702NK フォント入れ替え

僕が今持っている携帯の1つであるVodafoneのV702NKなのだが、日本語のシステムフォントが大きすぎて不恰好だという声がよく聞かれ、システムフォントの入れ替えをする人が多い。
V702NKはSymbian OS上で動くスマートフォンでもあるので、ネット上に転がっているSymbian用のシステムフォントをPC経由でV702NKに転送することにより簡単に入れ替えることができる。具体的な方法はtkhs氏の覚書や津邑公暁氏のPalm.RogueLife.org、ぐらとらいだー氏の俯瞰風景。などに詳しく書かれているが、要するに、gdrファイルというフォント用のファイルをNokia PC Suiteを使って端末に転送することになる。
702NKで使われているシステムフォントには2種類あり、大きいほうのシステムフォント(JapanPlain16.gdr)は、画面下部のナビゲーションや待受画面上部のオペレータ名、メニュー、メール本文などに用いられる。それより小さい文字(JapanPlain12.gdr)のほうは、メニュー画面のアイコン下部の文字などに使われている。ネットなどから入手したgdrファイルをJapanPlain16.gdrまたはJapanPlain12.gdrというファイル名にリネームして、Nokia Phone Browser上のC:(フォンメモリ)またはE:(外部メモリカード)ドライブの直下にSystem\Fontsというディレクトリを作ってその下に転送し、端末を再起動すれば、システムフォントが置き換わるしくみである。
津邑氏のサイトには、M+フォントや東雲フォントなどの非常に美しいフォントのgdrファイルが既にいくつか公開されているので、それをダウンロードすればそのまま使うことができる。が、自分で好きなフォントを組み合わせてgdrファイルを自作することも可能だ。
僕は、昨年シンガポールで買ったNokia電話機のシステムフォント(MacのChicagoみたいなフォント)がちょっと気に入っていたので、702NKもそんな感じのフォントにしてみたいという気持ちがあった。そういうわけで、702NKにChicagoフォント(またはChicagoライクなフォント)を入れることに挑戦したのである。
まず、必要なものを用意する。
Symbian用のフォントファイルはgdrファイルなのだが、このgdrファイルは、ライセンス上、誰でも勝手に公開するということはできない。ネット上に広く流布しているファイルは、Adobe社の規格であるbdfフォーマットのフォントファイルが多い。従って、bdfファイルからgdrファイルに変換するツール(プリプロセッサ)が必要である。
プリプロセッサとして、bdf2gdr.plというPerlスクリプトがフリーで公開されている。これと、NOKIA社が公開しているSymbian SDKの中に含まれているfnttran.exeとを使って、bdfからgdrファイルに変換するのである。
Windows上でPerlスクリプトやfnttran.exeを動かすためには、もちろんPerlの実行環境が必要だ。これはActivePerlなどのフリーのものがインストールされていればよい。
bdfファイルは、普段WindowsでおなじみのTrueTypeフォントから変換して作成することができる。そのためのツールはWFONTXとFontx2BDFだ。
PC用の日本語フォントはShift-JISベースのことが多いのだが、Symbian OS上で動くフォントはすべてUNICODEに統一されているので、漢字コードをShift-JISからUNICODEに変換するマッピングテーブルが必要である。これは津邑氏のところで用意されている。
また、Vodafoneの携帯電話に使われる絵文字を表示させるためには、絵文字記号用のフォントも用意しなければならない。これも津邑氏のところで用意されている。
つまり、Windows上でgdrファイルを作成するのに必要なものは、

  1. bdf2gdr.pl津邑氏のサイトからダウンロード
  2. fnttran.exeが入っているSeries 60 SDKs for Symbian OSForum NOKIAからダウンロード(事前にユーザ登録要。英語)
  3. ActivePerlここからダウンロード(英語)
  4. WFONTXFontx2BDF
  5. UNICODE変換マッピングテーブル、絵文字記号用フォントSYMBOL12.HEXSYMBOL16.HEX津邑氏のサイトからダウンロード

ということになる。さっそく用意して、Cドライブ直下にbdfというディレクトリを作り、WFONTX.*、WFONTXRC.H、bdf2gdr.pl、SYMBOL12.HEX、SYMBOL16.HEXをその中に入れた。Fontx2BDFを解凍してできたfontx2bdfという名前のファイルは、fontx2bdf.plにリネームしてbdfディレクトリ内に入れた。
準備を整えたあと、いよいよ元となるフォントを入手する。どうせChicagoフォントを入れるなら、日本語のほうもMacライクにOsakaフォントなど入れてみようと思って、TrueTypeのChicagoフォントとOsakaフォントをネット上からダウンロードした。これらのフォントはコントロールパネルなどを使って「インストール」しておかなければならない。
WFONTX.EXEをダブルクリックして開くと、インストールしてあるフォントのリストが画面左側に並んでいる。
WFONTX画面
その中から「Osaka-等幅」を選択する。そして画面右側のHeightに「15」Widthに「7」を入れる。FontX Nameは適当に「osaka」とでも入れておき、FontX Typeのところで「KANJI」にチェックを入れる。Save Nameには「osaka.mnf」と入れて、「NonStop!」ボタンをクリックすると、bdfフォルダ内に「osaka.mnf」ファイルができる。
次に半角カナ用、英数字用のmnfファイルを作る。
Font: Osaka-等幅
Height: 15
Width: 7
FontX Name: osakar
FontX Type: ANKにチェック
Save Name: osakar.mnf
として「NonStop!」ボタンをクリックすると、半角カナ用のosakar.mnfファイルができる。次にFontにChicagoを指定し、Height: 15、Width: 7、FontX Name: chicago、FontX Type: ANKにチェック、Save Name: chicago.mnfとして「NonStop!」ボタンをクリックし、英数字用のchicago.mnfファイルを作る。
そのあと、fontx2bdf.plスクリプトを使って、mnfファイルをbdfファイルに変換する。MS-DOSプロンプト(コマンドプロンプト)を立ち上げ、


C:\Documents and Settings\ahoaho>
cd \bdf
C:\bdf> perl fontx2bdf.pl osaka.mnf osaka.bdf
C:\bdf> perl fontx2bdf.pl osakar.mnf osakar.bdf
C:\bdf> perl fontx2bdf.pl -a chicago.mnf chicago.bdf ← オプション「-a」をつけるのを忘れないこと

というコマンドを打つ。そうすると、bdfディレクトリ内に「osaka.bdf」「osakar.bdf」「chicago.bdf」の3つのbdfファイルができる。gdrファイルを作るためには、漢字用・半角カナ用・英数字用の3種類のbdfファイルが必要なのである。
そしていよいよ、bdf2gdr.plの出番である。

C:\bdf> perl bdf2gdr.pl -16 osaka.bdf osakar.bdf chicago.bdf

と打つ。オプションの「-16」は、702NKのシステムフォント「JapanPlain16.gdr」を生成するためのものである。「JapanPlain12.gdr」を生成するためには、オプションに「-12」を指定する。引数は、順番に、漢字用bdfファイル名、半角カナ用bdfファイル名、英数字用bdfファイル名を指定する。
そうすると、


You’ve got unicode bdfs 3316.bdf and gd file `3316.gd’.
The UID of the font is [215704575].

Okay, now run
——————————————————————
fnttran 3316.bdf 3316.gd JapanPlain16.gdr
——————————————————————
and you will get `JapanPlain16.gdr’ font file. enjoy!

という表示が出て終了する。この「3316」とか「215704575」とかいう数字はランダムに生成され、実行するたびごとに異なった値になる。この場合は、実行後、「3316.bdf」というファイルがbdfディレクトリ内にできているはずなので、

C:\bdf> fnttran 3316.bdf 3316.gd JapanPlain16.gdr

と打てば、JapanPlain16.gdrファイルが出来る。
Windowsのデスクトップ上に「System」というフォルダを作成し、その中に「Fonts」というフォルダを作成してその中にこのJapanPlain16.gdrファイルを突っ込む。そして、NokiaSuiteを立ち上げ、702NKを接続してNokia Phone Browser上で電話機内の「C:」ディレクトリの直下に「System」フォルダごとドラッグしてから、電話機を再起動すると、ちゃんとシステムフォントが変わっていた。
ただ、英数字の「M」とか「W」「m」などの幅の広い文字が、両端が切れていてちゃんと表示できない。WFONTXで指定したWidthのピクセル数の幅で各文字が切られてしまうので、幅の広い文字は両端が切られてしまうのだ。
chicago.bdfファイルをテキストエディタで開いてみる。ここのサイトでBDFフォーマットの詳しい仕様の説明が書かれているので、これと見比べながら、「M」「W」などの幅広文字について個別に手作業で修正することもできるのだが、めんどくさい。
しかたないので、自分でツールを使ってChicagoフォントをbdf化するのはあきらめ、既にChicagoフォントのbdf化されたものがネットに転がってないだろうかと、ネット上を探すことにした。
すると、http://www.rockbox.org/fonts/に「xtal-14.bdf」というのがある。これがChicagoライクなので、これを頂戴し、さきのosaka.bdf、osakar.bdfと組み合わせて

C:\bdf> perl bdf2gdr.pl -16 osaka.bdf osakar.bdf xtal-14.bdf

で合成することにした。しかし、このように打つと

!!! Error !!! BDF `xtal-14.bdf’ has invalid charset (fontspecific-1).

というエラーが出る。どうやら「fontspecific」という言葉が悪さをしているらしい。ためしにxtal-14.bdfファイルをテキストエディタでのぞいてみると、
CHARSET_REGISTRY “FontSpecific”
という行があった。そこで最初に作ったchicago.bdfファイルで同じようなエントリを探してみると、
CHARSET_REGISTRY “ISO8859”
と書かれている。そこで、xtal-14.bdfファイルのFontSpecificという文字をISO8859に書き換えてもう一度bdf2gdr.plを走らせてみると、今度はちゃんと通った。
こうしてできたシステムフォント。ちょっと海外携帯っぽくてカッコイイかも。
スクリーンショット1 スクリーンショット2
ちなみにJapanPlain12のほうは東雲12をそのまま使っている。
ただし、こうしたフォントの入れ替え行為はNOKIA、Vodafoneのサポート外になるので、実行する場合はあくまで自己責任のもとで。

Technoratiタグ: | |

WiFiざんまい

もともと自作のデスクトップPCを持っているのだが、ベッドに寝そべりながらメール書きたい!とか、出先や出張先などでもメール読んだりブログ書いたりしたい!というワガママな欲望のため、去年の冬にIBM ThinkPad X40というノートPCを買って使っている。
重さが約1.2kgと非常に軽いので、カバンの中に入れて持ち歩いてもそれほど負担にならないし、802.11a/b/g対応ワイヤレスLAN機能が標準装備なので、最大52MbpsでWiFi通信が可能である。
家ではLinkSysWRT54GSというアクセスポイント付きブロードバンドルータを部屋の中に置いて、寝っ転がったままネットを楽しんでいる。また、NTT CommunicationsHOTSPOTのアカウントを取り、外出先のHOTSPOTアクセスポイントの近くでWiFi通信でネットにアクセスすることもできる。
とはいっても、まだまだHOTSPOTのエリアは限られており、都内の駅の構内こそだいぶカバーされてきているものの、そもそもそんなところでゆっくり座ってノートパソコンを開いてネットなどやってる場合ではない。マクドナルドに行けばYahoo!BBのアクセスポイントが無料で使えるが、アクセスポイントのない店も多いし、そもそもマクドナルドなんかであまり長居することもない。羽田空港や関空なども、まだまだ無線LANが使えないところが多い。
WiFiアクセスポイント情報を提供しているアメリカのJiWireというサイトによると、日本国内でのWiFiアクセスポイントは2,262箇所あるという(2005年2月19日現在)。これはアメリカの24,025箇所、イギリスの9,696箇所、ドイツの5,720箇所、フランスの3,232箇所に次いで世界第5位なのだそうだが、日本人はWiFiよりもケータイのほうが一般的だし、ケータイにPCをつないで定額データ通信もできるようになってきているのだから、わざわざWiFiのために設備を打つような事業者も少ないのかもしれない。
しかし、どこに行けばアクセスポイントがあるのか。それを知りたいというニーズは非常に大きいはずだ。
携帯電話からアクセスポイントを検索するサービスを提供している会社がある。トリプレットゲートでは、現在地から携帯電話でアクセスすることにより、その場所で提供されている無線LAN事業者の情報と、そのログイン情報をメール送信してくれ、それをPCに入力することによりWiFi接続できるというサービスを月額210円で提供している。さすがは携帯文化にどっぷりひたった日本文化をうまく融合させたサービスだと感心させられる。ちなみにこの会社の創業者は僕の大学時代の研究室の先輩である。
アクセスポイントの検索サービスを提供しているところは、このJiWireやトリプレットゲートのほかに、以下のようなところがある。
EZGoal Wi-Fi HOTSPOT
Wi-Fi Hotspot List
WiFi Free Spot
東京ホットスポット情報館
関西ホットスポット情報館

吉野家2005

「牛丼、何で出さへん」=売り切れ、吉野家店員に暴行-兵庫
 12日午前0時半ごろ、兵庫県明石市硯町の大手牛丼チェーン店「吉野家」支店で、客の男が牛丼が売り切れていたことに腹を立て、男性店員(20)の胸ぐらをつかんだり突き飛ばしたりするなどの暴行を加えた。男は110番で駆け付けた明石署員に暴行の現行犯で逮捕された。
 男は同市貴崎、土木作業員浅田正太容疑者(26)。調べでは、同容疑者は友人と牛丼を食べに来店したが、牛丼が売り切れていたことに腹を立て、「予約してたのに、何で出してくれんのや」などと因縁を付け、店員に暴行を加えた疑い。同店では牛丼は11日夕方ごろには売り切れており、同容疑者は予約していなかった。 
(時事通信) – 2月12日

相変わらず殺伐としているようで……。
(参考)吉野家

Technoratiタグ: | |

PayPalを使った米国への送金

日本に居ながらアメリカに自分の銀行口座を作ったはいいが、そこに入金する方法をどうするか。自分でアメリカまで出向き、その銀行に現金を持って行って入金するという方法が一番確実だが、そんなこと現実的にやってられないという向きは、何らかの方法で日本からアメリカへ海外送金するほかない。

海外送金の方法としては、銀行や郵便局の電信送金、マネーオーダー、銀行小切手などいろいろあるだろうが、どれも手数料が数千円単位かかるので、10000円程度の少額の送金はアホらしくてやってられない。

そこで、Ayako Ambroseさんの運営するUS Life Handbookというサイトで紹介されていた方法として、PayPalを使った送金方法があった。

PayPalは、アメリカではオンラインショッピングの決済方法としてすっかり普及していて、18歳以上であれば世界45ヶ国の誰でも自分のメールアドレス単位でアカウントを作ることができる。

まず、自分のアカウントに対応するクレジットカードを登録する。自分のアカウントから他人のアカウントに資金を“送金”すれば、その登録されているクレジットカードで決済される。

自分のアカウントにも、別のPayPalアカウントを持っている人からのクレジットカード決済またはPayPalアカウントに入っている資金の送付を受ければ、資金を“入金”することができる。

アカウントに対応して、銀行口座を登録することができ、PayPalアカウントの資金残高を引き出して登録した銀行に入金することができる。その手数料は、アメリカの銀行へは無料、日本の銀行へは一律500円である。

これを利用すれば、自分で2つPayPalアカウントを持てば、クレジットカードを利用して日本からアメリカの銀行に格安の手数料で送金することができる。

まず、メールアドレスを2つとクレジットカードを2枚用意する。それぞれのメールアドレスを使って、PayPalアカウントを2個作成する。

アカウントの種類はPremierかBusinessでなければならない。Personalアカウントだと、相手からのクレジットカードによる“送金”が受け取れないからだ。

作成した2個のアカウントに、それぞれクレジットカードを1枚ずつ登録する。どちらかのアカウントに、送金したいアメリカの銀行口座を登録する。これで準備は完了。

実際に送金する方法は、まず、銀行口座を登録していないほうのアカウントから、登録したほうのアカウントに向けて資金を“送金”する。

登録したほうのアカウントに、資金が“入金”される。その資金を、登録した銀行口座へ“引き出し”する。
数日後、登録した銀行口座に実際に入金される。

後日、銀行口座を登録していないほうのアカウントに登録したクレジットカードから、“送金”した資金が決済され、請求される。

というしくみである。

PayPalアカウントへの“入金”の際、手数料が差し引かれる。手数料は“入金”額が3000USD以内の場合、“入金”額の2.9%+0.3USDになる。10万円ぐらいまでの送金なら、銀行の電信送金よりも安い手数料で日本から米国へ送金が可能ということになる。

もう一つの利点(?)は、この方法を使えば、クレジットカードのショッピング枠を使って現金が引き出せることになるのだが、あまり派手にやるとカード会社に目をつけられてカード利用停止にされかねないので、やるなら「ご利用は計画的に」。

新生銀行に口座開設

前回、金融機関を選ぶ際は東京三菱銀行+Union Bank of Californiaが最適と書いた。しかし、東京三菱銀行はやはり日本の古典的な銀行の域を出ず、今一つ使い勝手の点でよろしくない。まあ決済用と割り切ってしまえば我慢もできるのだろうが、ATMでの入出金が24時間365日可能ではないというのは、僕のような勤め人には非常に不便だ。
その点、シティバンク(シティバンク・エヌ・エイ銀行。アメリカのCITIBANKの日本法人)であれば、24時間365日ATMでの入出金が可能だ。しかし、いかんせん外銀ということで、いろいろな制限がある。まず、公共料金の自動引き落としが充実しておらず、電気・ガス・水道・電話料金やNHK受信料の口座引き落としには対応していない。これはシティバンクの責任ではないのかもしれないが、ユーザとしては使えないことには変わりがない。また、シティバンクの預金は、円預金・外貨預金含め、預金保険機構の保護が一切ないという問題もある。かといって、シティバンクはアメリカのCITIBANKとは全く別の会社という扱いなので、アメリカの銀行でもなく、アメリカのFDICの保護の対象からも外されている。つまり、シティバンクが万一破綻すれば、そこに預けている預金は全部、パーということだ。さらには、50万円以上(外貨預金にすれば20万円相当額でよいが)預金がないと口座維持手数料が月2100円取られてしまうし、100万円以上預金がないとシティバンク以外のATMでの操作に手数料が取られてしまう。富裕層には無問題だろうが、僕のような貧乏リーマンにとっては、いささか使い勝手がよろしくない。
僕が社会人になった1998年当時は、日本の銀行の信用度は地に落ちていたし、グローバル・スタンダードが広く唱えられていたということもあって、上述のような不便があっても、アメリカ系の銀行ということで信用があり、かつ充実した外貨預金や先に述べた24時間365日ATMサービスなどの先進的なサービスに魅せられて、メインバンクとして利用していたのだが、今となってはUBOCをはじめとする純粋なアメリカの銀行口座が簡単に開けるようになったし、また日本国内の銀行業界も、信用度はともかくとして、少なくとも形だけはかなり再編成されて変わってきた。
中途半端なアメリカ系銀行ではなく、純粋なアメリカの銀行で資産管理することができる今、日本国内のメインバンクとしてシティバンクにこだわる必要はなくなってきた。シティバンクのもつメリットを備え、かつデメリットをカバーした銀行というのはないものか。
そこで注目したのが、新生銀行なのである。
新生銀行はもとは日本長期信用銀行で、それが破綻して一旦国有化されたあと、アメリカのリップルウッドによって買収され、民間の銀行として再生したものである。その新生銀行にパワーフレックス口座というのがあり、そこに口座開設すれば円預金・外貨預金の口座が自動的に作られる。円預金口座は給与振込、公共料金の自動引き落としが可能となっている。
口座開設はWeb上からメールオーダーの用紙を取り寄せ、それに必要事項を記入し、本人確認書類を2種類添付して郵送すればよい。印鑑かサインのどちらかを届け出ることができるので、印鑑というものを認証手段としてあまり信用していない僕は、サインを書いて送った。
1週間ほどすると、スターターキットのようなものが自宅に届いた。取引方法が書かれたマニュアル、規約、キャッシュカードと、月一回送られるステートメントを綴じるホルダーが封入されている。
新生銀行パワーフレックス口座
シティバンクやUBOCと同様に、預金通帳というのはなく、月に一回、取引明細が書かれたステートメントが送られてくる形になっている。通帳だといちいち銀行まで記帳に行かなきゃいけなくて不便だし、もう今は通帳という形式は時代遅れなのかもしれない。
キャッシュカードの暗証番号は、別便で郵送されてくる。その暗証番号は、テレフォンバンキング(新生パワーコール)を使って電話で変更可能である。
キャッシュカードは、新生銀行のATMはもちろん、郵便局のATM、セブンイレブンの中にあるアイワイバンクのATMで入金・出金ともに可能。もちろん、24時間365日利用できる。そして何より嬉しいのが、預金残高にかかわらずこれらの操作の手数料が完全無料というところだ。
ネットバンキングももちろん可能で、ネット経由での振り込み、預け替えなどが可能となっている。そして、振込手数料は他行宛であっても月5回までであれば無料なのだ。
キャッシュカードのスキミング対策もバッチリだ。万一スキミングで被害に遭ったとしても、ある一定額(300万円ぐらいだったと思う)までは補償してくれるシステムをいち早く整えた。
こうしてみると、シティバンク・エヌ・エイ銀行で可能だった先進的なサービス(ATM入出金24時間365日可能、外貨預金、ステートメントによるバランスシート管理、など)は、ことごとく新生銀行でも実現されていることがわかる。やはりアメリカ資本が入っている銀行の強みだろうか。しかも、シティバンクでは必要だった各種手数料が、新生銀行では一切無料というところが心憎い。
新生銀行の唯一の弱点は、ネットでの海外送金ができないというところなのだが、これについては、東京三菱銀行なりの自分の口座に振り込んで(手数料無料)、そこから海外送金すれば無問題だ。少額の送金ならPaypalという方法もあるし。
給与振込も公共料金の自動引き落としも全く制限なく指定できるし、ということは、新生銀行一行をメインバンクとしておけば、お財布代わりに使う決済口座としてはすべてのことがまかなえるということになる。
これを機に、僕の銀行口座も整理することにした。僕が今持っている銀行の口座は

シティバンク・エヌ・エイ
1998年に社会人になったのを機に開設。給与振込、クレジットカード引き落とし、新聞料金の引き落とし等でフル活用していたが、最近給与振込口座は東京三菱銀行にシフト。
東京三菱銀行
いま住んでいる家の家賃と駐車場代の振込口座がこの銀行だったので、同じ支店の口座を開設し、ネットバンキングで振込手数料無料で毎月振込に利用。そのほか、電話料金、水道料金、電気料金、ガス料金などの引き落とし口座としても利用中。
中央労働金庫
ソアラのローンをここで組んでいるので、ローンの引き落とし口座として利用。
UFJ銀行
子供の頃、初めての銀行口座として開設(当時は三和銀行)。現在はほとんど使っていない。残高もゼロに近い。
三井住友銀行
学生時代から社会人初期にかけて利用(当時、住友銀行)。現在はほとんど使っていない。残高もゼロに近い。
みずほ銀行
社会人初期に埼玉で独身寮暮らしをしていた頃、お財布代わりにシティバンクを補完するメインバンクとして利用(当時は富士銀行)。現在はほとんど使っていない。残高もゼロに近い。
りそな銀行
どうして開設したんだかわからないけど口座がある(当時、あさひ銀行)。もちろん現在はほとんど使ってなく、残高もゼロに近い。

がある。クルマのローンの引き落とし口座として指定されている中央労働金庫はそのままにするしかないが、とりあえず、使ってない三井住友、UFJ、みずほ、りそなはさくっと解約して、あとは給与振込口座と公共料金・クレジットカード引き落とし口座をすべて新生銀行に一本化してから、シティバンクも解約しよう。家賃などの振り込みもわざわざ東京三菱からでなくとも新生から行えば手数料を無料にできるので、東京三菱も解約したいところだが、海外送金用に残しておいても害にはならないので、口座だけは維持しておくことにする。
こうして、国内の決済口座としては新生(&労金)、資産を蓄積する(&海外取引する)口座としてUBOC、国内⇔海外の移動用に東京三菱、この3本立てにしておけば、当面は問題なく管理できることだろう。目下の最大の問題は、その 資 金 が 少 な い ということだけだ。

Technoratiタグ: | | | |

特許のこと

松下とジャストシステムの特許問題が世間をにぎわしているが、実は特許を書くのはそう難しいことではないらしい。
僕が購読しているメーリングリストでちょうど話題になっているのだが、特許というと一見なかなか認められず敷居が高そうなイメージがあるのだが、実際に出願されている特許を見てみると、けっこう笑っちゃうようなトンデモ特許も多いらしい。
ここにいろいろ集められているのだが、例えば、

特開昭57-148599 逆さヒザ落とし
2. 特許請求の範囲
自分の片ヒザを立て、背中をヒザに落とし、同時に後頭部をマツトに落とす。そのままフォールする。
以上の如く構成されたプロレスのきめ技。
3. 発明の詳細な説明
 本発明はプロレスリングの技に関するものである。従来よりプロレスの技はかなりあるが、本発明の技はそれ以上のものである。
 今まで背骨折りはカナデイアン式、アルゼンチン式、シユミツト式などとあつたが、相手を一時的に痛めるだけで、きめ技となるものはなかつた。
 本技はその欠点を除くために発明されたもので、背骨折りに後頭部打ちのダメージを加えたすばらしい複合技である。
(中略)
 なお、本技は危険な技ではあるが、技をかけた方が力をぬいて技をかけることができ、危険を防止でき、シヨーとしてのプロレスに大変貢献できる、すばらしい大技である。

といったものや、

特開平11-155300 煙草の吸い方
要約
(57)【要約】
【目的】 煙草によってその害が叫ばれて久しく、しかしながら私は煙草そのものよりも人間の心によって病などが併発するものと研究の結果自覚したゆえに是非そのことを世間に訴えたいがために一番効能を自覚できる方法を創始したのである。
【構成】 日常の生活で自覚しやすい諸々の出来事の中から選択してその効能の出し方を記載した。
請求の範囲
【特許請求の範囲】
【請求項1】健康的な煙草の吸い方を通常の煙草の吸い方と姿勢別煙草の吸い方とに分けて詳細に渡って記述したものである。
詳細な説明
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発見は、いままで煙草が害ばかりを及ぼすものと思われていた分野に光を投げかけるものである。
【0002】
【従来の技術】ただ何となく煙草を吸う事によって憩いのみを求めていた。
【0003】
【発見が解決しようとする課題】ただ慰安的要素ばかりがあって、場合によっては他の人々に迷惑をかけるばかりか肺ガン等の病気をももたらすものとして忌み嫌われていたものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】一旦吸った煙草の煙をどのようにするかでもって、目的とする効能にまで達せせしめるものである。
【0005】
【作用】喫煙者が記述通りに吸う事によって、本人の具合が好転するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発見の実施例について説明する。
I、通常の煙草の吸い方■、朝起きていち早く頭脳を身体を快適にしたい時。
まず、思い切り煙草を肺の奥まで吸い切ってから約1秒してから口にて思いきり吐き切り、次いで鼻よりすぐさま残りの空気とともに吐き切ってしまう事。これを気分が少しでも良く感じるまで繰り返す事。少しでも気分が良くなったと感じた時点で終了とす。
■、食事の後いち早く胃を快適にさせたい時。
軽く煙草を口の中まで吸いこむ事。その時決して肺の奥まで入れないように注意する事。それからすぐにその吸い込んだ煙を吐き出す行為を数回行う事。そして唾を何回も飲み込む事。これを胃の中が少しでも少しでも楽になったと感じた時点にて終了とさせる事。
■、何か考え事を長くしていたい、しなければならない時。
肺まで吸い込まないで口の中まででストップし、それを気が済むまで行ってみる事。そして名案とか結論やらが出た時点で終了するとよい。
■、何か悩み事やらいらいらしたりして落ち着かない時。
大きく煙草を吸い込んだならば約2秒から10秒肺の中にて留めます。そしてフワーッと気分が少しでも良く感じたならば(10秒を限度とし、それで駄目の場合は一旦思い切り吐ききり再度行う事)今度は鼻よりゆっくりとゆっくりと吐いてゆきます。どうしても大きな悩み事とかいらつきのある方々の場合はせいぜい10回を限度とする事。それを数回繰り返した後、いくらかでも気分が落ち着いたな…と少しでも少しでも感じたならば終了とする事。ただし、根源的な解決は煙草では無理ですのでお間違いなきように願います。あくまでもあくまでもこの方法は補助としてご使用ください。
■、アルコールを飲み過ぎ、頭がぼんやりとしてしまい何とか早くしっかりとした頭脳に戻したい時。
思い切り口から吸った煙草を一旦口の中に含ませ、それを今度は鼻を通して肺の奥まで吸い込み、約2秒から8秒の間でもって御自分が軽く我慢できたと感じられた範囲内にて吸い上げた煙草の煙を一旦吐き出す行為を数回繰り返して後、スウーッと頭脳が軽くなったと感じた時点で終了する事。
■、スポーツ等にて身体を酷使してしまって、精神肉体ともども疲れ切ってしまって中々回復しにくい時。
一旦、口から吸った煙草を口の中に含ませたまま約5秒から10秒間の間でもって、少しでも少しでも苦しく感じた時点で今度は思い切り口より吐き切ってしまう事。これを疲れがスウーッとぬけたと僅かでも感じた時点で終了とする事。
■、ケーキ等甘い物を欲しくともダイエットしなくてはならないような義務感に悩んでいる時。
一旦、煙草を口の中に含み約10秒間置き、それを胃の中に飲み込むようにする事。その飲み込んだ煙草の煙を御自分が一番ぶよぶよとして気にしている個所へ向けて力む事。つまり胃部を力ませる形となります。気分が少しでも少しでも良くなったと感じた時点にて終了とする。一番あなたの悩んでいる箇所一つ以上はやってはならない。他に沢山ある場合は、それが気にならなくなった日から残った他の一番気になっている一カ所に向けて同じように実行してゆく事。一日朝起きて食事前1回のみとする事。それ以上は絶対に絶対にやってはならない。
■、老化防止策。
まず、煙草を肺の奥まで一杯に入れます。そしてそのまま息を吐かないで煙を残したまま鳩尾を反らせる事。そして約1秒から10秒の間でもって少しでも少しでも苦しくなったと感じた時点で今度は反対に鳩尾を窪める事。そしてすぐに時間を置かずに終了とする事。一日朝起きてから食事前一回のみとす。それ以上絶対に絶対にやってはならない。
■、暇な事が苦痛となっている方々の対処法。
まず、煙草を肺一杯に吸い込みます。それを保ったまま今度は御自分の首を軽く後ろに曲げ約1秒から2秒の間で少しでも少しでも苦しくなったと感じた時点にて今度は反対に前に曲げます。そしてすぐに終了とします。その時点で少しでも少しでも気分が軽くなったと感じなかったならば、再度行なってください。2回を限度といたします。時間を経てどうしても又暇が苦痛となってしまったならば一日朝昼晩の3回を限度としておやりください。もちろんこれはあくまでもあくまでも補助的なものですのでお間違いのなきよう願います。
▲10▼、何かの理由で全てにおいて身体全体の気力が出ない、身体がだるい等の場合(原因のはっきりと分かっている特別な病気等は除く)。
まず、煙草を肺一杯に吸い込みます。それを保持したまま御自分の下腹部を前方に突き出します。約1秒から5秒の間にて少しでも少しでも気分が良くなったと感じた時点で今度はその突き出した腹を逆に凹めます。そしてすぐに終了といたします。もちろんあくまでもあくまでも西洋医学的検査でもって原因がまったく分からない状態でただただ時を過ごしていらっしゃる方々のための煙草の吸い方ですので、その状態が病的なくらいに悪化しているのならばお避けください。一日朝昼晩の3回を限度とす。
II、姿勢別煙草の吸い方椅子に浅く腰掛けて、腰を反り脚を開き(膝を中心にして開く事)胸を突き出し顎を引きます。普段あなたが無意識に煙草をお吸いになっていて無意識に止めようとするその直前に行なって下さい。
■、肺の具合が悪い方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。煙草の煙を脳の奥底(鼻の奥、こめかみの中心地点)に向けて染み込ませるように吸ってゆきます。その時煙を肺の中までは決して入れてはならない。鼻から吐き出すようにして煙を出します。朝昼晩一日3回を限度とす…。
■、ニコチン中毒の方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。まず、思い切り口より大きく大きく煙草の煙を吸い上げます。この場合は肺の奥深くまで吸い込む形となります。その吸い込んだ煙を吐き出さないで思い切り鼻から吐こう!!と力んで下さい。この時決して吐いてはなりません。… 約1秒から2秒我慢して苦しく感じた時点で全部吐き出してください。朝昼晩一日3回を限度とす。
■、心臓の具合が悪い方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。煙草の煙を脳の奥底(鼻の奥、こめかみの中心地点)に向けて染み込ませるように吸ってゆきます。その時煙を肺の中までは決して入れてはならない。その吸った煙草の煙を口の中に含ませたまま顎をより強く手前に引きます、そうすると後ろの首筋が伸ばされますのでそれが楽になったと感じた時点で全部煙を自然に吐き出します。朝昼晩一日3回を限度とす…。
■、眼の具合が悪い方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。煙草の煙を吸い込む時、その煙をあなたの悪いと思っている方の眼に吸い込む気分で眼に向けて吸い込みます。勿論気持ちだけです。それを約2回から5回ほど行なってください。決して肺の中まで入れてはなりません。幾分でも眼のもやもやした硬さがほぐれた…と感じた時点で終了とする事。それが分からない時は5回を限度として行なえばよろしい。朝昼晩一日3回を限度とす…。
■、耳の具合が悪い方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。煙草を悪い方の耳(勿論両方具合が悪ければ両方へ向けて…となります)に向けて染み入るような感じで吸い込みます。決して肺の中まで入れてはなりません。それを約2回から3回、幾分具合が変わったかな?と感じた時点で終了する事。それが分からない人の場合は3回を限度として行なえばよい。朝昼晩一日3回を限度とす。
■、鼻の具合が悪い方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。煙草を思い切り口内に吸ってから留め(決して肺までは入れません)、そのまま煙を逃がさないようにして具合の悪い箇所へ向けて力みます。もう疲れた…と感じた時点でその煙を鼻からゆっくりとゆっくりと吐いていって下さい。その行為を約1回から2回までの間で少しでも少しでも気分等が良くなったと感じた時点で終了します。それが分からない人は2回を限度として行なって下さい。朝昼晩一日3回を限度とす。
■、口内のどこかの箇所の具合が悪い方々のために(但し、虫歯等は除く)
まず、きちんと姿勢をとります。煙草を思い切り口内に吸ってから留め(決して肺までは入れません)、それを保ったまま次いで鳩尾を力ませます。気張るだけでよいのです。約1秒から3秒ほど我慢します。もう疲れた…と感じた時点でその煙を口からゆっくりと吐いていって下さい。その行為を1回だけ行います。決してそれ以上やってはなりません。朝晩一日2回のみとす。
■、喉の具合が悪い方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。それからその異状箇所をより強烈に感じるように強く顎を前に出してください。最初の顎を引いたのと逆の形となります。それからおもむろに普通に煙草を口の中まで吸い込み、普通に鼻より吐き出していってください。決して肺まで吸わないで下さい。約1回から3回ほど行いますが途中少しでも少しでも気分が良くなった…と感じた時点で終了しますがそれが分からない人は3回を限度として行なって下さい。朝晩一日2回を限度とす。
■、胸のどこかの箇所の具合が悪い方々のために(肺そのもの、ならびに心臓そのものは除く)
まず、きちんと姿勢をとります。それから異状箇所の部分をやや強く前に突き出します。それが全然出来なければそれでも大丈夫ですので気持ちだけ頑張って下さい。それからおもむろに普通に煙草を口の中まで吸い込み、普通に鼻より吐き出していってください。決して肺まで吸わないで下さい。約1回から3回ほど行いますが途中少しでも少しでも気分が良くなった…と感じた時点で終了しますがそれが分からない人は3回を限度として行なって下さい。朝昼晩一日3回を限度とす。
▲10▼、胃部周辺の具合が悪い方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。それからその異状箇所を感じている部分を僅かに心地よい程度に前に突き出して下さい。それからおもむろに普通に煙草を口の中まで吸い込み、普通に鼻より吐き出していってください。決して肺まで吸わない事。1回のみ行います。多少間違っても構いませんので決してやり直ししない事。一日一回朝のみ行なう事。忘れたならばその日はお止め下さい。次ぎの日に行なえばよろしい。
▲11▼、臍部周辺の具合が悪い方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。それからその異状箇所を感じている部分を僅かに心地よい程度に前に突き出します。それからおもむろに普通に煙草を口の中まで吸い込み、今度はその吸った煙草の煙を口より吐き出していってください。決して肺まで吸わない事。1回から2回行いますが、途中少しでも少しでも具合が良くなったかな…と感じた時点で終了します。それが分からない人は2回を限度としておやり下さい。朝と昼の一日2回を限度としておやり下さい。夕方以降、並びに夜は決してやらない事。
▲12▼、下腹部、生殖器周辺、並びに肛門付近の具合が悪い方々のためにまず、きちんと姿勢をとります。それから臍と生殖器との中間付近を精一杯前方に突き出します。腰を大きく反らせる形となります。それからおもむろに普通に煙草を口の中まで吸い込み、約1秒から10秒の間であなたが我慢できる範囲でこらえ、我慢できなくなった時今度はその吸った煙草の煙を口より大きく大きく一気に吐き出します。煙草は決して肺まで吸わない事。夜寝る前か朝起きてからどちらかあなたの都合の良い方を選択して行なってください。朝夜の両方を行なってはならない。
【0007】
【発明の効果】いかなる方といえども私の指導通りに行なったならば、安全かつ有効に効能を自覚できるものであるが、最初から煙草が嫌いであったり恐怖心を抱いているならばその有効性はまったくみられないであろう事もあえてここに記載するものである。何故ならば人体に及ぼす影響というものは煙草そのものよりも心にあると私は思って長年研究した結果から断言するものでもあるからである。

というようなのも特許になる。さらには

特開2000-116200 株価を上昇させ続ける方法
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自由主義経済の根幹である、株式市場の株価に関するものである。
(中略)
【0004】
【課題を解決するための手段】では、この課題を解決するために私が発明した手段と方法を説明する。
イ.まず、議会において、「株価上昇法」を立法する。
ロ.「株価上昇法」の骨子は、株式市場において、「前日もしくは前回取引日の終値より低い価格での売買を禁止する」というものである。
ハ.この、「株価上昇法」の立法による方法で、株価は下落が不可能になり、右肩上がりの上昇を続けざるを得なくなるのである。
【0005】
【発明の実施の形態】イ.新法による手段のほか、証券取引法の改正による手段、証券取引所の申し合わせや内規による手段、また、憲法改正による手段、国際条約による手段等が、実施の形態としてある。
ロ.この発明の結果、放っておくと株価は、1株が何億円にもなってしまって、取引事務に支障がでるおそれがあるので、株式分割と増資をどんどん実施する。
ハ.もちろんその場合の、分割や増資の割合によって算定される株価の下落は、この発明が許容するところである。従ってまた、「株価上昇法」が許容するところでもある。
【0006】
【発明の効果】この発明は、株価を上昇させ続ける効果があり、その結果さらに次のような効果を派生する。
イ.財源不要の景気対策、としての効果がある。しかも景気に与える効果の、即効性は抜群であり、その日のうちに株価は急騰し、景気の偉大な転換点を形成することになる。
ロ.現在国民が抱えている重苦しい諸問題、すなわち、「金融不安」、「マイナス成長」、「年金問題」、「財政問題」が、一挙に解決の方向へ向かう効果がある。
ハ.自由主義経済体制における株式市場の役割を、賭博場から、極めて安全で利益のある純投資の場に変える、歴史的変革の効果がある。
ニ.暴落はおろか、下落の心配もない株式市場ができることになるので、自由主義経済体制に、前代未聞の恒久的永続的繁栄と成長をもたらすという効果がある。

とか、

特開2001-57800 頭のきれのいい人は、1番2番を、とるとは、限らづ、ちゅうぐらい以上出来て、自己判断力が、早い。絶対に、ベリは、とらない。
頭のきれの権利は、会社の方で、頭のきれの人ばっかり使う事が、出来れば、必要である。またそのように、権利として、人を使える事で、ある。また世界じゅうの会社で、そのような能力者を、たよっているから、パソコンインターネットで、情報を、うながしては、ならない。また他人に、言うのもあまりよくは、ない。
(発明の属する技術分野)頭のきれの人は、もともとの、かちきのところが、あるから製造業では、ライン仕事が、むいている仕事で、あるまたパソコン事務職とかデパート業が、むいている仕事で、ある。またそのような能力者は、仕事の覚えるのが、早いめんが、ある。また清潔な職場を好みおおきな音のする職場をさけようとするところが、ある。
(従来の技術)今までは、なんパーセント以上の能力者を、会社の方で、使っていた。そのような会社は、ある。
(発明が解決しようとする課題)今まで、例えば、10パーセント以上の能力者を会社で、使って、いたところ、その権利に、よって、50パーセントから95パーセント以上のもともとある能力者を会社で、使えるように、なった。またそのような能力者は、もともとスタートが、早くもともと手さきが、早いために、物の数をだす事が、可能である。
(課題を解決するための手段)頭の弱い質の人は、世界最低レベルで、あるからベリを、とる質で、あるから、会社の方で、そのような人を、使わなければいい。
(発明の実施の形態)頭のきれの人をよりおおく使って、品物の数を、よりおおくだすようこころがける。
(実施例)上記に、のべた仕事が、むいている。またそのような、仕事で、実施してもいい。また従業員と、したら、会社を、やめたくないと思う仕事である。
(発明の効果)頭のきれの人に、よって、品物が、おおめに、できる。

とか、果ては

特開昭59-89600 天気を晴天にする方法
 この発明は天気を晴天にする方法に係るものである。
 この発明の方法は、数十年の経験と研究の結果その成果が達成されたもので、神様に各種の祓いを行ないながら拝んで晴天にする方法を特徴とするものである。
 以下この方法を説明する。
 まず、天に向つて最初に今日晴天にして下さいと述べ、そして神道大祓全集に基づき次の御祓いを行い拝む。
 まず、朝は日拝詞、身滌大祓及び大祓詞(中臣祓)をなるべく朝早く行う。
 次いで昼は生産神祓、最上祓及び最要祓を行う。
 夕方は大祓詞(舊)を、さらに夜には月待之祓、地鎮祭招神祝詞、地鎮祭祝辞、清祓式開場祝辞、山神祓、海神祓及び船玉祓を行う。
 以上の御祓を毎日繰返して拝んでいくと天気は確実に晴天になり、特に一つの祓いを数回拝むとさらに結果は良好となる。台風等の荒天時にももちろん晴天とすることができる。

などなど。
こんなのでいいのなら、なんだか僕にも特許が書けそうな気がする。

モテモテになる方法
男子は私のところに来てお布施をしたあと3回まわってワンと鳴き、女子は私のところに来て伽に一晩付き合う。こうすれば来年には確実にモテモテになっていること必定である。もちろん伽とお布施を同時に行なえばさらに効果は倍増する。但し男子は伽を行なってはならない。

とか書いて出願しようかなあ。歴史に名前が残るし。恥が残るという話もあるが。

Technoratiタグ: | |

【結婚】祝 増田明美さん【おめでとう】

1984年のロサンゼルス五輪の女子マラソン代表ランナーで、今はTV解説者やスポーツライターとして活躍している増田明美さん(41)が、2月8日付で結婚・入籍したというニュースが新聞に書かれていたのを見つけた。お相手はファイナンシャル・プランナーの井脇祐人さん(40)。元証券マンで、仕事上付き合いのあったミュージシャンのサンプラザ中野(44)の紹介で4ヶ月前に知り合い、昨年のクリスマスイブにプロポーズしたとのこと。
実は、僕はかなり昔からこの人のファンなのである。
僕が初めて増田明美さんのことを知ったのは、まだ小学生だった1983年の大阪女子マラソンのこと。レース途中で倒れちゃった選手がいる、と聞いて、ちょっと心配したことがあるのだが、そのときの倒れた選手というのがこの増田明美選手だったのだ。
翌年の大阪女子マラソンの時に、そのことに触れ「去年倒れてお世話になった方々に恩返しのつもりで走りたい」とコメントしていたのが印象的である。結局、このときは、最後にカトリン・ドーレ選手に抜かれて2位になったものの、抜かれるまでは2位以下を大きく引き離して「一人旅」状態で快走し、ロス五輪の出場切符を手にしたのだった。
しかし、本番のロス五輪では、振るわなかった。僕はこの時小学5年生だったにもかかわらず、夏休みだったので夜更かししてライブで中継を見ていたのだが、16キロあたりでリタイアしてしまったという。どうやらレースの数日前に報道かどこかの関係者が夜中に彼女の寝ている部屋に電話をかけたらしく、それがもとで睡眠のリズムが崩れ、体調が悪くなったことが原因らしいと、あとで新聞を読んで知った。当時は「オリンピック=国威発揚の場」と本気で信じていた僕だったので、これを知り、その電話をかけた奴は死刑だ!と息巻いたものである。
全国民の期待を一身に背負いながらそれに応えられなかった彼女は、その年のうちに引退宣言をし、競技の世界からもTVからも姿を消してしまった。僕の記憶からも、いつの間にか消えてしまっていた。
お茶の間に再び姿を現したのは、少なくとも僕の記憶では、それから9年後の1993年のことだった。僕は大学生になっていた。ドイツ・シュツットガルト世界陸上選手権の女子マラソンに、解説者として招ばれていたのだった。そのときの、鈴を転がすような美しい声と、軽妙なトークに、すっかり魅せられてしまったのだ。
その頃を境に、彼女はTVのいろいろな番組に露出するようになった。ドラマ、クイズ番組、トーク番組、バラエティ番組など、いろいろなところで目にするようになって、ある日、意を決してファンレターを書くことにした。TV局に所属事務所を聞き、図書館に行ってその事務所の住所を調べ、そして手紙を書いて投函した。まさか返事などもらえるとは期待していなかった。
ところが、一週間ほどすると、キレイなピンクの封筒が郵便受けに入っていた。差出人には「増田明美」と名前が。どきどきして封を切ると、一筆箋7枚ほどに大きな字でびっしりと返事が書かれていた。一面識もない者にここまで丁寧に書いてくれるとは、とても律儀な方だと、あらためて尊敬の念を深めたものである。
その封筒には、なんと自宅の住所まで書かれていた。今は住んでいないからもうここで晒しちゃっても問題ないだろうが、東京の杉並区松庵というところが住所だった。当時、兵庫県の西宮の実家に住んでいた僕は聞いたこともない地名。調べてみるとどうやら中央線の西荻窪という駅の近くらしい。
学会で東京に出張した折、ついでに思い切って松庵の家の前まで行ってみることにした。今考えるとほとんどストーカー状態だが、この人の生活する周辺の環境などといったことを肌で感じてみたいと思ったのである。
封筒に書かれていた地番を頼りに、西荻窪駅前を歩いてみる。雑然とした商店街の中に飲み屋やら怪しいピンサロやら幸*の科学の事務所やらがあって、なかなか面白そうなところだった。そしてついに自宅のマンションを見つけた。1階には輪島功一だかのジムがある。ひょっとしたらここはスポーツ関係の人間の多く住むところなのかもしれない、と思った。
しばらくすると彼女は西荻窪に自分の事務所「オフィス増田」を開き、TVにもどんどん露出するようになった。事務所はそのあと現在の代官山に移り、また自身もどんどんキャリアアップしていって、TVでのマラソン解説での実績を積み重ね、日本陸連の理事や笹川スポーツ財団の評議員となって女子マラソン界にさまざまな提言や発言もし、昨年のアテネ五輪の女子マラソン代表選手選考にもかかわるほどになった。本も何冊か書き、ラジオのレギュラー番組も持ち、新聞や雑誌にもコラムを連載し、知的障害者の支援団体にも参画し、カリフォルニア・レーズン大使を務めるなど、すっかりマルチな方面で活躍している。
競技生活では一度は失敗した人生。そこから立ち直って、今ではすっかり成功したのである。人生、絶対にあきらめてはいけない。Never Say Never。それを教えさせてくれるテストケースである。
そして、今回の結婚報告。こういう陸上競技関係の人は、結婚相手の候補となると自分のコーチだとか、とかく陸上関係者に限られてしまいがちなのだが、この人のお相手は全く畑の違う人である。ファイナンシャル・プランナーというのがどういう仕事をする人なのかはよく知らないが、こういうところからも、この人の交流の広さを物語っているようである。今でも、僕が年賀状など出すと必ず返事をくれる。地位が上がっても、そういう律儀さ、地道に人脈を広げる努力が、今回実を結んだのではないだろうか。
杉田かおるの例を引くまでもなく、最近、40歳ぐらいまで独身を通してからランクの高い相手と結婚を決めるという例が多いようだ。適齢期にさっさと落ち着くのも良いが、焦らずじっくりと相手を吟味するということが大事だということだろう。そして、僕ら男性としては、このような女性に釣り合うことができるよう、日々精進することである。
日本陸連の理事のほか、大阪芸術大学の教授や文部科学省中央教育審議会委員も務め、今ではすっかり「有識者」といってもいい地位にまで上り詰めた増田さん。次なる目標は参議院あたりへの出馬だろうか。生涯の伴侶も得て、これからもますますサクセス・ストーリーを歩いていってほしい。僕は心から応援している。

【関連サイト】

オフィス増田
地域福祉研究会 ゆきわりそう
日本陸上競技連盟
笹川スポーツ財団
大阪芸術大学
カリフォルニア・レーズン協会

Technoratiタグ: | | | |

「夜伽草紙」一周年

去年のこの日からこのブログ「夜伽草紙」を書き始めて、今日でまる1年になった。われながら、よくもまあ飽きずに続いたものだと思う。
ものを書く練習をする、という目的で始めたこのブログだが、1年書き続けてみて、まあ自己満足レベルでの文章書きはできるようになったんじゃないだろうか。
これからは、商業レベルに達する文章を目指して精進する、なんて大それた考えは毛頭なくて、相変わらず自己満レベルに甘んじていることにしたい。「夜伽草紙」なのに今まで夜伽ネタがほとんどなかったのでこれから増やしていったりとか(コラコラ)。

Technoratiタグ: | |

日本語のローマ字表記

ツトムは写真を撮る。

これをローマ字で書くとしたら、どう書けばいいか。“Tutomu wa syasin o toru.”と書く人もいれば、“Tsutomu wa shashin wo toru.”と綴る人もいるだろう。前者のような綴り方を一般に「日本式」後者を「ヘボン式」と言い、日本語のローマ字表記は大きく分けてこの2種類になる。

日本語をローマ字でどのように書き表すか。その歴史は、古く幕末にさかのぼる。横浜にいたアメリカ人の眼科医で、のちに明治学院大学の基礎を作ったJames Curtis Hepburnが、英語の発音を基礎として日本語を表記する方法を提唱し、これを羅馬字會という団体を通じて広めたのが始まりである。これを彼の名前にちなんで「ヘボン式」と呼ぶようになり、これが日本語のローマ字の表記法としては最も古い形となる。

このヘボン式は1908(明治41)年ごろまでに若干修正され、「標準式」あるいは「修正ヘボン式」となって、現在でも外国語中の日本語の単語の表記はもとより、国内でも鉄道の駅名、街頭案内、外務省が発行するパスポートの氏名表記、クレジットカードのカードホルダー名の表記など、広く用いられている。また、英国のBS4812規格「SPECIFICATION FOR THE ROMANIZATION OF JAPANESE」や、米国のANSI Z39.11-1972規格「American National Standard System for the Romanization of Japanese」(1994年に廃止)も、このヘボン式に基づいている。

しかし、ヘボン式の表記では、「カキクケコ」を「ka ki ku ke ko」と表記するのに対して、「サシスセソ」は「sa shi su se so」、「タチツテト」は「ta chi tsu te to」となるなど、ところどころで綴り方が不規則になる。これは、ローマ字の表記を英語の発音をもとに考案したことによるものであり、これを音韻論を駆使して日本語固有の音韻構造にもとづく合理的な綴り方に改めたものを「日本式」と呼ぶ。日本式ローマ字の考案者は田中館愛橘である。

日本式では、「サシスセソ」は「sa si su se so」、タチツテトは「ta ti tu te to」と表記することになり、綴りが規則的で覚えやすいというメリットがある。これをもとにして、1937(昭和12)年に近衛文麿内閣が内閣訓令第3号「国語ノローマ字綴方統一ノ件」として制定したものを「訓令式」と呼ぶ。

訓令式ローマ字は終戦直後、進駐軍の命令によって一度廃止され、しばらくはヘボン式が使われるようになるものの、昭和29年の内閣告示第1号「ローマ字のつづり方」で再制定され、現在小学校4年生の国語の授業で教えられている。

また、日本式ローマ字表記法の合理性は国際的にも認められ、1989年にはISOで「ISO3602: Documentation—Romanization of Japanese (kana script)」(日本語訳)としてグローバル・スタンダードとなった。

しかし、このような合理性にもかかわらず、ちまたではほとんどヘボン式が幅を利かせていて、日本式の表記法は全くといっていいほど使われていないのが実情だ。僕自身も、「si」や「ti」「tu」などという綴り方にはこそばゆくなりそうな違和感があり、ローマ字を使うときは専らヘボン式を愛用している。

もちろん、ヘボン式は欠点が多い。「koban」では「小判」か「交番」か区別できないし、「ふ」を「fu」と綴るのも実情に合っていない。しかし、英語圏で広く使われている表記法であること(但し英語圏の人でも正確に発音できないというオチがつくのだが)、英語が事実上世界標準としての言語であることから、国際標準である日本式ローマ字よりもヘボン式のほうがなじみ深いのであろう。ちょうど、デファクト・スタンダードな通信プロトコルであるTCP/IPが、国際標準のOSI7層モデルに取って代わって世界中の通信を仕切っているのと同じようなものかもしれない。

なお、ローマ字にはこのほかに、海津式や99式などの表記法もある。

【関連サイト(順不同)】

ローマ字相談室
ヘボン式か訓令式か
ローマ字・英語版の日本文化の紹介からの和訳
東アジア諸言語のローマ字表記: 2.日本語
104年かかった標準化
Orbium -そらのたま-: ローマ字で「あっ」ってなんて綴る? ローマ字いろいろ。
あをねこの妄想倉庫: 小学校のローマ字教育
あをねこの妄想倉庫: ローマ字について(続き)

Technoratiタグ: |