Month: August 2004

  • ゴールドラッシュ

    アテネ五輪での日本の調子がいい。開会2日目の柔道での谷亮子、野村忠宏両選手のダブル金メダルを皮切りに、北島康介(水泳)、谷本歩実(柔道)、体操男子団体など、相次いで金メダルを獲得している。男子サッカーは不本意な結果だったが、女子のサッカーではそれを補って余りある好成績である。
    僕が覚えている最も古いオリンピック大会は、20年前のロサンゼルスオリンピックだ。このオリンピックは悲喜こもごも、いろいろな選手たちのドラマが多かったことで印象に残っている。周囲からのプレッシャーに泣いた選手、調整の不具合のために本番失速した選手など、惜しいところで大舞台を落とした人たちが多かった。
    そのころに比べ、今の日本選手は大舞台のプレッシャーにも強くなり、また強化方法も進化してきたということもある。メダルの取りこぼしが少ないという点では、大きな進展といえる。
    金メダルを取った谷亮子選手は、僕の地元だった兵庫県西宮市の市民だという。市はさっそく谷選手に市栄誉賞を贈ることを決めたそうだが、授賞式の場に
    Go Sakamoto, go!
    この選手も一緒に並ぶことを期待しているのだが。
    ※このほかの西宮市ゆかりの五輪代表選手は次のとおり。みんなまとめてメダル取ってくれると、うれしいかな。
    ★谷佳知選手(野球代表、谷亮子選手の夫)
    ★清水直行選手(野球代表)
    ★竹下佳江選手(バレーボール代表)

    (more…)

  • 20分の儚い夢

    お盆休みを利用して、実家に帰省していた。16日に京都に行ったので、ついでにこの日行われる有名な五山送り火(いわゆる、大文字焼き)でも見ようということにした。

    送り火の点火は午後8時からということ。終わりの時間は明記されていなかったが(地元の人に聞いても、わからないとの返事だった)、まあ観光用のイベントでもあることだし、10時ぐらいまでは続くんじゃないだろうかと勝手に思い、四条河原町の居酒屋で9時ごろまで適当に時間をつぶしてから、四条通りの鴨川べりに繰り出した。

    ところが、鴨川の上流の山のほうを仰ぎ見ても、どこにもそれらしき送り火は見当たらない。周りには送り火を見にきたと思われる浴衣姿の人たちが溢れているというのに、誰も送り火には関心なさげのようだ。
    見物スポットがもっと別の場所にあるのかもしれないと思い、近くの駅の駅員さんに送り火を見られる場所はないか訊いたところ、

    「送り火? もう終わっちゃいましたよ。マキをくべるだけですからね……20分ぐらいで終わっちゃうんですよ」

    呆気に取られてしまった。

    確かによく調べずに行ってしまったのが悪いのだが……それにしても、全国的に有名な年一度のイベントが、たった20分とは、余りにもさびしいな……。

    しかも時間つぶしに立ち寄った居酒屋というのが、アラビア風の宮廷を模したところで、かといってアラビア料理が出てくるわけでもなく、アラビアンナイトのコスプレをしたおねーちゃんが

    「ご主人様、いらっしゃいませ~」

    などと言って出迎えてくる。

    注文を聞きに来るときにも、呼ばれて出てくるたびにいちいち「ご主人様、お呼びでしょうか」などと言うのだが、そんなこっぱずかしい演出はいらないから、席の照明をもっと考えてくれ~と言いたかった。暗くてメニューも見えやしなかった。

  • 人間讃歌 アテネ五輪

    「Welcome home――」というスローガンのもと、ギリシャのアテネにオリンピックが戻ってきた。19世紀後半、普仏(独仏)戦争の大敗などにより疲弊したフランスの国力と誇りを復活させるために、ピエール・ド・クーベルタン男爵が英国を視察し、青少年の教育に英国式のスポーツ教育を取り入れたこと、それと同時に、この時代にギリシャのオリンピアで古代五輪遺跡が本格発掘され始めたことから、そのブームに乗って1896年にアテネでオリンピック大会を復活させた。それ以来、オリンピック会場は4年ごとに世界各地に舞台を移していたのだが、それが今年、108年ぶりにアテネの地に戻ってきたのである。
    オリンピック会場の工事の進捗が遅れに遅れ、一時は開催自体が危ぶまれた時期もあったが、無事に開会式にまでこぎつけることができたようである。
    開会式はいかにもギリシャらしいというか、荘厳で格調に満ちたもののように思われた。なかでも印象に残った演出は、紀元前何千年も昔からのギリシャの歴史を、古代から現代まで、その時代時代の人々の衣裳を使って、順を追って紹介していく。その歴史絵巻は、ヒトゲノムが解読された現代を象徴する、DNAを意味する螺旋模様の演出で終わる。
    あくまで人間を中心に据え、人間の歴史を紹介していく姿が、ギリシャらしい。これが日本人だったら、まず人間をとりかこむ自然の姿の移り変わりをメインにし、クライマックスは地球!環境!を訴えかける内容になっていたのではないか。人間とは何か、そのありようを考え続けてきたギリシャ哲学の重鎮・ソークラテースやプラトーンなどを輩出してきたギリシャならではの演出だと思う。
    近代オリンピックも100年以上の歴史をもつようになり、クーベルタン男爵の当初意図する理念とは大幅にかけ離れた部分も大きくなってきた。が、ともあれ、表舞台でプレーする選手たちのドラマは、昔も今も変わらない。17日間の熱戦を見守りたい。

  • アウトプット

    だいたいどこの会社でも最近は「成果主義」がブームで、年功的要素よりも「アウトプットを評価する」人事考課制度にシフトしていっている。

    特に若い社員は、自分と同じような仕事しかしない(と思っている)先輩社員のほうが自分より高い給料をもらっている実態を業腹に思っているようで、成果に応じて報いる給与体系への転換を特に声高に要求している。

    そういうことを言う人は往々にして自分のことを「仕事のできる人間」だと信じており、給料以上の成果をあげているはずなのに相応の報酬を得られていないと不満を感じているようだが、実際にふたを開けてみると、自分が思っているほどに「成果」を認められず、結局給料だけ安く切り下げられているだけに終わっている、というパターンが多かったりする。

    まあそれは置いといて、成果や業績に応じて評価する給与体系は、柔軟に運用できるし、給料をもらう側の納得性も高いように見える。

    ただし、それは「アウトプットのある仕事」をしている人の場合だ。

    アウトプットの出ない仕事、つまり非生産部門や、バックオフィス業務、あるいは既にリリースした製品・サービスのオペレーションやメンテナンスにたずさわる仕事をしている人については、ものを「生み出す」ことがミッションでないだけに、成果主義のもとでは評価しにくい。いきおい、「何もアウトプットを出さない=何も仕事をやっていない」と見なされ、低い評価に甘んじさせられることになってしまう。そればかりか、「非生産部門=金食い虫=会社のお荷物」扱いされ、真っ先にコスト削減の対象とされて、ぎりぎりの状態で仕事をせざるを得なくなる。

    アウトプットを出さないものは、価値がない、と見られているのが現代の風潮なのである。

    8月9日、関西電力の美浜原子力発電所3号機のタービン建屋で、高温高圧の蒸気が噴き出すという事故が発生した。直接放射能に触れる一次系冷却水の事故ではなかったので放射能漏れなどの最悪の事態は免れたものの、今回の事故で熱水を浴びた4人が死亡し、7人が重傷を負うという大惨事となった。

    詳しい事故原因については今後の調査が待たれるが、破損した配管は20年以上交換されていなかったのだという。関西電力の体質がどのようなものかは知らないが、設備のメンテナンスはコストがかかるばかりで何もアウトプットを出さないことなので、「費用対効果」に照らし、積極的に行わず後回しにしたなどという意識があったのだとすると、恐ろしい。

  • iPod、なかなか良いかも?

    最近、CDをCDプレーヤーにかけて聴くということがほとんどなくなってきた。CDを買ってくるとまずPC上でWMA形式に落とし込み、聴きたくなったらWindows Media Playerを使ってPC上で聴くことがほとんどである。PC附属のスピーカーは確かにショボイが、それほど音にこだわっているわけでもないので無問題。むしろ聴きたい曲をささっと検索して呼び出せるほうが重要なのである。
    クルマのトランクには10連奏CDプレーヤーが積んであり、運転席からリモコンで選曲し、演奏される曲をFMトランスミッターを使ってカーラジオに飛ばして聴くことができる。
    ウォークマンのように、外出しながら電車内などでイヤホンを耳に入れて音楽を聴くことは、あまりしない。外に居るときに両耳が塞がれるというのもどうにも気持ち悪いし、近くの人に音を漏らしているのではと気になるあまり、音楽を楽しめないからだ。
    さて最近、iPodが空前の人気を誇っているらしい。先日は40GBのモデルが売り出され、約1000曲が収容可能という。これなら僕のコレクションはほとんど収容できる。
    ただ楽曲を外に持ち出してイヤホンで聴けるというだけならそれほど興味は沸かないのだが、別売りのFMトランスミッタを使うと、出力をFMラジオに飛ばすことができる。つまり、iPodとFMトランスミッタ一揃いあれば、家にいるときは家のラジオでiPodの音楽が聴け、クルマの中ではカーラジオで聴けるということになる。
    これは便利かもしれない。ただ、iPodとFMトランスミッタ合わせて5万円以上するというのが、かなり痛い。

  • 英語版ラップトップPC

    僕がメインで使っているPCは、2年前にソフマップで買った自作のデスクトップPC(Intel Desktop Board D845GEBV2/Celeron 2GHz Processor/256MB DDU SDRAM/80GB HDD)なのだが、実家に帰省したり、旅行に出たりしたときに持って出られるラップトップがあると何かと便利だと思うようになった。以前は会社支給のサブノートPCを仕事/自宅兼用にしてどこにでも携帯しようなどと目論んでいたのだが、昨今のセキュリティ施策とやらで会社のPCのユーザプロファイルがガチガチに決められてしまい、勝手に環境をカスタマイズして遊ぶことができなくなった上、PCの持ち出しそのものにまで事前申請と上司の許可が必要などという厳しい制限がかけられてしまったので、自分用のサブノートは自分で用意するほかなくなってしまった。

    そもそも日本語のキーボードが嫌いで、家でも会社でもわざわざUSキーボードを買ってきて付け替えているほどなので、自分用のラップトップでもUSキーボードになっているのが望ましい。また、WindowsXPだと標準で複数言語に対応しているので、英語版のXPを入れてあとで日本語化(下記リンク参照)すれば、日本語版のアプリを動かすことも可能だ(但しWindowsのメニューやダイアログボックスなどは英語のままとなるが)。それなら、いっそのこと英語仕様のPCを買って日本語化して使うほうが、デスクトップも英語メニューでカッコいいし、将来結婚して嫁さんに中身を盗み見られそうになっても英語だとためらうかもしれないし(英語堪能な嫁さんなら別だが……)。

    US Life Handbook::英語版PC・英語版PDAの日本語化

    英語仕様のラップトップならアメリカにでも行ったときに買ってくるのが一番簡単なのだが、いつ行けるかわからないし、買った後のアフターサポートが心配なので、できれば日本にいながら買えるのが一番望ましい。ということで、サイトを一通りのぞいてみると、

    • IBM
    • Toshiba
    • DELL

    の3社が英語版ノートPCを用意しているらしい。

    一番安そうだったのがIBMのThinkPad X40。IBMダイレクトで21万円。それでも20万オーバーか……。冬のボーナスまで待つしかないかなあ……。

    他の関連サイト
    I LOVE 101 KEYBOARD!
    ノートPCに英語キーボード

  • サイトのアップデート

    今日は年休消化のため会社をさくっと休み、せっせとブログ書き。といってもあんまりネタもないので、テンプレートをいじるだけで済ませる。
    このブログのフィード部分を修正。トップページの左下部分に3通りのフィード(RSS1.0、2.0、ATOM)へのリンクを用意した。ただし既にフィードリーダでこのブログを購読している場合、既に読んだ記事も含めて全記事が未読状態になってしまうのでそれだけご容赦いただきたい。
    また個人サイトへのリンクを左側のナビゲーション部分に張っていたが、だんだん増えすぎてトップページが見づらくなったので、別のエントリにリンク集をまとめ、そのエントリのページにナビゲーション部分からリンクを張る形にした。

  • 個人サイト リンク集(女性)

    個人的にオンライン・オフラインでお付き合いのある方々のうち、ウェブサイトをお持ちの方々へのリンク集(女性)。
    いままで、トップページのサイドバーに載せていたのだが、長くなりすぎて見にくいので、エントリーの中にまとめることにした。

  • 個人サイト リンク集(男性)

    個人的にオンライン・オフラインでお付き合いのある方々のうち、ウェブサイトをお持ちの方々へのリンク集(男性)である。
    いままで、トップページのサイドバーに載せていたのだが、長くなりすぎて見にくいので、エントリーの中にまとめることにした。