THOUGHTS & URLS: 十二日結社

今日は定時に会社を出て、保谷の駅前に新しくできた「ペッパーランチ」で夕食をとっていると、いきなり横の道から交通整理の警察官がぞろぞろ出てきて、その後ろから鉦鼓をカカカン、カカカンと調子をとりながらぞろぞろ歩いてくる行列が来た。
どうも日蓮宗系のお祭りのようで、「南無妙法蓮華経」とバックプリントされた着物を着てまといを振りながら歩く人、その後ろから笛を吹いたり鉦やうちわ太鼓を打ち鳴らす若者、そういった人たちに囲まれながら、桜をかたどった万灯で飾られた、涅槃の絵やお題目が描かれた白く光る塔のようなものを乗せた車を引っ張って、家の前の道を練り歩いて大泉方面に向かって進んでいた。
あとで調べてみると、日蓮宗の開祖・日蓮聖人は10月13日に東京の池上の地で亡くなられたそうで、その命日にあたる日の前後に各地で「お会式(えしき)」という法要を執り行うそうである。で、そのお会式には、このような万灯行列が賑々しく出るのだそうな。
それにしても、家の近所はこういったお祭りや講が多い。このあたりって、けっこう古くからのコミュニティが根付いた町のようである。新興住宅地育ちでそういう地元の行事やお祭りと無縁だった漏れにとっては、新鮮な体験だ。


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