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  • ゴネたもん勝ち

    先日、帰省先から帰京する際に、荷物が多かったので自宅からタクシーを呼んで最寄り駅まで乗せて行ってもらった。その時にそのタクシーの運転手さんが言っていた話。 「こないだ東京から来たというお客さんを乗せたんですけど、その人が言うに、TVの『警察24時』みたいな番組でよく大阪の駐車違反の取締りの時の言い訳集みたいなのが放映されるのを見ていると面白いと言ってましたね。あっち(関東)のほうやと、捕まったら『ちぇっ、ついてねーの』って舌打ちするだけで、素直に切符切られるんやけど、大阪の人は必ず言い訳するなりゴネるなりするみたい。で、いよいよ逃げ切れないことがわかると、『他の人かて止めてるやんかー』みたいな言い方をする。それが東京の人にとってはすごく驚きやって言うてました。ウチらからしたらごく普通の会話なんですけどね……」 駐車違反の取締りでの言い訳はもはや全国的知名度となってしまったが、とにかく関西人は「ゴネたもん勝ち」という空気がある。 ところで、 「事故防げた」再捜査で青信号側を起訴…信号無視死亡 大阪府門真市の交差点で2003年2月、信号を無視した乗用車と、男性会社員(33)(大阪府豊中市)の車が衝突、乗用車の2人が死亡した交通事故があり、大阪地検が業務上過失致死罪で不起訴処分とした会社員について、再捜査し、先月一転して在宅起訴したことが7日、わかった。 地検は当初、相手の信号無視を重視し、互いが交通ルールを守ることを前提とした「信頼の原則」に基づき、会社員の過失責任を問わなかったが、事故現場の見通しが良かったことも考慮し「会社員が前方を注視していれば、事故は防げた」と、処分を切り替えた。交通事故厳罰化の流れに沿い、ドライバーにより高度な注意義務を求める判断となった。 起訴状などによると、事故は2003年2月16日未明、門真市内の近畿自動車道に並走する府道(通称・大阪中央環状線)と、府道への進入路との交差点で発生。府道を南進していた会社員の車が青信号で交差点に進入、右側から赤信号を無視して突っ込んできた乗用車の側面に衝突。乗用車を運転していた男性と、助手席の知人(いずれも当時33歳)が、頭を強く打つなどして死亡した。 (中略)  大阪府警門真署は昨年1月、会社員と、乗用車の男性を業務上過失致死容疑で書類送検。地検は2月、「別の車が赤信号を守らずに飛び出してくるとは、予測できなかった」などと、「信頼の原則」を適用して、会社員を不起訴処分(嫌疑不十分)とし、乗用車の男性も死亡を理由に不起訴とした。  しかし、死亡男性の遺族らが6月、大阪第2検察審査会に申し立てたことで、地検は、検察審査会の議決を待たずに、府警とともに再捜査を開始。  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050107-00000108-yom-soci 普通に青信号で走っていただけなのに、信号無視のDQNカーが突っ込んできてそれにぶつかって相手が死んだということで、生き残った方が起訴された実例。 相手が信号無視でも、たまたま死んじゃったから免責で、生き残ったほうに責任を負わせるってことですか、たまんねーなー。「会社員が前方を注視していれば、事故は防げた」信号を守ってれば事故は防げたと思うのだが、それは無視ですかそうですか。さすが駐車違反の取り締まりにもゴネる大阪人だけあって、訴えた遺族の面の皮は凄いものがある。まあ、遺族があまりにしつこくゴネるものだから、持て余した検察庁が裁判所にゲタを預けたというのがホントのところかもしれないが。当然、世論は遺族叩きムード一色であった。 それにしても、この理屈が通ったとしたら、もういっそのこと、大阪は全部黄色点滅信号にしてみてはどうだろうか。 Technoratiタグ: ニュース | 車 | 雑感 |