英文での句読点の打ち方

昔、(ブログではないほうの)僕のサイトで書いていた内容。英語の文を書くときに、ピリオドやコンマなどはどういう時に、どういうタイミングで使うのが適切なのか、なかなか日本人は学校で学ぶ機会もないので、ここで整理してみた。

(参考:Diane L. Zahler編「21st Century Guide to Improving Your Writing」the Princeton Language Institute)

ピリオド(.)、疑問符(?)及感嘆符(!)

ピリオド(.):平叙文や命令文の末尾に使う。
Jane rode the elevator to the eighty-second floor.
(ジェーンはエレベーターで82階まで昇っていった)
Get off the elevator, please.
(エレベーターから降りてください)
疑問符(?):質問や疑問文の末尾に使う。他の文の中に疑問文を書くときは、疑問符はその疑問文の末尾につける。
What is wrong with this elevator?
(このエレベータのどこがおかしいのですか?)とき
Did the help button work? was the question on Jane’s mind.
(そのヘルプボタンは使えるのか?というのがジェーンの心の中に疑問としてあった)
感嘆符(!):感嘆文や一部の命令文の末尾に使う。
Help! This elevator is stuck!
(助けて!このエレベーター故障してる!)
Push the help button now!
(ヘルプボタンを押して!さあ!)
感嘆符は使いすぎない。強調に必要なところだけに使うようにしたい。

コンマ(,)

コンマは文の中の切れ目を示す。コンマの使い方の規則はたくさんあるが、大まかに言えば、話すときに切れ目があればそこにコンマが必要だと考えればよい。どこにコンマを打てばいいかはっきりしないときは、声に出して読んでみるといいのだが、英語に慣れていない日本人にそれは難しいので、だいたい次のルールに従う。
重文の中の2つの節を結合する
The commencement ceremonies were long, and the sun was very hot.
(その卒業式は長く、太陽はとても暑かった)
一続きの3つ以上の語句を区切る
The students, their parents, and the officials grew warmer and warmer.
(生徒たち、その両親、そして職員の体温がだんだん上昇してきた)
2つ以上の形容詞を区切る(2つ目の形容詞が名詞との組み合わせで用いられる場合を除く)
The wilting, exhausted seniors wanted the ceremony to end. Their long black robes were stifling.
(くたくたになって疲れ果てているその卒業生たちは、こんな式は早く終わってほしいと思った。着ていた長く黒いガウンが息苦しかった)
直接呼びかける名詞を区別する
Seniors, welcome to your lives!
(卒業生たちよ、新たなる人生へようこそ!)
人名の直後にくる省略形の称号を付加する(人名が文中にくるときは、省略形の後ろにもコンマを打つ)
Richard Myers, Ph.D., spoke about life after graduation.
(リチャード・マイヤーズ博士は、卒業後の人生について話した)
話している人や方法を示す感嘆語からの引用文を区別する
Myers asked, “Does anyone here plan to fail?”
“Not us,” the audience replied in unison, “not us!”
(マイヤーズ氏は、「ここに居る者で失敗したいと思っているものはいるか」と問うた。「私たちではありません」聴衆たちは一斉に答えた)
主節に続く非制限的な従属副詞節を区別する
The speeches were long, although the speakers were uncomfortable.
(演説者たちは心地悪くなってきたにもかかわらず、そのスピーチは長かった)
主節の前に来る従属副詞節を区別する
When the last speech was made, the applause was weak.
(最後のスピーチが終わったとき、拍手は弱かった)
副詞句の直後(非常に短いときや動詞の直前にくる場合はこの限りでない)
Because of the heat, several people fainted.
(あまりに暑くて、何人か倒れた)
For decades it had rained at graduation.
(ここ数十年、卒業式のときはきまって雨が降っているのだった)
On the platform stood the graduating class.
(プラットホームの上に卒業生たちは立っていた)
名詞の直後にくる、意味を変えない非制限的な形容詞句を区別する
The sky, which had been blue, suddenly filled with gray thunderclouds.
(空は青かったが、突然灰色の雷雲に包まれた)
文頭にくる分詞句の直後(動詞の直前にくる場合を除く)
Looking nervously at the sky, the audience shuffled in their seats.
(神経質そうに空を見ながら、聴衆は座席でがたがたしてした)
Ascending the steps was the university president.
(学長が壇上に上っていった)
文頭の複数ある前置詞句の直後
Because the wind blew before the storm, he shivered suddenly.
(嵐の前に風が吹いたので、彼は突然ぶるっと震えた)
休止を示すような感嘆詞や特定の副詞を区別する
He hadn’t noticed, however, that the weather had changed.
(しかし、彼は天気が変わっていることに気づかなかった)
My, did he jump when the thunderclap came!
(学長が壇上に上っていった)
同格語(制限的である場合を除く)
The shock caused the master of ceremonies, Dr. Hatcher, to collapse.
(式典の主催者のハッチャー博士はショックで気絶してしまった)
Her husband Harry rushed to her aid.
(夫のハリーは急いで彼女を助けに行った)
文中で混乱を避ける
誤:Above the sky grew more threatening.
(空の上はもっと恐ろしいことになっていた)
正:Above, the sky grew more threatening.
(上を見ると、空はもっと恐ろしいことになっていた)
単語で書かれた測定値を区切る
The stage was eight feet, six inches above the ground.
(ひな壇は地上からの高さ8フィート6インチであった)
地名や住所の各部分を区切る(文の中間にある場合は、地名部分の終わり(州や国名の後ろ)にもコンマを打つ)
The college is located at 204 Wilson Street, Albuquerque, New Mexico.
(その大学はニューメキシコ州アルバカーキ市ウィルソン・ストリート204番地に位置している)
Albuquerque, New Mexico, is a fast-expanding city.
(ニューメキシコ州アルバカーキ市は著しく発展している都市である)
日付の数字を区切る(文の中間にある場合は、日付部分の終わり(年の後ろ)にもコンマを打つ)
Commencement took place on May 23, 199-.
(卒業式は199-年5月23日に行われた)
May 23, 199-, was an important day in my life.
(199-年5月23日は私の人生で重要な日であった)
呼びかけ部分(私信の場合)、結び部分(私信、ビジネスレターの場合)の直後
Dear Grandmother,
(祖母上様)
Sincerely yours,
(敬具)

題名の表し方

次の題名は、イタリックで表す(手書きの場合は下線を引く)。
・書籍
・パンフレット
・コレクション
・定期刊行物
・新聞
・長編詩
・演劇
・映画
・長いミュージカル作品
・絵画や彫刻
・テレビ番組
題名が冠詞で始まるとき、それをつけると文の構文に合わなくなる場合は、冠詞を削除してよい。
Dickens’ Tale of Two Cities was his favorite novel.
(ディケンズの「The Tale of Two Cities」は彼のお気に入りの小説だ)
定期刊行物の題名の前の冠詞は、文の中間にくるときはイタリックにしない。文頭にくる場合はイタリックにする。
The headlines of the Post are legendary.
(「The Post」のヘッドラインは伝説になるほど有名だ)
次の題名は引用符でくくる。
・記事
・エッセイ
・歌
・章
・短編
・短い詩
・ミュージカルの短い場面
・テレビ番組の一話

引用符(クォーテーション)

おおむね8行以内、詩の場合は2行以内の短い引用は、引用符でくくる。
会話文も引用符でくくる。但し演劇や映画の脚本を書く場合は除く。
話したことをそのまま引用する場合や、題名や、会話には、二重引用符を使う。引用文や会話文の中に引用や題名があるときは、一重引用符を使う。
“Where are you going?” I asked Manuel.
(「どこに行くの?」と私はマニュエルに訊いた)
複数の段落を引用する場合は、それぞれの段落ごとに、頭だけに引用符をつける。引用の最後になるまで、末尾には引用符をつけない。
“I heard a good story today,” Harry said. “There was a little boy who had a dog, and the dog adored him. They were devoted to each other.
“Years went by and the boy—-he’s a man now—-was always with the dog.” He stopped to take a sip of his drink.
(「いい話を聞いたんだ」とハリーは言った。「犬を飼ってる小さな男の子がいて、その犬もその子を尊敬している。犬とその子はお互い助け合っていた。年月が経ち、その子はもう大人の男になっていたんだけど、それでもその犬と一緒にいたんだ」 彼は話すのをやめ、酒をちびりとやった)
【句読点と一緒に引用符を用いるときの注意】
1. ピリオドやコンマは、引用符の中に入れる。
2. コロンやセミコロンは、引用符の外に出す。
3. 疑問符や感嘆符は、それらが引用文の一部であるときは引用符の中に入れ、全体の文の一部であるときは引用符の外に出す。
“Let’s go to the movies,” Rita suggested.
(「映画に行こうよ」とリタは提案した)
Don shook his head, “I’m too tired.”
(ドンは首を振って「疲れたよ」と言った)
The professor told the class to read “Byzantium”; he’d give a quiz on Monday.
(教授はクラスのみんなに「ビザンチウム」を読んでくるように言った。月曜日に小テストをするのだ)
“Did you like the song?” Peter asked.
(「あの歌好き?」とピーターはたずねた)
“It was wonderful!” Deirdre replied.
(「すごかったよ!」とデアドルは答えた)
Did Peter know the folk song “If I Had a Hammer”?
(ピーターは「If I Had a Hammer」っていうフォークソングを知っていたのか?)

セミコロン(;)、コロン(:)及ダッシュ(—-)

セミコロン(;)は、コンマよりも強い休止を示し、次のような使い方をする。
・接続詞のない重文の中の節を区切るとき。
The sea breeze was gentle; it lulled me to sleep.
(海からの風は穏やかで、私はすっかり眠りに誘われた)
・コンマを含んだ一続きの項目の間。
I wore my long, silky skirt; a new straw hat; and a pair of clunky, high-heeled shoes.
(私は長い、シルク製のスカートを履き、新しい麦藁帽子をかぶり、ガチャガチャしたハイヒールを履いていた)
・重文で、2番目の節がhowever、nevertheless、thereforeといった接続副詞で始まるような節を区切るとき。
I’d never vacationed in the Caribbean before; however, a friend had advised me to visit the island of Saba.
(私はカリブ海で休暇を過ごしたことはなかったが、友人がサバ島に行ってみてはと言ってくれた)
コロン(:)は次のような使い方をする。
・リストや長い引用を紹介するとき。
I brought these items with me: three bottles of suntan lotion, sunglasses, two swimsuits, and snorkel gear.
(私は次のようなものを持ってきた。日焼けローション3本、サングラス、水着2着、そしてシュノーケルギア。)
・2つの文について、2番目の文が最初の文を再定義したり説明したりする関係の場合。
I knew what I’d expected to find: there was a gentle sea lying under warm blue skies.
(何を見ることができるのか私はわかっていた。つまり、暖かな青空の下におだやかな海が横たわっている風景だった)
・数字で書かれた、時と分を区切るとき。
I arrived on Saba at 3:45.
(サバには3時45分に着いた)
・ビジネスレターで、呼びかけの直後。
Dear Sirs:
(各位)
・文献を並べる場合、出版社の地名と社名の間。
New York: Paramount Publishers, Inc.
(ニューヨーク:パラマウント出版社)
ダッシュ(—-)は、コンマを使った文中の割り込みよりも強い割り込みを示す。
・文の流れをさえぎる語句を区別する
I never—-even in my wildest dreams—-expected the mountainous jungle of Saba.
(私は――最もワイルドな夢の中でさえも――サバの山の多いジャングルを決して予想していなかった)
・サマリーとなっている一続きの語句を区切る
Birds of paradise, parrots, and orchids—-they grew wild on the island’s volcanic slopes.
(楽園の鳥たち、インコ、そして蘭の花――それらはその島の火山性の斜面に育つ野生植物である)

アポストロフィ(‘)

アポストロフィは、所有格を作るとき、および文字の欠落を補うときに用いられる。
単数名詞の所有格:The bird’s nest was on the front porch.
(玄関先に鳥の巣があった)
sで終わらない複数名詞の所有格:The children’s noise didn’t seem to disturb the bird.
(子供たちの騒ぎ声はその鳥の邪魔にはならなかったようだ)
不定代名詞の所有格:Everyone’s activities just made the bird feel at home.
(皆、その鳥が快適に過ごせるように働いた)
sで終わる複数名詞の所有格を構成するときは、アポストロフィだけを用いる。
The fledglings’ chirps were a lovely sound.
(雛鳥たちがピーチク鳴くのは可愛い声だった)
2人以上が所有する場合は、最後の名詞にだけアポストロフィ+sをつける。
We used Tom and Lynn’s binoculars to watch the baby birds.
(私たちはトムとリンの持っている双眼鏡を使ってあの雛鳥を観察した)
接続語を所有格にするときは、最後の単語にだけアポストロフィ+sをつける。
My father-in-law’s bird book identified them as finches.
(私の義父の鳥図鑑によると、あの鳥はアトリ科の鳥だとある)
2つの単語を短縮して一緒にするときは、欠落した文字がどこにあてはまるかを示すためにアポストロフィを使う。
I am → I’m
you are, they are → you’re, they’re
he is, she is, it is → he’s, she’s, it’s
I will, you will, he will, she will, they will → I’ll, you’ll, he’ll, she’ll, they’ll
I would, you would, he would, she would, they would → I’d, you’d, he’d, she’d, they’d
I have, you have, they have → I’ve, you’ve, they’ve
he has, she has → he’s, she’s
is not → isn’t
are not → aren’t
was not → wasn’t
will not → won’t
cannot → can’t
who is → who’s
there is → there’s
let us → let’s
日付で、欠落した数字を示すのにもアポストロフィを使う。
the riots of ’68
(’68年の反乱)
文字、数字、用語として用いられる単語の複数形を構成するときにもアポストロフィ+sを使う。
The nay‘s have it.
(反対多数だ)
There were twenty-seven I‘s in his letter
(彼の手紙にはIという文字が27回も出てきた)
The date had five 8‘s.
(その日付には8が5個ある)

括弧及エリプス

括弧はそのまわりの単語の意味に不可欠でない文中の一部分や文全体を引き立たせるのに重要なもので、括弧の中身として次のようなものなどがある。
強調:Our neighbor plies his illegal trade (lobstering) in the nearby bay.
(隣人は近くの海で違法操業(ロブスター漁)に精を出している)
例示:The authorities (Coast Guard and bay police) try to prevent him from lobstering there.
(そこの公安当局(沿岸警備隊や海上警察)は彼のロブスター漁を禁止しようとしている)
事実:The local shellfish contain heavy metals (especially mercury) that make them dangerous to eat.
(地元で獲れる甲殻類には重金属(特に水銀)が含まれていて、食べるのは危険である)
余談・脱線:He sells the lobsters to local seafood restaurants (that’s why I won’t eat there).
(彼は地元のシーフードレストランにロブスターを卸している(だから私はそこでは食べないことにしている))
括弧の中身が文そのものでなければ、括弧内に句点を入れてはならない。コンマやピリオドが括弧の中身の後ろに属するときは、閉じ括弧の後ろにつける。
Lobsters in our bay are not safe to eat. (Don’t tell our neighbor that, though!)
(私たちの海で獲れるロブスターは食用としては安全ではない(でもそのことはまわりの人には言わないでね!))
People who eat at the local places don’t know what they’re getting (and don’t get what they pay for).
(地元で食べる人は何を摂取しているのかを知らない(そのうえ自分の払った分のものを得られていないのだ))
文中のリストを示す文字や数字の周りを囲むのにも括弧を使う。
The most popular items in the seafood restaurants are (1) lobster, (2) shrimp, and (3) clams.
(そのシーフードレストランで最も人気のメニューは(1)ロブスター、(2)海老、(3)アサリだった)
エリプスとは、ピリオドを3つ連続させたもので、休止や思考のトレイルオフを示したり、引用文における欠落語を指したりするのに使う。下の2つの引用文について、下段のほうは同じ引用文で、一部が削除されてエリプスが用いられている。
“The storm was devastating to the other islands. One or two of them just disappeared. The larger ones ended up much smaller, with houses and stores destroyed, simply swept away. Seven people were killed, and the property damage was tremendous.”
“The storm was devastating to the other islands. . . . The larger ones ended up much smaller, with houses and stores . . . simply swept away. Seven people were killed, and the property damage was tremendous.”
(「その嵐は他の島々を吹き荒らした。そのうち1つ2つは消滅した。大きな島は、住居や店舗が破壊つまり単に吹き飛ばされて、小さくなってしまった。7人が死亡したほか、財産的な損害は甚大だった」
「その嵐は他の島々を吹き荒らした。(中略)大きな島は、住居や店舗が(中略)単に吹き飛ばされて、小さくなってしまった。7人が死亡したほか、財産的な損害は甚大だった」)
※最初のエリプスは点が4個あることに注意すること。完全な文の後ろにエリプスを使うときは、その文のピリオドで1個、プラス、エリプスで3個の点をつけることになる。
不完全な文や休止を指すときにもエリプスを使う。
“I never knew . . .” she began, but she couldn’t finish the sentence.
(「知らなかったのよ…」彼女は言い始めたが、言い終わることができなかった)

【関連サイト】

ビジネス英語雑記帳:ライティング

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