【阪神】おめでとう!!!【優勝】

もう何も言うことはない。
大阪生まれ大阪育ち、阪神に育てられた岡田監督率いる阪神が、見事優勝!
それも、甲子園で!
しかも、宿敵巨人を倒して決めるやなんて……!!
万歳!

もう感激雨アラレ。昨日から祝杯あげすぎて胃が痛い……。
とにかく、岡田監督GJ! お疲れさん。
次は日本一、たのんまっせ~。

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【ネ申木幾】Vodafone V702NK2 (NOKIA6680)【降臨!?】

ついに「来週」がやってきた――。「来週発表予定」と毎週言われ続けて待ちぼうけを食わされていた我らノキアユーザだったのだが、ボーダフォンは今日、秋冬商戦に向けた新機種として、NOKIA6680ベースのV702NK2をこのたび発売すると発表した。
今日の16時から帝国ホテルで行われたボーダフォンの発表によると、このたびボーダフォンでは702NK2を含め4機種を新たに発表した。「おさいふケータイ」FeliCaチップ搭載の「703SHf」をはじめ、「703N」「V604SH」と一緒の発表なのだが、702NK2はボーダフォンが初めて”スマートフォン”と認めた位置づけでの発表だ。発売は10月下旬予定とのこと。
今更6680?という気もしないでもないが、ともあれ、NOKIAから新機種が出てくれることは非常に喜ばしい。デザイン的にも機能的にも申し分ないし、発売されたら真っ先に買いに行くだろう。
あとは、アプリのインストールや音楽ファイル再生に変な機能制限が入ってないことを祈るばかりだ。

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マムシパワー!

足利からさらに西へ行き、渡良瀬川を渡ると、群馬県に入る。こちらは足利尊氏の敵にあたる新田義貞の所領だったところである。さらにしばらく行くと、藪塚という所に出る。ここは新田義貞の隠し湯と言われる温泉街なのだが、そこに、日本蛇族学術研究所という、ヘビ類を専門に研究をしている施設がある。そこに併設されているジャパンスネークセンターでは、一般向けにヘビの展示などを行っており、レストランではマムシ料理が食べられるのだそうな。ということなので、”マムシ料理”という言葉につられた僕は、面白そうなので行ってみることにした。
Japan Snake Center
写真からでは感じ取りにくいが、実際に入り込んでみると、なんか宇宙人の研究でもやってそうな、怪しげな雰囲気。この入り口にたどり着くまでに、うっそうとした山道を踏み分けていかなければならない。でもこういう雰囲気大好き。入ると、売店のようなところで入場料を払い、売店の中を突っ切る形で敷地内に入る。売店には赤まむし粉末やまむし酒などの、いかにも精力絶倫になりそうなアイテムが勢揃い。なかなかステキ。
僕は、実は昔からマムシには目がないのだ。中学生ぐらいのころ、たまたま家に置いてあった雑誌に載っていた、マムシドリンクを宣伝する雑誌の広告を拾い読みして以来、マムシ系の飲み物にとても興味を持つようになった。その広告とは、こんな内容だった。

アンケート調査でみる男の魅力、女の魅力とは。

男女の魅力やセックスについて質問したおもしろいアンケートをご紹介いたしましょう。
アンケートで、「1ヶ月でせいぜい2回」と答えたのは40代の男性。
「せめて1ヶ月に4回は…」と答えたのは同世代の女性。
これは、40代夫婦の希望する平均セックス回数。
「せいぜい2回」と「せめて4回は」との違いを見せたのですが、男性側の回答には、いささか義務的感覚があります。それに比べて女性側には、「亭主なら⋯。せめて月4回ぐらいは、満足したいわ!」という願いがこもっています。
え、だれですか。強迫じゃないか、とおっしゃるのは。
もう1つ、変ったアンケート調査。
「どんな異性に魅力を感じますか」という質問に答えた総合回答をご紹介しましょう。
「よく気がつき、身のまわりの世話をしてくれて、でしゃばらない」これは40代男性の回答。
「強さ。たくましさ。やさしさ。経済力とスリリングさ」これは40代女性の回答。
男は、やっぱり強くなくちゃ魅力がないのですね。
さて、その「強さとは何か」についてのアンケートもあるのでお知らせしておきましょう。
1位、「セックスが強いこと」男女ともに72%。
2位。「逆境にも負けない意志力と体力」男女ともに64%。
このあと、仕事ができること、経済力、健康なことと続きますが、いずれも男女の回答は20〜30%以内という低迷ぶり。
つまり、セックスが強く、体力があって意志の強さこそ、「強さ」のシンボルということになるようです。
そういえば昔から、「朝立ちを見て金を貸す」などということわざがありますが、真の強さとは、古今東西セックスの強さに象徴されるようです。

女を振り返らせる男、男をひきつける女ほどなにごとにも積極的で自信がある。

ある大手建設会社がアフリカの大工事を引き受けました。主任技術員を選ぶことになって、ちょっと変ったテストをしたそうです。
そのテストとは、1日20時間働いて、その後にセックスをすること。これを一週間続けてできた者が1次合格者。2次試験はもっと過酷。
氷室で4時間作業をし、その後にセックスをすること。
この2つのテストに合格したのが、なんと当時38歳になる、矢島俊という一級建築士。彼は、一介の現場責任者だったのですが、このテストに合格し、アフリカに派遣され、6年10ヶ月かけて、砂漠の中に一大農園をつくる現場責任者の任務を果たしたそうです。砂漠に農園をつくるという作業は実に過酷で、数百kmに及ぶ地下水道をつくり、数百tの土を運び、夜の冷え込みにそなえて、太陽熱をたくわえる。その他に、出荷にそなえる各種の整備、道路づくりなど、それこそ国家的な大事業だったのです。
2つのテストは、共通してその意志力を確かめるもの。力は体力がないといかんともしがたい。体力があってこそ強い意志力が生れるのだが、その体力は、過酷な作業を終えたあとでも、女性を完全に喜ばせるだけのセックス力がなければだめ、というのが、このようなテストをした理由だったそうです。
2つのテストと6年10ヶ月の重労働を乗り切った矢島氏は、その秘密をこんなふうに語っていました。
「秘密はへび。とくにマムシを毎日食べました。マムシの生血を飲み、肉は、焼いて食べました。とくに効果的だったのは氷室での作業のとき。他の人は、からだが冷えて、体温が放散するからすぐ疲れてしまう。だが私は、マムシの生血を酒と一諸に飲んでいたから、冷えや寒さをそれほど感じないし、それにいつもからだの芯が燃えているみたいでした。その感じは氷室から出ても同じ、むしろ外のほうが気温が高いから、からだがカッカと燃えてくる。それをセックスで鎮めるという具合でした。この経験は、アフリカでも大いに役立ちました」
アフリカから帰国した矢島氏は、ある企業家に見込まれ、いまでは建設会社をまかされて社長となり、グイグイと業績をのばしていますが、やはり、男はシンボルと同様、心身ともにボッキしなければものの役には立てないようです。

意志と自信が裏づけとなってホルモン分泌が盛んになる。性欲はこの両者のリズムと調和で強さが決まる。

性欲というとセックスの強さ・弱さを連想する人が多いようだが、これは性欲の一面でしかありません。
もともと性欲は生きる力の根源です。男が美しい女性を見て、魅力を感じ、振り返って声をかけたり、お茶に誘ったりするのも性欲のなせる技ですし、精悍で行動的な男性に出会って競争心を燃やすのも性欲の作用によるものです。このときに働くのが男性ホルモンです。男性ホルモンは、このように男としての行動や生きる根源的な行為を司どるホルモンです。
このホルモンは、脳の視床下部にある中枢で制御され、分泌されます。だが、同時に意志や自信などの感性によってもその分泌と作用がコントロールされます。
意志の弱い自信のない感性が起これば、分泌量は少なく、作用も効果的ではありません。反対に自信があり意志が強ければその行動は男のもつ特徴的なものになります。
そのいい例が女性に大量の男性ホルモンを注入した場合です。マウスでの実験ではメスのマウスがオスの上に乗りかかり、メスを求めるしぐさをオスに対してします。
男性に女性ホルモンを大量に注入するとマウスでの実験では、オスの行動は完全に本来のメスの行動と同じ行動を取ります。
このような実験を通して言えることは、男の自信、たくましさは男性ホルモンの正常な分泌と作用によってつくられるものであり、その総合された魅力が男のセックスアピールとなって現われてきます。
女が男に感ずる魅力は、こうしたものが本来の姿だとも言えるでしょう。
逆のいい方をすれば、男が魅力を感ずるような男、女が魅力を感ずる男とは、その感じ方に質の差があっても同じもの。
その魅力とは、精神面とホルモンの分泌と作用というからだの生理的な面の両方のリズムが合致してはじめて輝いてくるものです。

珍重されているマムシの科学的効果。驚くべき速効力のマムシアンプル液。

重労働が続くと、からだの中に不足してくるものは酵素。それに栄養分。とくに重労働では脂質がスタミナ源としてつかわれますがこれは酵素と体温がないと燃えません。
ところがマムシの血液やタンパク質の中に含まれているある種の酵素は、低温で脂肪を溶かし、エネルギーにかえる能力があります。
マムシのセックスは6時間から10時間にも及びます。記録としては30時間に及んだものもあります。
よく、こんなに長時間も体力がもつものだと思いますが、その秘密は低い温度でも体内の脂肪を分解して熱源として利用できる酵素をもっていること。それに抹梢血管を拡大して血流をよくする生理活性ペプチド(アミノ酸2分子からなる総合体)が5種類以上あるからです。
人間のからだでは、主に糖質と脂質をエネルギー源にしています。糖質は無酸素の状態でしかも低温でも使えますが、そのつかわれ方は、爆発的な力がいるときで、持続性がありません。
脂肪は、酵素と体温がなくては燃えませんが、かわりに持続力が強いのです。
氷室での作業やセックスでは、なによりも強い持続力と血行促進が必要で、それには脂肪エネルギーが最適なのです。ところが疲労したり、氷室に入ったりすると、体温が下り、血流がよどみます。こうなると、セックスも作業能力もみるみる弱ってきます。
そんなときに、低温でも脂肪を分解し燃やせる酵素の入ったマムシを食べると臓器が活発に作動し、血行が盛んになります。矢島氏のいうように、からだの芯が燃えてくるわけです。
特に疲労がはげしい時や、早急に体力をつけたい時に有効な、マムシと相乗効果の高い朝鮮人参等のエキスの入ったアンプル液や、カプセル剤も開発されており、絶大な効果を発揮しています。
マムシの有効成分の吸収がよくなればエネルギーの代謝は盛んになり、血行も促されるので、意欲がわき、自信もついてきます。
こうなれば鬼に金棒で、どんなことでもできるようになります。その現われの一つがセックスというわけです。
精力とは文字通り、生きる力ですが同時に性力にも通じるものです。海綿体に充血してこそ男として役に立つわけですから、その源である精力をマムシが養ってくれるなら、これは男の至上の喜びとなるわけです。
                         薬用マムニックゴールド
                         (30カプセル)3,500円
                         ネオタンセイ
                         (20cc)1,000円

ざっと、こんなことが書かれていた。今読むと、いかにも男性側に都合の良い文章で、女性陣が読むと怒り出しそうな気もするのだが、そういうことに興味津々の年代のときに読んだものだから、それ以来、駅の売店やスーパーなどで赤まむしドリンクなど買ってきて、いろいろな妄想をしながら飲んだりしたものだ。一度、買ってるところを友達に見つかって、それ以来ずっと学校中でネタにされたこともあったなあ。
※別にこれを飲んでクラスの女子に対して何かした、とかではないので。念のため。
それは置いといて、ジャパンスネークセンターの中に入ってみると、10万匹以上の蛇の展示や、ヘビ類の体の構造の解説などの展示があり、理系の僕にはとても興味をひかれるものが多かった。勃起したペニスが腹から突き出している蛇の展示もあった。
強烈だったのが、ハブに咬まれた腕の組織が壊死し苦しんでいる患者の写真。はっきり言ってしまえばグロ画像なのだが、毒蛇に咬まれるということは、毒が体を回って中毒を起こすだけではなく、咬まれた部位がボロボロに壊れていくということなのだということを見せ付けられた。世界では、このようにして毒蛇に咬まれて亡くなる人が後をたたないとのことで、そうした人々をできるだけ救うための研究をするということも、この研究所の目的の一つとしてあるのだという。ここの入場料は1000円と少し高めなのだけど、こうした崇高な活動の足しにもなっているとのことで、我慢できる金額といえるだろう。建物の中が汚めで臭いのはちょっといただけないが。
White snake Kannon Buddha statue
白蛇観音。研究の過程で犠牲になったヘビたちをまつっているのだとか。近くには、まむし酒で有名な地場の「陶陶酒本舗」の酒蔵もある。
さてひととおり見て回ったあと、レストランに入りマムシ料理をいただくことにした。マムシの唐揚げ1000円から、6000円以上もするフルコースまで、いろいろなメニューがある。とりあえず1000円の唐揚げを頼んでみたが、小さい皿に唐揚げがたったの4切れ。とても腹の足しにはならなかった。
最後に、売店に立ち寄り、赤まむし系のアイテムを物色する。売店のおねいさんは10年ものの藪塚限定陶陶酒をすすめてきたが、5000円ぐらいしてちょっと財布には優しくないので、それではなく1300円の安い陶陶酒を買った。
スネークセンターを出て山道を下りると、ナカゼンという食堂があり、そこでもマムシ料理が食べられるらしい。さっきの唐揚げ4切れではとても物足りないので、金を下ろし、そこに入ってみた。そこもいろいろとメニューがあるのだが、2500円のマムシ定食が一番手ごろそうなので、それを注文する。ハンバーグ状に調理したマムシに、スッポンで作ったタレがかかっていて、食べるとちょっと鼻にツンとした刺激がしていかにも精力剤っぽい。食べ終わったら、器に残っているスッポンのタレにお湯をかけて薄め、スープにして飲むものだと、店のオヤジさんが言った。
すっかりマムシを満喫していろいろ元気になったような気がしたが、このあと何をするあてもないのがちょっと寂しい。ふと、上の広告を思い出し、あのアフリカ行きの試験、パスしなくていいから試験だけ受けてみたいなあと思ったりしたのだった(爆)。昼間の重労働は適当にサボリながら、夜の試験だけ真剣に頑張る、と。アホ過ぎる……。
※ちなみに上の広告、陶陶酒本舗の広告だとあとで知った。
【関連サイト】
百科図鑑
Bling Bling Online 珍味遊記

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足利学校

佐野から西へクルマで30分ほど行ったところに、足利市というところがある。室町幕府の開祖・足利尊氏公の所領だったところである。そこに、日本最古の学校といわれる足利学校がある。
Ashikaga school historic site
足利学校がいつごろできたのかについては諸説あり、定説は明らかになっていない。奈良時代の国学の遺制説や、平安時代に小野篁(おののたかむら)が開いたという説、また鎌倉時代の足利義兼が開いたという説など、いろいろあるが、少なくとも13世紀ごろまでには学術研究・教育施設として機能していたといえる。16世紀ごろになると、その評判は世界にまで広まるようになり、あのフランシスコ・ザビエルの書籍に紹介されるほどにまでなったらしい。以後、明治に至るまで、日本屈指の知の集積場所として君臨していたという。
足利学校の跡地は、小学校として使われていたそうだが、足利学校の保存・復元を求める有志の手によって、復元され観光地となったとのこと。
The "School" gate
もともとは、孔子の教えを広めるための場所だったようで、敷地には孔子の像が建てられていた。昔は、寺が学術研究の役割を担っていたのだが、この足利学校も例に漏れず、寺の形をとっている。入り口を入って正面には、孔子廟があり、孔子や小野篁を祭っている。
その横には、庫裏。ここが先生や門徒たちの生活の拠点だったという。入り口に土間と、煮炊きが出来るかまどがあり、当時の生活感覚がしのばれる。中では実際に学校で使っていた物品の展示などが行われていた。
Kitchen quarter
大広間。ここで門徒たちは自学自習をしていたという。徳川家康から順に歴代将軍の位牌が並んでいる。
Main hall Tablets
The Yuza-no-ki
これは、「宥坐之器」。空のときにはこの器は傾いている。そこに水を少しずつ入れていくと、あるところで器がまっすぐになり、水がたまっていくようになるのだが、水を入れすぎると、また器が傾き、中の水がこぼれてしまうようになっている。水が少なすぎても、入れすぎてもよくない。「中庸」の大切さを教えるものなのだそうだ。その教えにも感銘を受けたが、それよりもこの器はどういう仕組みでこのようになっているのかということのほうが興味深かった。やはり理系の血が騒ぐのか。
離れには、遠くから来た門下生が一時的に寝泊りする寮のような場所があったり、裏手には歴代の庠主(学長)の墓があったりして、なかなか見ごたえのある場所だった。
何よりも、日本にもこのようなアカデミックな施設がこんなに昔の時代から存在していたということが、なんとも誇らしく思えたのだった。
さて、足利学校の西に約1キロほど行ったところに、織姫神社という縁結びの有名な神様がいるのだが、その近くに、面白いのを見つけた。「西宮神社」 僕の実家がある兵庫県西宮市にある西宮神社を、江戸時代にこの地に勧請したものなのだそうだ。そしてこのあたり一帯は「西宮町」という地名がついている。もちろん、祭っている神様は商売繁盛で有名な「えべっさん」。この地ではもっと上品に(笑)「恵比寿様」と呼んでいるようだ。
Nishinomiya Shrine
兵庫の西宮神社と違って、鳥居をくぐるなりきっつい石段を上がらなければならない。息を切らしてようやく上がりきると、拝殿が見えてきた。
Nishinomiya Shrine
商売繁盛の神様なので、もちろん、金運に恵まれるようにしっかりお参りしてきた。えっ? そんなのより隣の織姫神社にしっかり参っとけって? ごもっとも……。
ちなみにここの神社の例祭は11月の19・20日とのこと。関西のように1月10日の前後ではないようだが、参道には多くの出店が軒を連ね、多くの人出で賑わうのだそうだ。
※佐野にも、群馬県の桐生にも、西宮神社があるらしい。また長野にもあるという。どこも例大祭は11月20日前後にやるようだ。

【関連サイト】

足利学校

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Carousel (回転木馬)

Carousel
國學院栃木高校の文化祭の目玉の1つである、ミュージカル部の公演「Carousel(回転木馬)」の一コマだ。劇団A Musical Noteの主宰、三枝幹音センセイがダンス指導をしているミュージカル部の公演ということで、去年に引き続いて今年も見に行ってきた。
今年の題目「Carousel(回転木馬)」。Richard Rodgers(音楽)とOscar Hammerstein二世(脚本・作詞)による1945年初演のミュージカルだ。原作はFerenc Molnarの戯曲「Liliom」。1945年4月19日から1947年5月24日までブロードウェイのMajestic Theatreで890回の公演を重ね、1993年ローレンス=オリヴィエ賞4部門、1994年トニー賞5部門にも輝いたともいう名作である。
Spoiler warning(ネタバレ注意)
あらすじを説明すると、舞台は1870年代の米国ニューイングランドで、綿工場で働く2人の少女が、仕事が終わったあとに回転木馬を訪れるところから始まる。そのうちの1人、Julie Jordanのお目当ては、回転木馬の呼び込みをしているテキサス出身の青年Billy Bigelow(曲"Carousel Waltz")。一方、Julieの友人Carrie Pipperidgeは、自分にSnowという彼氏がいることをJulieに打ち明けて満足顔だ("When I Marry Mr. Snow" 邦題:Mr.スノー)。
2人がいつものようにBillyのところに遊びに行っているとき、警察官が現れ、Billyはとんでもない結婚詐欺師で、女性からお金を巻き上げている輩だから気をつけろと彼女たちに注意する。Carrieはその場から逃げるが、Julieは残る。Billyと2人きりになり、いろいろと語り合っていくうちに深い仲となり("If I Loved You")、ほどなく2人は結婚する。季節は6月だ("June Is Bustin' Out All Over" ジューン)。
しかし、その幸せな結婚生活も長くは続かず、Billyは回転木馬の呼び込みの職を失って不安定になり、Julieの親戚のNettieのところに転がり込んだものの、呼び込み以外の職には就く気もなく、あげくにはJulieに暴力まで振るう始末。一方、CarrieはSnowと婚約し、幸せな結婚生活について二人であれこれ夢想する("When The Children Are Asleep" 子供達が眠ったら)。
島ではその頃、ハマグリや海の幸の収穫期で、島では人々がカーニバルを開いていた("That Was A Real Nice Clambake" ごちそうがいっぱい)。
そのころ、Billyは素行の悪い船乗りのJigger Craiginとかかわるようになり、彼からある計画を手伝うよう持ちかけられる。その計画とは、そのころ島で行われる宝探しのお祭り行事にまぎれて密かに大金を運ぶ商人から金を強奪することだ。Billyは最初はためらうが("Soliloquy" うまくいくはずがない)、そのころちょうどJulieが妊娠したと告げられるに至り、生まれてくる子供のためにお金が必要になってくると感じた彼は、その計画に乗ることにする。一方Julieは、自分に対して愛の言葉もなく日に日によそよそしくなっていくBillyに気を病む("What's The Use Of Wondrin'?" 考えても始まらない)
さてCarrieは、Snowと幸せなひとときを過ごすが、Jiggerの悪ふざけによりSnowに嫌われてしまう("There's Nothin' So Bad for a Woman" うまくいくはずがない)。傷心のCarrieをJulieが慰める("What's The Use Of Wondrin'?" 考えても始まらない)。
宝探し当日、町の人がいなくなったのを見計らったBillyとJiggerは示し合わせて、ちょうど通りがかった綿工場の経営者から金を奪おうとするが、失敗し、逆に彼が護身用に持っていた銃で撃たれてしまう。Julieがすぐに駆けつけたものの、ついにBillyは息を引き取ってしまう。生まれてくる子供を残して夫に先立たれたのを悲しむJulieを、Nettieや町の人たちは励ます("You'll Never Walk Alone" 人生一人じゃない)。
死後の世界へ召されたBillyは、天国か地獄かを決める裁判所で裁かれの身になるが、生前やり残したことを解決するために1日だけこの世に戻ることを許される。Billyは、死んでから15年後の地上の世界に送られる。
BillyとJulieとの間に生まれた娘、Louiseは、ちょうどそのころ思春期の難しい年頃を迎えていた。彼女は、亡き父親の生前の素行の悪さが町の噂となっているために同級生たちにいじめられ、また母一人子一人の貧乏生活のためにパーティー用のよそいきの服も作ってもらえない状態。そんなLouiseを見て罪の意識を感じたBillyは、彼女に小さな贈り物を与える。またJulieには、生前にはハッキリと口にしなかった「愛してる」という言葉をこの時初めて告白する("If I Loved You")。
そして迎えたLouiseの学校の卒業式。居並ぶ卒業生らを前に、来賓として呼ばれたNettieは祝辞で、「親の行動など関係ない。自分自身の足で立って、人に嫌われることをおそれないで、自分のやりたいように精一杯生きるように」とスピーチをする。これまで親のせいで劣等感を抱き続けていたLouiseは自信を取り戻す("You'll Never Walk Alone" 人生一人じゃない)。それを満足げに見守るBilly。そして、フィナーレ。
Louiseたちを変えたのは結局Nettieの一言だったの?とか、じゃBillyはいったい何しにこの世に下りて来たの?とか、ストーリーだけを見ると細かいところに突っ込みを入れたくなる箇所はところどころみられたものの、若い高校生たちの全力の演技がまぶしかった。終わったあと、感極まって泣き出す生徒たちを見ながら、三枝センセイも感無量の面持ち。みんなで何かを作り上げて成功させた喜びが、そこにはあった。
文化祭では他にも出し物があった。僕が見に行ったのは、英語部の展示と、アメリカ語学研修発表。
英語部のほうは、3年生の、わりと可愛い女の子が説明員をやってくれた。彼女も元ミュージカル部員だったとか。英語部は3年生の部員が3人しかいないそうで、このままでは誰も部員がいなくなってしまうと嘆いていた。
英検の3級と準2級と2級のリスニング問題をクイズ形式で体験させてもらえるコーナーがあったので、ためしに2級のを聞かせてもらった。一部の文が空欄になっている文章が書かれたカードを渡されて、その文章がCDプレーヤーから読み上げられる。それを聞いて、空欄になっている文の意味を日本語で答えてくださいと言われた。TOEICと違って単語ごとに区切ってゆっくり読み上げてくれるし音声は2回繰り返されるのだが、アクセントにクセがあって、2回聞いても何言ってるのかよく聞き取れない。2級ぐらいと舐めてかかっていると、けっこう難しいことがわかった。それでも何度か聞いているうちに癖がわかってきて、聞き取れるようになったのだけど。
問題が3問あって、正解するとcertificateがもらえた。
certificate
アメリカ語学研修発表のほうは、國學院栃木高校のCommunicative Englishの担当講師をしているDevin Kelso氏が、故郷の米国アイオワ州Mount Vernonで自ら主宰する、日本からの交換留学生を受け入れるホストファミリーを紹介しホームステイさせるプログラム「Kelso Heartland Homestay Program」によって派遣された高校生たち24人の体験報告である。
彼ら彼女らは、Mount Vernon近辺のホストファミリー宅にステイし、アイオワの広大な農場を体験したり、Walmartでのショッピングや映画「Field of Dreams」ゆかりの野球場の観光や大リーグCardinalsの試合観戦(元オリックス・田口選手にもらったサインまであった)などを通じたエキサイティングな2週間について、掲示板に写真とコメントで紹介していた。
Kelso Heartland Homestay Program 2005
参加者は、「アメリカの本場の英語を学びたい」というのを応募動機にしていた人が多かったようだが、語学よりも、それ以外の、目に見えないいろいろなことを学んだのではないだろうか。今まで生きてきた世界と全く違うものがあることを目の当たりにして、自らの価値観が根底から覆される体験、これこそが、このようなプログラムの最大の醍醐味だろう。
生徒への教師の暴力事件など、いろいろとたいへんなニュースもある國學院栃木高校だが、生徒たちの若さを見ていると、まだまだ世の中は明るいと楽観視していいような気にさせられる。「若いって、いいなあ……」と感慨にふけりながら、今晩は佐野市のビジネスホテル「ホテル三吉野別館」に投宿し、こうやってブログ書いている32歳のヲヤヂなのだった……。

【関連サイト】

Carousel (musical) – Wikipedia
Carousel (1956 Film Soundtrack)
Mount Vernon-Lisbon Sun
"We want to make a bridge"

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アニメざんまい

声優が一斉に替わって新しくなった「ドラえもん」を、初めて見た。
やっぱりだが、違和感がある。ドラえもんとのび太とスネ夫の声質が一緒で、区別がつかない。唯一ジャイアンだけが違和感なく見られたけど、全体的にみて、これはもはや別のアニメだな。これを見て育つ子どもたちと僕らの世代でジェネレーションギャップが生まれるんだろうな~。まあこれも時代の流れだからしょうがないけど。
ただ、作画は前のアニメよりも原作に忠実に再現されているようで、各エピソードは、はるか昔に見たことがあるものばかりだったので、そういう意味では懐かしく見られたかな。
引き続いては「クレヨンしんちゃん」。こちらは昔どおりの声優陣なので見ていられた。ただ、しんちゃんに昔のような毒気がなくなって、良い子ちゃんになっちゃってたけど。きっと以前のしんちゃんの内容の批判がすごすぎて、なんとか子どもに見せられる程度にリメイクしてるんだろうな。

スチュワーデスのブログ

前回の「続続・ものを書くこと」「個人の発言に所属組織はどこまで責任を負うべきか」のエントリに関連して。
社員のWebサイトやブログでの情報発信について、一般以上にナーバスになっている業界がある。航空会社だ。
その航空会社の顔ともいえる、客室乗務員、つまりスチュワーデスが、個人でサイトやブログを持つことには、各社ともかなり神経をとがらせているという。
言うまでもなく、航空会社は航空機の安全な運行が使命であり、お客様に安心して利用していただけるよう、その企業イメージの維持管理に腐心している。一方、その客室乗務員(CA)は、保安要員であると同時にお客様への重要な”顔”としての役割を果たしており、かつては採用条件として”容姿端麗であること”と募集要項に書かれていたほどだ。そのため、「スチュワーデス=美人」というイメージが今でもつきまとっており、またCA自身も、その華やかなイメージに憧れてその仕事を選んだ人が少なくない。
そして、そのCAが、自分の個人Webサイトやブログを開設するとなると、やはり話題はその仕事内容が中心となる場合が多い。それは、自身の虚栄心からくる場合もあるだろうし、何よりも、僕を含めた世の男性たちが、”スチュワーデスの裏話”的な話題を期待しているからということが大きいだろう。
しかしながら、航空会社としては、CAは自社の”顔”である以前に”保安要員”だ。その”保安要員”という前提が崩れて、”スチュワーデス=美人=セックスアピール豊富”というイメージが独り歩きすることを、会社の品格を損なうものとして極端に嫌うようだ。そのせいか、CAにはその行動について公私にわたり厳しくチェックを入れるそうで、個人サイトやブログについても、かなり制限があるらしい。もちろんお客をさして「きんもーっ☆」などと書こうものなら、即呼び出しを受けてきつくお灸をすえられることだろう。デルタ航空の米国人CAは、自社の制服を着た写真をブログにアップしたことが原因で、解雇されるにまで至っている。
きゃびんあてんだんと用語集」というWebサイトを管理している元CAのRiseさんは、現役時代、このサイトのせいでいろんな批判を受けたという。本人の弁では、とかく”特別なもの”として高みに置かれがちなCAという仕事の裏事情を広く一般に知ってもらうことで、CAを身近に感じてもらいたい、というのが開設の趣旨だったとのことだが、”高みに置かれる”ことに慣れた他の先輩CAを中心に、相当叩かれたそうだ。そのせいかどうか知らないが、今はCAを辞め、フランス語の翻訳家を目指して奮闘しているとのこと。
CAというものを”聖域”として守りたい人々、自分の仕事を紹介して目立ちたいCAたち(志望者も含む)、機密事項をできるだけ外に出されないように神経を尖らせている人間、CA事情のネタを期待する男性たち……そういった色々な人の思惑やしがらみにかき回されながら、それでもCAのサイトやブログは次々に現れては消え、書かれては会社に通報されて消され……を繰り返している。そして、それらをウォッチしては、一抹の期待を抱きながらコメントを入れてお近づきになろうとする我々がいる。
スチュワーデスが”憧れの職業”である限り、それは終わることはない。

【関連サイト】

裏クルーネット「スッチーのブログ & HP パート3

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個人の発言に所属組織はどこまで責任を負うべきか

昨日のエントリでも紹介したネイサンズ「きんもーっ☆」事件だが、この事件の本質は大きく分けて次の2点に集約されるだろう。

  1. バイト個人がコミケ参加者を指して「オタ」呼ばわりし、自分のブログで「恐い!きもい!」等と発信した件について
  2. そのバイトを雇っていた企業にどこまで責任があるか

このうち1については、個人ブログ上でのこととはいえ特定の層の人間を貶める発言は感心しないのは当然だし、なによりも勤務時間中に携帯カメラで写真を撮り、バイトとはいえいやしくも客商売をやっている人間が客を含む人間を指して嘲笑するということは、決して許されることではない。叩く方もいささかやりすぎの感は否めないものの、その気持ちは理解できなくはない。
一方、2について、たまたま雇ったバイトが自分の会社名を出して問題を起こしたとき、その雇い主はどこまで責任を負うことになるのだろうか。今回はそこに焦点を絞って考えてみたい。

ネイサンズ「きんもーっ☆」事件
ホットドッグなどを提供する米国Nathan’s社の日本法人であるネイサンズ・フランチャイジー・オブ・ジャパンが、8月13日・14日両日にかけて行われたコミックマーケット(コミケ)会場近くで屋台式の移動店舗を使ってコミケ客を中心にホットドッグ等を売っていたところ、そこのアルバイト女性の1人が、自分のバイト先の内部の情況や客として来店するコミケ参加者らを携帯カメラで撮影し、それを「まぁお客はみんなオタ」「大量オタ。これほんの一部ですからね。これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!」などというコメント付きで自分の個人ブログで紹介したところ、それがたまたま目に留まったコミケ参加者らを中心に2ちゃんねるで祭り(急激な話題沸騰)状態となり、そのバイト女性へのバッシングと、彼女を雇っていたネイサンズ・フランチャイジー・オブ・ジャパンに対し批判が続出。ネイサンズへの抗議メールなども殺到し、社長をも巻き込んだ大騒動となった。そのバイト女性が別のエントリで「もえるるぶ」を指してコメントした「きんもーっ☆」は一時流行語に。詳しくはまとめサイト参照。

fjなどのネットニュースが全盛期だった時代には、投稿者は実名と所属を明かして投稿するのが当たり前だった。投稿記事の書き出しには「○○@△△大学です。」のような自己紹介文が必ずあって、ネットニュースとは学歴・職業自慢の場かとも思えるような状態だったのだが、そこでの発言内容はあくまで発言者個人のものであって、その所属する組織の見解ではないというのが、参加者の共通認識だった。
もちろん発言内容に反対する人がいてフレームウォーに発展することもまれではなかったが、攻撃対象はあくまでその発言内容そのもの(あるいは発言者)であって、その所属組織としての見解についてまで追及されることはなかった。もしそんなことをしたら、逆に攻撃者のほうが「ワナビー」だの「田舎者」だのと嘲笑を受けただろう。
こういった考え方からすれば、今回の事件でネイサンズに抗議した人たちは、抗議する対象を間違えているといえるだろう。あくまで非はこんな思慮不足の内容を嬉々としてアップしたバイト一人にあるのであって、その内容がネイサンズ自体の見解ではないことはもちろん、むしろネイサンズ側は自社の名前を勝手に出された上にイメージダウンまでされた、被害者というべきだろう。
企業の管理責任について問う声もある。このようなバイトを採用した企業に責任はないのか、ということなのだが、バイトとして雇われる人の個人的な嗜好や、思想、信条などをいちいち採用時にチェックすることは現実的でないし、またそれら理由に採用を拒否することは、許されないことである。勤務時間中に仕事の手を休めて写真を撮っていたということについては、あくまで労務管理上の問題であり、会社とそのバイト個人との間の問題である。その写真を見た客が会社に対して抱くイメージがダウンするということはあるかもしれないが、税金で養われている公務員が仕事をサボッているのとは違い、気に入らなければそこで買わないようにすれば済む話であって、それと会社の責任問題とは別物だろう。
つまり、この問題については、企業側には責任はない、とみるのが自然ではないだろうか。
さて、この件について、ネイサンズでは社長名で以下のようなコメントをウェブサイト上に発表した。

ネイサンズのお客様へ
いつもネイサンズホットドッグをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
さて、先日、お客様を不愉快にさせてしまいました、「コミックマーケット」に出店したネイサンズ移動店舗内スタッフによるブログ上の発言につきまして、以下の見解をお伝えしたく、ご一読いただければ幸いです。
「人種の坩堝」ニューヨークから来たネイサンズは、様々な国籍・価値観をお持ちのお客様に長年愛され続けています。
その企業体質は当然わが国におきましても継承されるべきものであり、私共、株式会社ネイサンズフランチャイジーオブジャパンも日々努力しております。
従いまして、今回の件につきましてはきわめて遺憾であります。
「コミックマーケット」をはじめとし、各地で行われる様々なイベントへ積極的に参加させていただいている現状、それぞれのご当地、お客様に歓迎されている現状を省みますと、いかんともしがたい胸中です。
調査の結果、本件は当社ブランドを使用する「フランチャイズ」企業が独自に雇用したアルバイトの極めて不適切な表現が引き起こした事態であり、当社の企業コンプライアンスとは正反対の内容です。
また、当該ブログにつきましては、当社との関わりはまったくございません。
しかしながら、「フランチャイズ」企業を管理・監督する責務をもつ当社といたしましては、本件に類する自体の再発防止に全力を尽くし、お客様から失った「信頼」を取り戻すべく、社員一同、努力いたします。
以上、簡単ではありますが、当社の反省と今後の決意を述べさせていただきました。

2005年8月
株式会社ネイサンズフランチャイジーオブジャパン
代表取締役社長 竹内秀樹

騒ぎが大きくなりすぎたために何らかの対処を求められたことを受けてのコメントだが、「今回の件につきましてはきわめて遺憾であります。」とは書かれているが、謝罪は一切していない。「調査の結果、本件は当社ブランドを使用する「フランチャイズ」企業が独自に雇用したアルバイトの極めて不適切な表現が引き起こした事態であり、当社の企業コンプライアンスとは正反対の内容です。」「また、当該ブログにつきましては、当社との関わりはまったくございません。」という文から、あくまで今回の一件はバイトが勝手にブログを書いたもので、企業には責任はないと言っていることがわかる。ただ、道義的な面で顧客との信頼を取り戻すために「本件に類する自体の再発防止に全力を尽くし、(中略)社員一同、努力いたします。」と述べているに過ぎないのである。
とはいえ、昨今のセキュリティ意識の高まりもあり、企業としても従業員の情報発信を野放図に放置することも、だんだんできなくなりつつある。この手のトラブルを避けるために、あらかじめ従業員に対し、情報発信に関する覚書のようなものを取り交わすという事態もこれから考えられるかもしれない。国家や社会の制約から外れ、治外法権的に自由にものが書けるのがインターネットの大きな長所の1つだったが、それらも徐々に制限されて、息苦しいネット社会になる時代も、近いかもしれない。

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続続・ものを書くこと

ブログがすっかりインターネットの世界でメジャーになったようだ。僕がブログを書き始めた1年半ほど前では、ブログはまだまだ一部の先進的なインターネットユーザが作っていただけで、ブログサイトも木村剛氏や松永英明氏などの大御所がほとんどだったのだが、今では、ちょっと個人サイトを作っていただけの人でも、流行りのようにブログを書くようになった。単なるWeb日記というものは昔からあったが、トラックバックによって他のブログと関連付けられる機能などが人気を集めたものと思われる。
それこそネコも杓子もブログを書くようになったのだが、ブロガーのライティングスキルにも個人差があり、中には何気なく書いたことで問題を起こしてしまうブログも散見されるようだ。
先月、コミケ会場近くでコミケ客相手にホットドッグなどを売るアメリカのNathan’sの日本フランチャイズ店でバイトしていた笹間某というお嬢さんが、コミケの入場者を写真に撮って自分のブログで「みんなオタ」「これがぶぁぁぁぁあっているの。恐い!きもい!」などとコメントしたり、コンビニに売られてる「もえるるぶ」(情報誌「るるぶ」の萌え情報版)を手にとった写真とともに「もえるるぶってどないやねん!きんもーっ☆中にはコスプレがあるとこなどが案内されてます。きもすぎです」などと書いていたところ、たまたま目に留まった読者らから猛反撃を受け、彼女を雇用していたNathan’sが謝罪に乗り出す対応に追われるという騒ぎがあった。また、女性下着メーカー「トリンプ」の吉越浩一郎社長が、日経新聞連載中の男尊女卑エロオヤジ小説といわれる渡辺淳一「愛の流刑地」を絶賛し、渡辺氏に自社の下着のサンプルをプレゼントまでしていたことを自分のブログに書いたところ、「愛の流刑地」に批判的な女性陣を中心に吊るし上げに遭い、ブログ閉鎖に追い込まれてしまったという事件もあった。
おそらく、書いた本人は深く考えずに自分の思ったことをそのまま書き散らしただけに違いない。しかし、ものを書くということは、本来とても難しい作業なのだ。素人の生兵法でブログに手を出すことは、大ヤケドのもとになる。
ブログを書こうとする人は、Rebbeca Blood著 yomoyomo訳「ウェブログ・ハンドブック」をまず読んだほうがよいだろう。この本についてはこのエントリーでも述べているが、個人でブログを書くときの非常に重要な助言や示唆がまとめられている。繰り返しになるが、ここでその内容を引用しておきたい。

この本でポイントとなっていたのは、「とにかく、自分の書きたいときに、書きたいものだけを書くこと」を強調していたことだろう。個人でブログを運営するときには、最初は自分が書きたいことを書いているのだが、だんだん読者が増え、固定客がつくようになってくると、そのうち自分の書きたいことよりも、読者に受ける内容を書かなければという強迫観念に取り付かれてしまい、いきおい大衆に迎合して自分を見失ってしまうことが往々にして起こる。そうなってしまうと、ブログを書く本来の楽しみが失われてしまい、一体誰のためにこんなことをしているのかわからなくなってしまう。これでは書き手も読み手も不幸だ。著者は、このように自分らしさを失ってしまったブロガーには、しばらく休養をとることを勧めている。休養をとったあと、再び〈書きたい〉という気持ちになったなら、そのときにまた復活すればよい。ブログとは、不特定多数を楽しませるためではなく、1人のオーディエンス、つまり書き手自身に向けて書くべきであると主張している。
もう一つ忘れてならないこととして指摘されていたのが、「ブログに一旦書いたことは、あとから訂正がきかない」ということ。確かにブログツールの編集機能を使えばあとから修正することはできる。しかし、修正するまでの間にサーチロボットにキャッシュされてしまえば編集前のテキストがどこかに残ってしまうし、第一、書いた内容を、あとから事情が変わったからといって、その履歴を残すことなく簡単に修正したり、削除して最初からなかったことのようにできてしまうようでは、媒体としての健全性に欠けるではないか。ブログに一旦書いた内容を修正するときは、リライトしたり削除したりするのではなく、追記という形で補足するのが正しい使い方である、というのである。これは独りブログに限らず、ウェブサイト全般にいえることなのだが、ひとたび発言するからにはその内容には最後まで責任をもつべきである、という著者の主張は、首肯せざるを得ないものがあった。

また、この本には、ブログに書くにあたっての注意も書かれている。特に仕事をしている人や、職探しをしようとする人は、一時の感情で、汚い言葉を使ったり侮辱的な表現で他者を罵るようなエントリを書かないことだ。その時は気が済んでも、将来、その文章が人事担当者の目に留まり、人間性を評価されて不利益を受けることも考えられるからだ。現に、Googleやデルタ航空では、社員が自分の書いたブログがもとで解雇されることも起こっている。
それ以外にも、自分が過去に書いた内容のために、重大な損失をこうむることもある。たとえば、ライブドアの堀江社長の態度が気に入らないという人が、「ホリエモン氏ね」などとブログに書いたとする。あとで、その人の勤める会社がライブドアと協業する案件が持ち上がったとき、「弊社の人間に『氏ね』などと言っている社員がいる御社とは、一緒に仕事できませんね」なんて言われて、大型案件を失注してしまうこともあるかもしれない。そうなったとき、「ホリエモン氏ね」と書いた人は、責任が取れるのか。
ものを書くということは、そこまで責任を負うということなのである。
かくいう僕も、このブログを書くときは、いろいろ気を遣っているつもりだ。僕自身、ブログを書くときに心がけていることは、以下の3点だ。
(1) 読んでいる人の身になって
読む人が不快にならないよう表現に気を遣うことはもちろんだが、内輪ウケ的な内容にならないよう、状況の詳細な説明を加えて、初めて読む方や内部事情を知らない第三者の方でもフラストレーションを感じずに読み進められるように心がけている。
(2) 会社や仕事の出来事については書かない
最近、会社ではセキュリティに関する意識が高まってきているということもあるので、勤務先の情報はもちろん、業務内容の詳細についても、機密事項に触れる可能性もあるし、ニュースリリースに出ているもの以外は、書かないようにしている。
あんまり仕事関係のテクニカルな内容のネタだと喜んで突っ込んでくる人が周りにいっぱいいるから、というのもあるけど(爆)
よっぽどおもしろいネタがあったら書くかもしれないが。
(3) 雑誌のコラムを連載しているつもりで
つまらない内容のコラムを書いているコラムニストは、即仕事を打ち切られ、そのうち干されてしまう。僕は決してプロのライターではないが、公の場に出す文章に、プロもアマチュアもないと思っている。一つのネタを取り上げるにしても、商業作家のコラムにもひけをとらないレベルにまで料理できれば嬉しい。これはなかなかできていないが……。
無名の個人でも自分の意見を堂々と表明できるのがインターネットの大きな利点なのだが、言うまでもなく、自分の意見を出すからには、それが及ぼす結果についても、自分で責任を負わなければならない。それができない人は、お手軽にブログなど作るべきではないのである。
最後に、ブログ女王・眞鍋かをりさんの言葉を引用したい。

読んだ人が傷ついたりしないように、とか、読む人のことを必ず意識して書いています。それは読まれるために必要なこと。”読まれるブログ”と”読まれないブログ”の差が出てくるのは、そういうところに理由があるのだと思います。

【関連サイト】

「オタ」「きもい」──スタッフのブログ発言、企業を巻き込む騒動に
EFF、ブログでクビにならないためのガイドラインを発表(CNET Japan)
コミケでhotdogを売ったホクロが客をオタと呼びキモイとblogにかいた
トリンプ

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そうだ選挙行こう

今朝、いきなり家の電話がかかってきて、女性の声で
「東京のフジテレビの者ですが、今度の衆議院選挙についてアンケートをお願いします」
と言ってきた。いつもならこの手の無作為な電話は拒否するのだが、「フジテレビの世論調査」ということもあり、暇だったので応じてみた。
まず住所(選挙区を知るために、町名レベルまで)を聞かれ、そのあとで、その選挙区で誰に投票するつもりか、比例代表ではどの党に入れるかをたずねられた。そして最後に、僕の年齢と職業・最終学歴を聞かれて、終わりだった。
選挙戦も最後の追い込みに入っているようだが、どうも僕には「郵政民営化」をめぐる自民党同士の仲間割れにしか映らないのだが。ハッキリ言って、郵政民営化されようがされまいが僕の生活には何も影響ないので、どちらでもご勝手に、というスタンスなのだが、当事者のほうはやれ造反議員は除名だとか新党日本だとか、あげくのはてには女刺客やらホリエモンまで持ち出してきて、「必死だなw」状態になっている。
与党同士が仲間割れしているこういうときこそ民主党が漁夫の利で政権を狙える絶好のチャンスのはずなのに、民主党はアピールが下手なのか内部で足並みが揃ってないのか知らないが全然目立たないし。今朝の日経新聞の1面では、相変わらず自民党支持が安定多数らしい。
僕的にはそろそろ小泉さんには辞めてもらってもいいかな、と思ってるんだけど、まあ何でもいいや。
とにかく、投票にはちゃんと行こうね>all

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