亜米利加さんに逝ってきました in 相模Depot

(デポの名称が違っていたので、再度エントリ上げなおし)

米陸軍相模総合補給廠(Sagami Depot)で9/22~23の2日間、ミュージックフェスティバルということでオープンゲートがありました。私は2日目の9/23に行ってきました。

Sagamihara music festival

本当は、入口の写真を載せようとしたんですが、カメラを向けた瞬間、セキュリティーの人にすかさず「あ、写真撮らないで下さい!」と制止されてしまいました。

Admission gate

入口を入ると、いつもの通り手荷物検査と金属探知機による保安検査があり、それをくぐってしばらく歩くと、上の写真のような門で入場料(500円)を取られました。料金を払うと、紫色の紙製のブレスレットを腕に巻いてくれました。これを巻いていれば何度でも入退場可能なんだそうです。そういえばハワイのパールハーバーの博物館でもこういうブレスレットやってましたね。

お金を払うと、メイン会場まで100円でシャトルバスが出ていますが、せっかくなので歩くことにしました。

Sagami Depot
広大な敷地

Sagami Depot residential area
右手には、軍人さんのとおぼしき住宅地が

10分ほど歩くと、模擬店の屋台の並ぶメイン会場が見えてきました。

Band performing on the stage

特設ステージでは、バンドの皆さんが歌っています。

とりあえず、手頃な模擬店でターキーレッグとかいうものと、ソーセージみたいなのを買ってきました。ぶっといです。がっついて食べましたが、全部食べ切れませんでした。

Turkey leg

腹ごしらえが済んだところで、いつものように周辺の散歩(?)です。アメリカ人の生活を垣間見る絶好のチャンスなのです。ATMがあったらドルのお金を下ろし、PXのわきに置いてあるチラシをいただいて彼らの普段使っている生活用品を知り、新聞を買って彼らが関心を持っているものを調べ、ついでに郵便ポストがあったらアメリカ宛の手紙を出そうと思って、ハワイに行った時に買ってきた米国の切手を貼った封筒を持ってきました。日本からアメリカに封書を送ると最低110円かかりますが、基地内のUSPSの青いポストを使うと米国内扱いとなり41セントで済むので、だいぶ郵便料金が節約できます。(座間や根岸では結構な数の封筒をポストに投函させてもらいました。)

立ち入り禁止になっていないのを確認して、メイン通りをはずれて歩いてみます。

Container yard

コンテナ置き場です。ここは総合補給廠なので、軍関係の資材などを置いておく場所のようです。武器や兵器や、ひょっとしたら核爆弾なんかも敷地内にはひそかに貯蔵してあるかもしれません(笑)。

AAFES gas station AAFES gas station

基地内の軍人向けのガソリンスタンドです。入口にある青地に白の270という価格表示はおそらく1ガロンあたり2ドル70セントという意味でしょう。ホノルルではたしかガロンあたり3ドル台だったと思うので、軍人向けにだいぶディスカウントしてあるようです。まあ日本と比べればずっと安いのには変わりありませんが(ちなみに日本ではガロンあたり約4.5ドル)。ちなみにこの日はガソリンのポンプは動いていませんでした。

ガソリンスタンドのわきには「Shoppette」と書いた売店のような建物がありました。「基地のIDを持っていない方は中の物やガソリンは買えません」と書かれた張り紙がしてあり、クローズしていました。

そのとき、
「すみませーん」
と、私を呼ぶ声がしました。振り向くと、Tシャツに短パンの日本人のおじさんたちが数名、私のところに向かってきます。ははあ私に触発されて内部探索を始めたマニアたちかな、と思っていたら、その人たちは

警察手帳をぱかっと開いて、

「警察です」と、刑事ドラマのような展開になりました。どうやらこのTシャツ短パンおじさんたちは、私服警察官だったようです。

あっと言う間に取り囲まれてしまい、誰何された上、身分証明書の提示を求められました。「ここは立ち入り禁止だとは聞いていない」と抗弁しましたが、
「メインの通りから外れると、まずいんですよ。そういう所で、1人で、いろいろ写真撮ったりなんかしていると、憲兵につかまっちゃって、大変な目に遭います。昨日も1人身柄を確保されて、3~4時間拘束されたんですから」
とのこと。

そして、私の携帯で撮った写真を全部調べられました。まあ、ここにアップしている写真しか写ってなかったので、疑いは晴れたわけなのですが、

「誤解を招くことになりますから、くれぐれも注意してください。昨日拘束された人も、(軍事機密とは)関係ない写真しか撮ってなかったみたいだから釈放されたけど、もし施設の写真とかが1枚でも入ってたら、ひょっとしたら帰れなくなっちゃうかもしれないです。楽しく(過ごして)帰ってほしいですから、よろしくお願いしますよ」
と言われて、解放してもらえました。

あとで別の警察官(日本)の人に、どこまでが立ち入っていいところなのか訊いてみたところ、

「基本的に、会場のエリア(ステージのある広場の部分)と、そこから出入口までの通路、それだけ。それ以外の場所は基本的に立入禁止です。もちろん建物の中もNG。われわれだって、立ち入れる範囲が決められているんです。昨日は、間違って立入禁止エリアに迷い込んだ人が2人ほど捕まって、解放されるのに5時間もかかったんです。気をつけた方がいいですよ。厳しいんです。日本の国と違いますから。」

と言われました。つまり、模擬店・ステージのある広場におとなしくいろということで、そこと出入口とを往復するほかは、どこにも行ってはいけないということでした。それならそうと、表示するとかロープで区切るとか見張りをつけるとかして明確に示してくれればいいのに、線引きがあいまいですよね。それにしても迷い込んだだけで5時間も拘束はひどいなあ。冒頭の「写真撮らないで」といい、ここ(相模原)は他の米軍施設に比べて少し厳しすぎですね。

会場にいる以外何もできない、もちろん、お金下ろしたり手紙出すなんてもってのほかということで、つまんないです。ということで、これ以上長居は無用。アメリカの飲み物をしこたま仕込んで、さっさと会場を出ました。

Depot burger
会場に売っていた「デポ・バーガー」。ここの名物だそうです。今日の晩御飯にしました。

さて、今回は憲兵に捕まる前に日本の警察に声をかけられたから、簡単な職質&お説教だけで済みましたが、もし先にMPに捕まってたら、5時間絞られ、下手すると、軍法会議か、営倉入りだったかな(汗)。そうなったらブログのネタとしては非常に面白かったんでしょうが、あんまり「捕まった自慢」を得意げに書くと米軍に人生終わらされる前にこのブログを炎上されて人生終わらされるかもしれません(爆)。

さて、また星取表を更新してみます。

横田基地
キャンプ
座間
厚木基地
横須賀
基地
根岸
米軍住宅
相模総合
補給廠
種別 Air Force Army Navy Navy Navy Army
公開時期 8月 4月/8月 4月 4月 4月/8月 9月
所在地 東京都 神奈川県
基地へのアクセスの利便性 ★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★★★
入場のスムーズさ ★★★ ★★ ★★★★★ ★★★★★
入場料 無料 500円
(大人1名)
入場セキュリティチェック 金属探知棒による外部からのボディチェック(必要に応じて所持品検査) カバンを開けての所持品検査 軍用犬による外部からの所持品チェック 金属探知ゲートによるボディチェックとカバンを開けての所持品検査
基地内行動自由度 ★★ ★★★★★ ★★ ★★ ★★
模擬店の充実度 ★★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★ ★★
軍用機などの展示 戦闘機、輸送機、旅客機、ヘリコプターなど多岐にわたる 戦車、輸送用ヘリ 艦載機 なし なし なし
基地内フードコート・
レストラン等利用
× × × ×
基地内ATM利用 × × × ×
基地内自販機利用
(米国の自販機はなし)
× ×
(米国の自販機はなし)
基地内郵便ポスト利用 × × × ×
基地内施設(建物)への
立ち入り自由度
★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ×
(一切不可)
出場のスムーズさ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
総評 オープンゲートの中では最も大規模。軍用機の展示も充実しており、アトラクションや模擬店ブースも多様。食事も比較的並ばなくてよい。 敷地内全域にわたって歩き回ることができ、自由度が最大。中の人の生活の一端が垣間見られ非常に楽しい。ただ食事どころは比較的少なく、並ばなければならない。 まあ、軍用機(艦載機)好きな人にとってはいいところかも……。 制限されたエリアの中で工夫をこらした演出。マクドナルドやシナボンなどが利用できるところも◎。ただ入出場の行列が激しいところだけはちょっと×。 住宅地だけあってまったりした感じ。建物内もわりと自由に出入りでき、バーやフードコートやボウリング場、スロットマシンも利用自由など気前良し(スロットマシンは日本人はNGになってました)。 全体的にこじんまりした感じだが、スタッフが厳しい。入場料を取られる。立入可能エリアと禁止エリアの区分けが不明確。人数が少なく模擬店で並ばずにすむのと入出場がスムーズなのとアクセスが便利なのがメリット。


【2007/09/26追記】

22日に相模デポで拘束された人のことが記事に載ってますね。

倉庫撮った日本人拘束 米陸軍相模総合補給廠

2007年09月26日06時06分

 神奈川県相模原市の米陸軍相模総合補給廠(しょう)で22日、敷地の一部を開放して米軍主催の有料の音楽祭が催された際、同県鎌倉市の男性(45)が、敷地内の倉庫などを家庭用ビデオで撮影したところ、米軍憲兵隊から数時間にわたって拘束され、事情聴取を受けていたことが分かった。男性は「撮影禁止の説明はなかった」とし、米軍側は「テロ対策の一環として当然」としている。

 男性によると、音楽祭を見物した後、午後2時半ごろ、出口に向かって歩きながら倉庫などを撮影した。すると3人の米兵に呼び止められ、補給廠内の施設へ車で連れて行かれ事情聴取を受け、午後6時半ごろ解放されたという。

 身元や撮影目的、宗教、米国人をどう思うかなどについて聴かれ、カメラは返されたがテープは戻されず、理由の説明もなかったという。

 男性は「観光のつもりで撮影した。事前に持ち物検査を受けており、撮影禁止との説明はなかった」と主張している。

 一方、在日米陸軍基地管理本部は「現場は立ち入り禁止区域で、撮影は日本の国防に脅威を与える行動で、拘束はやむを得ない。聴取は任意だった」としている。

 米軍側は、拘束時間は同日午後3時14分~同5時6分の2時間弱とし、テープについては「中身を消去するようにお願いした」と男性とは食い違う説明をしている。

 また、同じ日に建物などを撮影した別の男性からも事情聴取したとしているが、詳細は明らかにしていない。

 音楽祭では日米の音楽家がロックやハワイアン音楽などを演奏。入場料は15歳以上500円、9~14歳300円で、23日も開かれ、2日間で約8000人が訪れたという。

この記事によると、この拘束された男性の歩いたルートは、私が歩いたルートとそう大差ないようですね。私のときは何台か米兵のジープとすれ違っても何も言われなかったので、この男性が特別に運が悪かったのか、怪しかったのか……。

撮影禁止の説明どころか、立入禁止の説明もなかったです。特に米軍基地に何度も行ったことがあって基地の雰囲気に慣れている人なんかは、物怖じしないでつい入り込みたくなってしまうような道でした。オープンゲートのときは写真撮影OKなのがあたりまえなので、まさか相模デポがこんな厳しいと思わなかったのも無理ないことです。米軍側と男性側の言い分や拘束時間が微妙に食い違ってるところもなんだか。

後で知ったのですが、相模デポのオープンゲートは今年で2回目だとか。座間や横田に比べてオープンゲートの歴史が浅いこともあって、誘導とか警備のノウハウも少なかったのかもしれません。

いずれにしても、治外法権の場所での振舞いには要注意ということですね。

Pocket
[`evernote` not found]
Bookmark this on Delicious
LINEで送る

7 Replies to “亜米利加さんに逝ってきました in 相模Depot”

  1. 日本人は平和ボケですからね、、、
    通常のイベントなどでも常識的な範囲をこえてうろついていたら誰何されますよ。
    ほとんどの人がコンサートを楽しみに訪れている訳で、手紙を出しにや、覗き見に来ている訳ではありません。又感覚的に立ち入ってはまずいであろう範囲は判るはず、その証拠ににコンサートエリアと認識できる範囲以外へは皆立ち入っていないはず、それが常識と言うものです。
    又マナーです。
    座間、厚木でもほとんどの人が同じ行動です。

  2. コメントありがとうございます。
    確かに明らかにロープを張って塞いでいたり見張りが立っているところを
    無視して突っ切っていったなら別ですが
    何も規制がない、事前に説明もない、(他の基地での経験からも)
    歩くのがやばそうには見えない場所だったので、入っちゃいけないかどうか
    感覚でもわかりませんでした。
    現に何人かは歩いてた人もいましたし。
    そもそも、警察官に内部資料を見せてもらうまでどの範囲までが「エリア内」なのかも
    不明確でしたしね。
    一般開放ですから素人もいっぱい来るだろうし、基地の常識やマナーなど知らない人も多いでしょうから
    (私もよくわかってませんが)、いっぱい人を貼り付けている入口でパンフレットでも配るか、
    「こことここは入ってもいい、それ以外は立ち入り禁止、許可されたもの以外は撮影禁止」とか
    明確に説明がほしいところです。
    まあともかく相模デポの立入可能範囲がわかりましたので次回からは気をつけます。

  3. 失礼しました。
    初めてのコメントにもかかわらず挨拶も無しに、、紋切り型の文章で無礼だったと思い再度サイトを拝見しました。
    実は昨年、知り合いの若い者達がデポの奥、シュラインパークあたりまで入り込み写真撮影を行い、捕まりました。
    それをいさめた事がありましたので、、、
    ご当人達は、それを面白がっていい想いでとご満悦、確信犯です。
    ビデオ撮影の男性もコンサートエリアより外れすぎたのでは、、
    おまわりさん達は saidさんが深く入り込まない内に対応したのでは、、、などと思いました。
    確信犯は最近、若い人達の間で異なった意味で使われている様です、、自分の行いが悪いと認識して、の意味で、これっておかしいですよね、
    又コンビニで、お箸をおつけしますか? と聞かれ、結構です、と答えると若いスタッフの方が箸を袋に入れてくれる事が多いです。
    私の言葉使いもいいかげんですが、、まっ余談です。
    改めまして無礼をお詫び致します。

  4. いえいえ、私のほうこそ、米軍基地に何度も通ってるうちに感覚が麻痺してきて
    米軍を少し舐めていた面があったかもしれません。
    > おまわりさん達は saidさんが深く入り込まない内に対応したのでは、、、などと思いました。
    きっとそうだと思います。
    職質中、少し離れたところに憲兵のジープが通りがかったとき
    警察の人は私の身をかばうように立ち位置をずらしてました。
    ともあれ、大事にならないように注意して
    これからも米軍基地のオープンゲートを楽しみたいと思います。

  5.  トラックバック有難う御座います。
    何故か子供の頃から米軍に縁のある私なのですが、
    アメリカを近くに持ってくるというのを読ませて頂いて
    楽しかったです。
    TBのお礼にこちらからもTB返しをさせて頂いたのですが上手くいかなかった様です。
    また遊びに来ます。

  6. jupitte様コメントありがとうございます。
    こちらこそよろしくお願いいたします。
    TBうまくいきませんでしたか。失礼しました。
    システムが変わったばかりで、うまくいってない部分もあるようです・・・。

Comments are closed.