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  • 車公廟へ詣でる~香港バタフライ発見~

    地元の人々を疫病から救ったといわれる伝説の将軍・車公をまつった車公廟。KCR(九廣鐵路)の大圍駅から馬鞍山鐵路に乗り換えて1駅。そこで降りて車公廟路という大通りを大圍方面に5分ほど歩くとすぐ見えてくる。 入口から入ろうとすると、線香などを売っている屋台のおばさんが声をかけてくる。参拝セット1式80HK$(約1200円)とのこと。まあせっかくお参りするんだから買っていくかと思い金を払うと、ぶっとい線香が何本もと、「香油」という油の入ったペットボトルを2本、渡された。こんなにいっぱいどっさり渡されてもどうすればいいのかと途方に暮れていると、中にいた係のお兄さんが寄ってきて、英語でお参りの仕方を教えてくれた。まず、線香を入れている赤い袋から線香を取り出して、袋の裏側を示し、「ここに名前と、願い事を書いて」と言われた。とりあえず名前と、「let me make money」とか適当に願い事を書いてお兄さんに渡すと、お兄さん苦笑いしていた。その間に別の人が僕の線香に火をつけてくれ、その線香を持って、「come here」と言って正面の大きな線香立てに連れて行かれた。 線香立てから拝殿に向かって、「こうして、線香を手で前に持ちながら、3回お辞儀して拝礼する。終わったら、その線香を線香立てに立てる」ということなので、言われたとおり拝礼して、線香を立てた。終わると、また「come here」と言われ、今度は細い線香の束を渡された。 「今度はこの線香を、あそこにある線香立てに3本ずつ立てていって」と、別に何台か置いてある線香立てに案内された。もう何がなんだかわからないまま言われたとおりに動いていたので、どうやってお参りしたかよく覚えていない。 拝殿。中に入ると、3回廻すと運命を変えられるといわれる風車が何台か置いてあった。金運を好転させることを願いながら、ゆっくりと3回廻した。 車公廟を出て、河原に沿ってしばらく歩くと、大圍駅前に出た。 香港特有の、ぼろぼろの建物に囲まれた街並みだが、人通りは多く、けっこう繁華なところである。しばらくうろうろしたあと、駅からKCRに乗って都心に向かうことにした。 駅のホームで電車を待っていると、蝶が一羽舞っているのが見えた。 これって、ひょっとして「香港バタフライ」ではないだろうか。角川Web映画で、見た人に奇跡をもたらすといわれている蝶。映画では5年住んでも見られないと言っていたが、こんなにすぐに見られるなんて! これはきっと車公廟さんにお参りしたご利益に違いない。 自分の生活に奇跡が起きることを祈りながら、帰路についたのだった……。 Technoratiタグ: 旅行 | 香港 | 車公廟 | 香港バタフライ |