渋谷で、こんなのを見つけた。
「ranKing ranQueen」という店で、世に出ている化粧品、CD、薬から本、ジュース、お菓子などあらゆる商品について、売れ筋のものを独自の基準でランキングし、その上位のものを売っている店である。
前のほうの「ranking」の「king」に対して、後ろのほうは「queen」をあて「ranQueen」という新語を作っている。そして読み方は「ランキング・ランクイン」と読ませているのが面白い。
東急グループの店で、「駅機能の見直し」の具現化に向けた、新コンセプトの店舗、という戦略にもとづいたものなのだそうだ。駅というものを情報の受発信の拠点としての位置づけとし、膨大な量の情報の中から取捨選択した「話題」 の提供のためのアンテナショップなのである。
人気商品をランキングし、流行のものを店頭に並べる。「みんなと同じものが安心」と考える日本人の国民性からみて、ぴったりではないだろうか。
Category: Humor ユーモア
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ランキング
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兄貴と弟分
泥棒の兄貴と弟分が話をしている。
「おう、どうだい、最近」
「兄貴ィ、さっぱりです。最近、不景気で、シノギもろくにできやしません」
「んなことあるめえよ。カネなんてあるところにはたーんとうなってるもんさ。退職金かかえてる年寄りなんて、大金持て余してンだろうよ。そういう奴から、奪っちまうのよ」
「どうやってやるんですか」
「銀行の機械とか、デパートの機械とかでカネ下ろしたところ、狙っちまえばいいのよ」
「そううまくいくもんですかい。第一、そういう機械じゃ、防犯カメラだってあるだろうし、すぐ足ついちまいますよ」
「女使やあいいのよ。それも子連れの女がいいな。よもやガキ連れた女が強盗するなんて、誰も思わねえだろうよ」
「だけど、女に強盗なんてできるんですかい」
「なあに、抵抗されたら、『泥棒!』とでも叫んでやりゃいいのよ。そしたら周りの正義感強い連中がわらわら寄ってきて、そのジイサンを捕まえてくれるさ。日本人ってのはフェミニストが多いからよ、女のほうが被害者みたいにしてたら、みんな女の味方さ」
「なるほど、さすが兄貴っすね」
「んで、どさくさにまぎれて、ジイサンが下ろしたカネでもつかんで適当にトンズラこきゃ、大成功だ」
「でも、途中で警察が来たりしたら厄介じゃねえすか」
「警察が来たって、状況からすりゃとっ捕まるのはジイサンのほうさ。女の言い分とジイサンの言い分じゃ、どう考えても女のほうを信じるって。女の味方して、ジイサンが逃げないように押さえつけててくれるだろうよ。うまくすりゃ、絞め殺してくれるかもしれねえぜ。なぁに、三重県警ならそのぐらいやるんじゃねえか」
「だけど、そのジイサン、浮かばれねえな」
「なぁに、誰も責任なんて取りゃしねえんだから、気にすることねえって」
「防犯カメラに証拠が写ってるっしょ」
「警官が無抵抗の一般人をボコボコに殴り倒して制圧してるところなんか、警察が公開するかよ。そんなのマスコミの手に渡ったりしたら、えらいことだぜ。適当にもみ消して、オクラにするに決まってらあ。どうだい、これで完全犯罪だ」
「さすが兄貴、あったまいい!」
そこへやってきた三重県警の警察官。
「オイコラ、おまえたち! 良からぬこと考えてんじゃねえだろうな! 変なことしやがると、うつぶせにして後ろ手錠で床に20分間押し付けるぞ! 文句があるか! 文句があるならここに言え!」 -
吉野家
牛丼が尽きると途端に殺伐としてきましたなあ……
牛丼販売中止で暴れる 35歳男逮捕 茨城
タイーホされた容疑者は「牛丼が販売中止になることを知らなかった」と供述しているらしい。
もうね、アホかと、バカかと。
お前な、新聞も読まずに吉野家行ってんじゃねーよ、ボケが。
小一時間問い詰めたい。
ところで、吉野家が牛丼を止めたら、松屋とかなか卯とかの同業他社まで横並びで販売中止するのは何故だろうか。
「500円するけど、国産牛肉を使った牛丼売ります」っていう店が1つぐらいあってもいいと思うんだけどなあ……今だったら客来るよ。業界の慣習として、そういう抜け駆け行為はしないのかな……ド素人の僕にはよくわからない。
ド素人は牛鮭定食でも食ってなさいって?それも今は無いんだよな~。トホホ。