうだ。僕も最初に友好祭に来たときは同じことをしたので、延々歩かされた彼女たちに少し同情しつつ、牛浜駅まで同道してあげた。もうちょっと体調が良ければ「このあと遊びに行かない?」てな展開にしたかったんだけどな……。ちょっとそういう元気もなかったので、そのまま彼女たちとは別れてしまった。
家に帰り着くとすっかり疲れ果て、そのままベッドに倒れこんでしばらく死んでいた。数時間後、我に返ってから、何か物足りないことに気づいた。赤十字のグッズは買った。アメリカのクッキーやケーキやお菓子も買った。ゲータレードやソーダも買った。だが、アメリカのビール類を全く買ってなかったのだった!
2日目、元気があったら、もう一回行って買い込んでこようかなあ……。 -
NOKIA6650
今更?という気もしないでもないが、NOKIA6650である。定価7万円以上もしたものが、NOKIAのオンラインショップで19800円まで値下がりしたので、つい買ってしまった。
WCDMA/GSMデュアルバンドのコンパチブルタイプ。日本でも使用可能だ。ユーザインタフェースはNOKIA7600とほぼ同じなので特に迷うことなく使うことができる。
しかし画面表示は英語しか対応していないので、日本語でSMSをバシバシ打つ、という使い方はできない。まあ、香港、シンガポール、フィリピンなどの英語圏の国のSIMカードを挿して現地のサービスを受けることは可能そうだ。
とりあえず、NOKIA7600に挿していた3G International Rechargable SIM Cardをこちらに移し変え、NOKIA7600には昔買ったSmartone(現Vodafone-Smartone)のプリペイドSIMカードを挿して使ってみることにしよう。【関連サイト】
NOKIA6650(英語版)(日本語版)(ボーダフォン V-NM701)
NOKIA統合スレッド phone:7
塩田紳二のVGS端末レビュー 「Nokia 6650」を試す -
夏の終わり
携帯のカメラで撮ったので、一瞬何?と思われたかもしれないが、京都・東山の大文字送り火の写真である。
去年は、ここのエントリにも書いたように、送り火の正確な時間を調べてこなかった上にどこの山でやるのかもろくに知らないままなんとなく京都へ行ったもんだから、送り火を見ようと思っても既に終わっていた、というなんとも悲惨な状態で終わってしまったので、今年はちゃんと場所の目星をつけてから行くことにした。
撮影場所は、地下鉄の北大路駅で降りてすぐの賀茂川の土手。そこから東山を眺めたところの写真である。送り火はここだけではなく、あと4山でやってるんだけど、ビギナーは東山の大文字だけ見るのが無難だそうだ。ベテラン(地元民)になると自転車で走り回って全部の山を見るらしいけど。
とはいっても、実家から帰京するついでの京都行きだったので、この日の21時25分発の東京行き「のぞみ」に乗らなければならなかった関係で、あまり悠長に山焼きを眺めているわけにもいかない。なので、20時に送り火が始まってすぐ写真だけ撮り、帰りの人が増えないうちにさっさと地下鉄に飛び乗って京都駅に向かったのだった。
ともあれ、京都の夏は、この送り火とともに終わる……。 -
初めましてメール
今日、家に帰ってメールチェックすると、こんなメールが来ていた。
Subject: 急なメールごめんね~!!
From: ******@yahoo.com
正確にはハジメマシテになるのかな?
私は○織だよ!!
結論から言うと…私結婚してるんだけどね、恋愛したいって言うか…まぁ、不倫したいなって思ってメール書いてるんだけどね。
何でアドレス知ってるの?って思うかもしれないけど、前にヤフーだかライブドアだかの掲示板で見てさ
おお!この人連絡取りたい~!って思ってメモったんだよね。
でも私も不倫初めてだし…お互いに問題になるのは嫌だから色々考えてたら遅くなってしまった!
とりあえずこっちの不倫の準備は万端だから!!!!
って事で当たって砕けろでメールをさせてもらったの!
随分時間経っちゃったし…期待はしてないけど良いお返事来ればいいな!!
(一部 * と○で伏字にした)久しぶりに来た初めましてメールだったのでつい見入ってしまったのだが、内容もさることながら、
> 前にヤフーだかライブドアだかの掲示板で見てさ
僕は今までヤフーにもライブドアにもカキコしたことはありませんから!……残念!(死語) -
iTunes Music Storeようやっと日本上陸
iTunesに楽曲をダウンロード購入できるサービス「iTunes Music Store(iTMS)」が、今日から日本で使えるようになったとのこと。今まで米国を中心に、バラで楽曲が買えるサービスとして大人気だったのだが、日本では某著作権
ゴロ団体の圧力のためになかなかサービスが開始できなかったのが、ようやっと権利関係の調整がついたらしく、晴れてサービス開始とあいなった次第。
販売価格は1曲当り150円または200円。登録楽曲の約90%が1曲あたり150円、残りの約10%が200円になるという。
決済方法はクレジットカードがメジャーだが、子供(とブラック)向けにプリペイドカード「iTunes Music Card」も用意されている。iTunes Music Cardは、2,500円、5,000円、10,000円の3種類が用意されており、ヨドバシカメラやビックカメラ、ソフマップ、ヤマダ電機、コジマ、 Amazon.co.jp、Apple Storeなどで販売されるとのこと。
iTunes Music Storeでダウンロード購入した曲は、個人利用目的であれば何枚でもCDを作成可能で、台数無制限のiPodで再生可能なほか、最大5台のMacintoshまたはWindows PCで再生できるという。
今まで、マトモに聞きたい曲を手に入れるためには、CDを買うしかなかった。一部ネット楽曲提供サービスはあったものの、CDへのダビングに制限があったり、期間限定だったりで、どうにも使い勝手が悪かったので、CDを買ってそれをPCにリッピングするしか選択肢がなかったのだ。CDのアルバムを買うと、ホントに聞きたい売れセンの1~2曲のために、その他十数曲のどうでもいい曲をセット販売で3000円ほどで買わされる。
もっとひどいのが、シングルだ。「オリジナル・カラオケ」とやら言う、どう考えてもCDの空き容量を埋めるためとしか思えない、歌詞だけ除いたインストルメンタルの曲が入っている。そんなもん聞きながらカラオケの練習してる奴おるかい、と。そんなのいらんからCDを半額にせえ、と言いたいわ。
そのような日本の腐った音楽業界に一石を投じることになりそうなのが、このiTMSだ。これだと好きな曲だけを指名買いで無駄なく手に入れることができるし、1曲あたりも150円ぐらいだとそれほど負担なく払えそうだ。しかも一度買った曲はずっと持っていることができる。
僕は普段、持っている音楽はiTunesにまとめて収録しているのだが、このサービスでだいぶ使い勝手が良くなりそうなので、そろそろiPodを買ってもいいかもしれない、と思っている。iPodとFMトランスミッターを買えば、クルマの中でも今までより手軽に音楽が楽しめそうだ。