香港

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香港に初めて行ったのは2004年のことで、それ以来、すっかり気に入って、ここのブログでも何度もエントリを書いたことがありますが、リピーターになってしまっていました。

香港の魅力というと、西洋菜南街の活気、旺角の先達廣場でのノキアのスマホ物色、ローストダックや亀ゼリー、HSBCの銀行口座、いろいろありますが、やはり、ちょっとゆるくて自由な雰囲気が一番だったと思います。気分が沈んだ時に元気をもらえるというか。

ということでかれこれもう8回訪港しています。

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私は日本で給料をもらって暮らしていますが、リスクヘッジと多様な運用をするためにアメリカと香港に銀行の口座を持っており、資産分散しています。

日本で得た円をどうやってこれらの銀行に送金するかが考慮事項なのですが、日本の銀行で海外送金をするとコストがものすごくかかるので、オンラインの海外送金サービスをいくつか試してみましたが、どれも1回2000円ぐらいの手数料はどうしてもかかってしまいます。まとまったお金を送金するのならいいのですが、数万円程度のお金を送るのにこれではもったいない気がします。

この問題はペイパルのアカウントを2つ持てば解決できます。別々のメールアドレス2つを使ってペイパルのアカウントを2つ申し込み、片方のアカウントに日本の銀行のデビットカードを登録し、もう片方にアメリカの銀行口座をひもづけます。そして日本の銀行のデビットカードを登録したアカウントにログインして、そのデビットカード払いで、アメリカの銀行口座があるほうのアカウント宛に送金(支払い)をします。そのあとログアウトしてもう一つのアカウントにログインすると、送金した分のお金が(手数料を惹かれた形で)入金されているので、それを米ドルに両替して、登録したアメリカの銀行口座に引き出すということをすれば、少額の送金なら手数料が安くてすみます。ただし日本在住者は香港の銀行はひもづけられないようなので、このやり方では香港の銀行に送金することはできません。

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先日、香港へ行ってきました。郵便貯金の定額貯金が満期を迎えたので、一部をハンドキャリーして13年前に開設したHSBCの口座に入金するのと、現地で金製品を買うためです(日本で買うより安いのです)。この先日本がどうなるかわからない中、国際的に資産を分散しておくのが理にかなっているかと。

今回の香港訪問で特筆すべきこと2つ。1つは、鹿児島というところは実は日本の重要なゲートウェイだということ。東京視点では鹿児島なんて日本の南のはるか果てのように見えますが、外国人からみると実はそうではなく、金のネックレスを買うために訪れた周生生の中環店の女性店員が話していたんですが、彼女は日本に旅行したことがあり、そのとき鹿児島から入国して大阪→京都→東京とまわり東京から出国したとのこと。これは中国や香港からの旅行者のゴールデン・ルートなんだとか。これらの事実が示唆するのは、鹿児島や長崎、福岡といった都市は、東京を見てるのではなくアジアを見るのがこの先生きのこる道なのではないかと。

もう1つは、私の英会話力が格段に落ちたということ。さきの周生生の店員さんとの会話でも、それ以外の香港人との会話でも、私の受け答えは”Yeah,” “No,” “Thank you,” “Oh really?”とかばかり。数年前に比べて英語のレスポンススピードが明らかに遅くなっているのがありありとわかりました。職場では全く英語とは無縁の仕事になってしまったので、せめて家の中は環境を英語化しておかないとどんどんさびついていきそうです。

今年も香港に行ったのを書くのを忘れてました。11月23日〜26日です。向こうでやったことは

  • HSBCの投資口座を開いてきました。これで投資信託や株が買えます。
  • マカオまで足を延ばしてきました。たいしたことできませんでしたが。
  • iPhone5を買えればと思ったんですが買えませんでした。

Flickrにsetをアップロードしました。

Gate 14

今日から6日日曜日まで香港に行ってきます。香港は6年ぶりです。

やりたいこと:旺角でiPad2と、もしできればiPhone4Sをゲットすること。HSBCの口座の住所変更とパスポート番号の変更の届けを出してくること。あとは、赤柱とか香港仔とか南丫島あたりを観光ですかね。

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翌朝、ホテルの周辺を散歩してみる。のどかなビーチを犬を連れて散歩する人がいたりする。ここは香港とはいっても喧騒な雰囲気ではなく、千葉か和歌山の海の家といった感じ。

Silvermine Beach

ホテルの裏手を回ると、トタン張りのぼろぼろの家々が連なり、ばあさんが手押し車を押しながら道を歩いている。そして地元のおばちゃんが「ネイホー!」などと言いながらご近所に挨拶して回っている。ここにも、人々の日常の生活があった。

さて今回の香港旅行の大きな目的は、香港の銀行に口座を開設することだ。香港は日本から一番近いオフショア地域と言われており、日本の銀行よりも税制面でメリットが大きいといわれている。また日本の銀行の格付けやひいては政府の信頼性などを考え合わせると、香港あたりに資産の一部を疎開させておくのも悪くないと思われる(まあ僕の「資産」などたかが知れているが)。

香港にもいろいろ銀行があるが、一番代表的なものの1つは英国系の銀行であるHSBC(香港上海滙豐銀行)で、そこに「Easy Savings Account」という口座があり、外国人でもパスポートと住所を証明する書類があれば誰でも口座開設できる。5000HKD(約75000円)以上入れておけば口座維持手数料が免除されるし、インターネットバンキングも可能なので日本に戻ってからも中身をいじることが可能である。ATMカードも発行されるし海外送金制度を使えば日本からでも不自由なくお金の出し入れができるのだが、口座開設だけは香港に出向いて行わなければならないので、今回の訪港をきっかけに口座開設をすることにした。

フェリーで梅窩(ムイウォー)から中環(Central)へ向かう。中環にそびえたつHSBCビルに入っていった。

そこのATMでお金を下ろし、総額5000HKDを握り締めて入口に立っている受付のお兄さんに「I would like to open an Easy Savings Account.」と声をかけた。パスポートと住所を照明するものを見せるよう言われたので、持っていたアメリカの銀行の小切手帳の住所欄を示すと、「オッケイ」と言われて専用ブースへ案内された。

ブースでは40歳ぐらいの女性が口座開設を担当した。「あなたは香港の住民ですか?」「香港で働いていますか?」などと質問してくる。いずれも違うと答えると、パスポートと小切手帳のほかに、「driver's license」を見せるよう言われた。日本の運転免許証でいいですか?と訊くと、それでいいという。免許証を出すと、それを受け取って免許証番号や住所欄などをチェックし、

「小切手帳の銀行からのbank statementはありますか?」

と訊いてきた。そんなものは用意して来ていない。すると、

「本来なら見せてほしいところですが、パスポートと免許証を提示してくれたので、口座の開設は可能です」

と、OKしてくれた。

そのあとは口座開設用のフォームに指示されたことを書き込んでいく。名義人の名前から住所・電話番号に始まり、勤務先とその連絡先、平均月収、独身かどうか、今後の取引利用予定回数、月間予定預け入れ・引き出し金額、などを書いていった。中には「口座開設の目的」「資金の出所」なんていう欄もあって、なんて書いていいのか一瞬とまどったが、目的は「PERSONAL SAVINGS」、資金の出所は「MY OWN CASH」などと適当に書いておいたら、無事に受理された。

担当の女性は書類を持ってブースを離れていき、しばらくして戻ってきて

「ATMカードは登録した住所に後日郵送されます。有人窓口で引き出しなどの取引をするとその都度20ドルが手数料として差し引かれます。また残高が5000ドルを下回ると月40ドルの手数料が引かれます。それではこのあと反対側にあるカウンターに行って預け入れをしてきて下さい」

と言って、A4版2~3枚ほどの説明書類と一緒に、真新しい通帳を渡してくれた。

僕は礼を言って席を立ち、教えてもらった預け入れカウンターに向かった。カウンターがいっぱいあってどこに行けばいいか迷っていると、カウンター越しに行員のお姉さんが手招きしてきたので、そこへ行って5000ドル預金をしたい旨伝えると、手続きをしてくれた。

無事に通帳に5000ドル分が記録され、僕の資産の一部は香港に残ることとなった。まあ5000ドルごときで資産もクソもないが。

HSBCビルをあとにして、中環のスターフェリー乗り場に行き、香港名物のスターフェリーに乗って尖沙咀(チムサアチョイ)に行く。

Bayside view

尖沙咀のフェリーターミナルを降りて、すぐ前の星光行(Star House)ビルに入ってみる。中国風の独特の匂いが鼻を衝く中、PC関係のショップや中国料理店などが入っており、なかなか面白い。

昼食どきになったので、そこの4Fにある「翠園大酒棲.(Jade Garden)」に入り、飲茶。やはり点心は油っぽくて、なかなか食べられない。美味いことは美味いのだが。ということでひたすら中国茶と青島ビールをガバガバ飲んでいた。

食後は星光行ビルを出て、Salisbury Roadを東へ歩いてみた。左手にかの有名なペニンシュラ・ホテルが見えた。1泊2000HKD(約30000円)もする超高級ホテルである。正面には大きな噴水があり、石造りの立派な建物が威容を放っている。

ペニンシュラ・ホテルを左に折れると、彌敦道(ネイザン・ロード)である。

Nathan Road

中環の整いぶりとは対照的に、この界隈はかなり猥雑な雰囲気である。重慶大廈(チョンキン・マンション)など、ビルの外壁がはがれおち、まるで解体中かと見まがうほど荒み切っている。怪しげなインド人やマレー人みたいなのがそこここに立っており、歩いていると声をかけてくる。なるほどこんなところで買い物袋いっぱい抱えて歩いていると狙われるわけだ。身の危険を感じ、さっさと地下鉄の入口から下に降りる。

次なる目的地は黄大仙廟(ウォンタイシンミュウ)。かなり大きな道教の寺院とのこと。なかなか日本ではお目にかかれないものだし、ご利益のありそうなところに行って拝んで来るのも一興かと思って。

尖沙咀から赤い地下鉄(荃灣線)で3駅行き、旺角駅まで行くとホームの向かいに緑の地下鉄(觀塘線)の乗り場があるので、そこで觀塘線に乗り換えて、黄大仙駅で降りる。駅の出口を上がると、すぐに黄大仙廟の入口になる。

Wong Tai Sin Temple

おじさん、おばさんから若い女の子まで、いろんな人たちがお参りに来ていた。門前で売っている長い線香の束のようなものを買って中に入り、参道の脇に置いてあるガラス張りの油灯の中で燃えている小さな炎に線香の束を突っ込んで火を移し、煙立つ線香を捧げ持って本殿に進み、深々と3回、お辞儀をして拝礼するのだそうだ。

Wong Tai Sin Temple

みな真剣そのもの。中にはひざまずき、土下座をするように一心に祈っている人たちもいた。

People worshipping Wong Tai Sin

供え物も日本とは違っていて面白かった。鶏の丸焼き1羽や油などを拝殿の前に置き、その手前で跪いて祈るのである。

僕もためしに3度礼をして、「お金ください」とお願いしてきた。だけど線香も買ってないし、きっと願い事は聞いてもらえてないだろうなー。第一日本語通じないか。

拝殿の脇には、2階建てになっている建物があり、中に入ると占い横丁のようになっている。幅2~3メートルほどの小さな仕切りがいっぱいあってそれぞれに専門の占い師がひかえており、訪れるといろいろと占ってくれるらしい。この2階建ての横丁に実に150人もの占い師がひしめきあっているという。僕は占ってもらわなかったが、建物の中に入ると、まず日本では味わえない独特の甘い神秘的な香りが全体に漂い、この怪しげな雰囲気を楽しむだけで十分満足だった。

道教の寺院では、拝殿の前に賽銭箱は置いていない。その代わりに、参道の途中で寄付金箱のようなものが置いてあって、そこに任意でお金を入れていくようになっている。それとは別に、中国庭園のようなものがあって、そこに入るには2HKD(約30円)必要である。といっても門番がいるわけでもなく、お金を入れる箱が置いてあるだけでそこに勝手にお金を入れていくシステムである。お金を入れずに入ってもとがめる人はいないしきっちり2ドル入れなくても誰もチェックしないのだが、僕はちゃんと2ドル入れていった。

中国庭園はまさに中国風の回廊と風景がいっぱいで、西遊記の中の世界にいるような感覚だった。きっちり回るとゆうに1時間はかかる。

Wong Tai Sin

黄大仙廟を出ると、午後3時ごろになっていた。このあとは地下鉄を適当に乗り継いで香港市街地周辺をまわる。觀塘線は黄大仙駅を過ぎてしばらく東へ走ると地上に出るのだが、そこから見える景色は、かなり汚い街という印象がした。もちろん日本にだって下町も汚いところもあるのだが、そういう次元を遥かに通り越した、饐えた街という感じである。おそらくこのあたりは地元の人の住宅地域だと思うのだが、観光客の目に触れない場所は手を入れないというのが露骨に表れているところにこの都市の気質を感じ取った。まあいい加減な観察なので外れているかもしれないが。

KCR Kowloon Tong Station

觀塘線を再び逆向きに乗り、九龍塘駅で九廣東鐵(KCR)に乗り換えてみる。手元のガイドブックによれば、そこで確か紅磡(ホンハム)というところまで行けるはずである。と思いきや、

K C R は 尖 沙 咀 ま で 延 伸 し て い る

ことが判明。「尖東」という新駅が紅磡の先に出来ていて、そこで地下鉄の尖沙咀駅と連絡しているようである。

KCRの車内は、さすが長距離列車だけあって、非常に乗り心地が快適。車内には中国本土のものらしい簡体字の広告やCHINA UNICOMの広告などが張ってある。5分ほどであっという間に尖東駅に着いてしまった。

夜は尖沙咀の美麗華商場(ミラマー・マーケット)4Fにある雲陽閣川菜館という四川料理レストランで夕食。紹興酒の熱燗に、舌が痺れる本場の麻婆豆腐を堪能した。もたれ気味の重苦しい胃に喝が入り、食が進む。他にダックの丸焼きと小籠包をオーダーし、総額455.40HKD(約6800円)。けっこう高くついた。

そのあとは、湾仔へ足を伸ばし、栄華餅家という有名な月餅屋さんの本店で老婆餅というのを会社へのお土産用に買ってきた後、トラムで中環へ引き返し、フェリーに乗って梅窩に戻った。梅窩の街は相変わらずまったりしており、フェリーターミナル前の安食堂では営業を終えた店の人たちが牌の大きな広東麻雀に打ち興じていた。

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11月22日から24日までの2泊3日の日程で、香港を旅してきた。以前、全日空を使ってワシントンに2度出張したときのマイルがたまっており、そのうちの20000マイルを使うと北アジア(中国、香港)、グアム、サイパンのどこかに行くことができる。そのマイルは年末で失効するため、今年中に消化する必要があるということで、今回の旅とあいなったのだった。本場の中華料理が食べたかったので、できれば中国の北京あたりがよかったのだが、北京はいつも座席がいっぱいで予約不可だったので、香港にすることにしたのだ。まあ香港も中国の一部だし、なにより英語が通じそうだったので。香港なら11月が最高にいいと聞いていたということもあったし。

誰か旅の道連れがいれば一番良かったのだが、マイレージは1人分しか航空券を出してくれないので、今回はお気楽一人旅ということになった。

周囲からは、
「香港は独りで行くのは止めた方がよい、香港や上海などは歴史的に強盗やスリの本場だ、シナ人は相手が独りとか弱いと見れば悪者になる特性があるぞ、しかも金のためなら他人の命をなんとも思わない、大陸は政府が強いし規制が利いているが香港はプロのワルが旅行者を狙っている所だ、日本語は勿論英語もまず通じない、ただ喧しいシナ語が飛び交っているだけだ、悪いことは言わないからキャンセルしたほうがいいぞ、云々……」
と散々おどかされ、果たして無事に生きて帰れるものかとかなりビビリ入っていたのだが、まあきょうび女の子だって香港ぐらいは一人旅するだろうし、野郎が独りで行ったってイラクじゃあるまいし命までは取られまいと思って、行ってみることにした。

ホテルは中国関係に強いJCBUSというところに予約を依頼した。最初は郊外の深圳にホテルを取っていたのだが、どうやら深圳は大阪なみの(爆)治安の悪さらしいということをあとになってから知り(なんせ駅前でいきなり囲まれて拉致されて金取られるんだから、たまったもんじゃない)、恐れをなして香港内にホテルを取り直した。出発間際だったのでなかなかホテルが決まらず、出発2日前になってランタウ島の梅窩(ムイウォー)というところにある銀鑛灣酒店(Silvermine Beach Hotel)というところにようやく決まった。

成田発が午前10時と早いので、前日に成田近辺で一泊し、当日は万全の体制で臨む。といっても風邪をひいてしまっており、咳が止まらない状態という、体調的にはあまりよろしくない状態での旅行となった。

0950NRT – 1335HKG
全日空909便。飛行時間は約4時間半。成田を北西に向かって飛び立ったあと、くるっと南西方向へ右旋回して羽田空港の真上を通過し、富士山~大阪~高知~鹿児島の上空を過ぎたあと、沖縄諸島の北方、東シナ海を飛んで台湾を縦断し、香港に至るという飛行ルートだ。途中、機内食が1回出た。

機体は香港市街の上空を通過して西に向かったあとしばらくしてぐるりと東へ方向転換し、東向きの空港滑走路にアプローチした。高度が下がるにつれ気圧の変化で耳が痛くなってきたが、喉風邪のせいでうまく耳抜きができず、ついには左耳が全く聞こえない状態になってしまった。これは地上に降りてからも続いた。

着陸し、飛行機から降りる。香港の匂いはこれまで行ったどこの国とも異なっていた。アメリカはシナモンの香り、シンガポールはスパイシーな香りだったが、香港は炒め油の匂いが漂っていた。

入境審査の窓口の前に並ぶ。並び方や並ぶ位置が時々刻々とコロコロ変わり、そのたびに職員のお姉さんがあわただしく動き回って場所を指示していく。その指示の仕方が外国らしく無愛想&事務的なので、後ろに並んでいた日本人の団体などは日本語で思いっきりぼやく始末。

入境審査自体は特に変なことを聞かれるでもなく、すぐに終了。ついに香港の国に入る。空港にあったATMで3000ドルばかり下ろす。スリが狙っていないか。急に緊張感が高まる。

Hong Kong International Airport

財布を入れたポケットを手で覆いながら空港のロビーに戻る。ここから梅窩まではバスで行くこともできるのだが、せっかく香港に来たのだから一度エアポートエキスプレスとやらに乗ってみることにした。

片道切符を買うこともできたのだが、香港では八連達(オクトパスカード)というICカードが発達していて、これ1枚で全港のほとんどすべての交通機関を利用できるうえ、小銭を気にする必要がないというメリットが大きいので、このカードを買うことにした。といってもどこに売ってるかわからず、ロビーの中にあったインフォメーションデスクのようなところでカードを買える場所を適当に訊いてみると、なんとそこで売ってくれるとのこと。デポジット50HKD込みで総額150HKD(2250円)。

エアポートエキスプレスは空港内に乗り入れており、乗り場がすぐに見える場所にあった。しばらく待っていると電車がやってきた。

電車は4列クロスシート。シートは日本のものよりも少し固い感じはあるが、布張りで快適。内装もとても清潔だ。動き出してからも乗り心地がとても良い。

Airport Express

車窓からは、初めて見る香港の景色が流れる。気持ちよさそうに流れる高速道路、高層住宅街など、窓から見える街並みはどこも非常に整っていて、かつて言われた「魔都」のイメージなどどこにもない。

電車は、途中、「青衣」「九龍」に停車したあと、終点の香港駅に行く。車内アナウンスは広東語、英語、北京語の順で行われる。同じ漢字なのに広東語と北京語で読みが違うのが面白い。「香港」は広東語では「ホンコン」だが、北京語になると「シャンカン」という読み方になる。

機場駅を出てから約20分ほどで終点の香港駅に到着。日本のsuicaと同じ要領で改札機の読取部分にオクトパスカードをタップする。地上に出ると、中環(Central)のスターフェリー乗り場の近くに来た。このあたりの街並みも、とても清潔だ。

少し迷いながら、梅窩行きのフェリー乗り場にたどり着く。ここでもオクトパスカードが使用可能なので、カードをタップさせるのだが、改札が開かない。すかさず係員が飛んできて、有人改札に行けと言う。行ってみると、そこの係員がカードを調べて「No money!」と言う。ここでは金を払わなくてよいのかと思っていると、そうではなく、このカードに残高がないのでチャージしろという意味だった。さっきのエアポート・エクスプレスでなんと100ドルまるまるかかっていたのだった。

窓口でさらに100ドルチャージして、再度改札機を通すと、ちゃんと通ることができた。香港の改札機は、日本のように閉じた扉が開いて通れるようになる方式と違って、側面に大きな円盤があり、そこに3本の鉄の棒が横に伸びて、上にくる棒で人を通せんぼする形となっている。有効なカードを通すとその円盤が動くようになり、上の棒を持って奥に向かって円盤を回しながら一緒に人が通ることができるようになる。
改札をくぐると、船がまさに出港しようとするところだった。走って乗り込み、ぎりぎりセーフ。

中環から梅窩まで、ちょうど30分で着いた。ガイドブックには50分かかると書かれていたので、予想外の速さにびっくり。

梅窩のターミナルを降りて右手に海沿いを5分ほど歩くと銀鑛灣酒店に着く。目の前はビーチが広がる、のどかな場所である。ついこないだ高校を出たばかりっぽい若くて可愛らしい男の子がフロントの受付をしていた。もちろん普通に英語が通じる。宿泊料金をクレジットカードで払って鍵をもらい、部屋に入る。あまりきれいな部屋ではなく、これで1泊1000HKDはちょっと高い気もしないではないが、まあ九龍や湾仔などの繁華街のホテルよりもまったりしていていいかもしれない。

Silvermine Beach
Silvermine Beach Hotel

しばらく部屋で休んだあと、再び梅窩のターミナルに向かう。セブンイレブンがあった。今回の香港訪問の目的の一つとして、現地のプリペイド携帯電話(SmarTone社のUSIMカード)を購入するというのがある。さっそくセブンイレブンの店員にかけあってみると、あっさりとレジの下の引き出しをごそごそと探し、ビニール袋につつまれた新しいUSIMカードを出してくれた。180HKD(約2700円)。身分確認も何もない。テレホンカードを買うような感覚で、ここではこうして簡単に買うことができるのだ。

ターミナルから再びフェリーに乗って中環へ。フェリーの中でさっき買ったUSIMカードをGSM携帯電話機の中に入れ、電源を入れてみる。ちゃんと「SmarTone」と表示され、認識された。ためしに現地の天気予報(TEL:185-03)に電話をかけてみると、SmarToneからの開通のアナウンスとともに、広東語の天気予報が聞こえてきた。これでこのUSIMカードが携帯電話として使えるようになった。有効期間は180日で、期限までに追加料金をチャージすれば、さらに180日間この電話番号を維持することができる。

国際ローミング可能なので、日本のW-CDMA対応の携帯電話機(NOKIAなどで売っている)にこのUSIMカードを差し込めば、日本でも使えるはずである。今、日本ではおれおれ詐欺が問題になっていて、国内でのプリペイド携帯の販売を規制するとかなんとかいう動きがあるようだが、このように香港で買ったプリペイド携帯をローミングインできるので、そんな規制は全く意味がない。日本のお役人がいかに自国内だけしか見ていないかということがよくわかる。

6月に訪れたシンガポールの街並みはどことなく横浜を思わせるものがあった。シンガポールが横浜なら、同じ港町の香港は神戸に似ている。フェリーが中環に着く直前にフェリーの右手には、香港島の高い山を借景としてその裾野に街が広がるのが見える。まさに神戸の街並みそのものである。まあ神戸にはあんなに高いビルはひしめきあっていないけど。

Bayside view

中環の街も、なんとなく神戸の三宮に似ている。遮打大廈(Charter House)や環球大廈(World Wide House)あたりは渡り廊下で結ばれていて、三宮センタープラザを思わせる。

環球大廈にある両替店で、所持金を両替する。当初、深圳に行く予定で中国元を1000元用意していたのだが、要らなくなったので、100元札1枚だけを記念に残し、残りの900元を香港ドルに両替することにした。レートは0.92と言われ、900元は820HKDほどに替わった。

近くの「鏞記酒家」という広東料理レストランで夕食を摂る。本場の中華料理を前に張り切ってダックの丸焼きをオーダーしたのだが、日本の中華料理とは使っている油が違うのか、食べるとすぐに胃にもたれ、中華料理好きの僕でも全部食べ切れなかった。

食事のあと、やはりここまで来たなら香港100万ドルの夜景を拝まなければ、ということで、急な坂を上ってピークトラムの乗り場に行き、そこから山頂へ上ることにした。ピークトラムでもオクトパスカードが使用可能。摩耶ケーブルのようなケーブルカーが、急峻な坂を力技で上がっていく。

山頂の駅には展望台があり、そこから夜景が見えるようになっていた。日本人の団体もいっぱいいたのだが、夜景を見た印象としては、100万ドルと形容されるほど感動するものでもなく、「ふーん」という程度のものだった。あまりにも高いビルが中腹まで伸びてきていて、それらが下の風景を妨げている格好になっていた。やはり香港の摩天楼は下から見上げたほうが壮観である。

Downtown view from Victoria Peak
Central

※道端で立っていると、地元の学生風の可愛い女の子に話しかけられること2度。何言ってるかさっぱりわからなかったのでゴメンナサイしてしまったが、惜しいことをした。次までに広東語を勉強するぞ :-p

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