イタリア・トリノで繰り広げられてきた冬季オリンピック大会が、閉会した。
前半は、上村愛子、里谷多英、清水宏保、岡崎朋美、童夢・メロ兄妹ら期待の日本人選手が全滅。女子カーリングでは大健闘したもののメダルには結びつかず、このまま日本はメダルなしに終わるのかと危惧していたところ、最後の最後になって、フィギュアスケートで荒川静香選手が燦然と輝く金メダルを獲得し、なんとか日本の面目躍如した。
フィギュアスケートでアジア人の選手が金メダルを取ったのは、史上初だという。2年前の今頃、NHKの朝ドラ「てるてる家族」では、主人公の4姉妹の長女がフィギュアスケートの選手で、数々の激戦を乗り越えてオリンピック(グルノーブル)の日本代表として選ばれるという話があったが、そのとき、コーチは「オリンピックでも勝とうなんて思わないで下さいね。オリンピックは”ごほうび”なんですから。出られるだけで十分」と言うシーンがあった。よもや日本人がフィギュアスケートで世界と伍して戦えるなどとは、その当時考えもつかなかった。それが、今や金メダルまで取れる時代にまでなったということは、なんとも感慨深いものがある。
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