比較的利用が簡単な海外の銀行

エントリー「相変わらず遅れた日本の銀行~スキミング事件から~」にも書いたように、日本の銀行の体質がいかに糞かというのを厭というほど思い知った僕は、海外に銀行口座を持って、そこに資金の一部を移している。
Union Bank of California(アメリカ)
これは東京三菱銀行の子会社である日系の銀行なのだが、もちろんFDIC(連邦預金保険公社)の保証を受けているれっきとしたアメリカの銀行である。東京三菱銀行の海外口座紹介サービス経由で2年半ほど前に申し込んだ。パスポートと日本の運転免許証のコピーさえあればメールオーダーで簡単に申し込める。
アメリカの銀行なので、Checking Account(当座預金)とSavings Account(普通預金)の両方に申し込める。Checking Accountを申し込むと、小切手帳がもらえ、小切手を自由に振り出すことができる。
uboc_checkbooks.jpg
僕はこれでこのサーバをホスティングしているDreamHostや、海外シェアウェアの送金、ソフトの購入、海外雑誌の定期購読料の支払い、各方面へのdonationなどに、小切手を切りまくっている。宛先(Pay to the order of欄のところ)をあらかじめ書き込んでから振り出し、その宛先の人でなければ現金化できないので、万一紛失しても第三者に悪用される心配はなく、そのため普通郵便で小切手を送っても全然OKである。これは慣れるとかなり便利だ。いちいち現金を持ち歩かなくていいので、オヤジ狩りに遭って有り金奪われる危険性も少ないし、日本でももっと個人向けの当座預金を自由に開放すればいいのにと思うのだが。
Googleアドセンスなどの報酬で小切手が送られてきたときは、endorse(裏書)して小切手帳付属のdeposit ticketに必要事項を記入し一緒に銀行に送れば、そのまま入金することができる。日本の銀行で高い換金手数料を払って現金化する必要はない。
ちなみにUBOCのChecking Accountは残高1000USDを下回ると毎月9USDの口座維持手数料を取られるので、最低1000USDはChecking Accountに入れておき、余った資金をSavings Accountに移しておくようにしたい。まあ僕は1000USDも入ってないことが多いのだが。
Checking、Savingsとも通帳はなく、Statement(明細書)が毎月郵送されてきて月次の取引状況を確認することができる。またオンラインバンキング「Bank@Home」を使うと、ネット上で逐一状況を確認することもできる。通話料無料のテレフォンバンキングも可能だ(日系の銀行なので日本語が通じる)。
口座を開くと、ATMカード(キャッシュカード)も併せて発行され、後日、登録した住所宛に郵送される。このATMカードはCirrus、Maestro、STARの各ネットワークに対応したATMであれば世界中どこからでも現金の引き出しが可能である(シンガポール、香港のATMで確認済み)。日本で使うにあたっては、(国際非標準である)銀行ATMはこれらのネットワークに対応していないので、使うことができない。シティバンクのATMか、郵便局のATMで利用することができる。但し郵便局のATMを使うときは「English Mode」に切り替えなければならない。English Modeにすると大声で英語のガイダンスが聞こえてくるので、周りに人がいるとちょっとこっぱずかしかったりするので注意。
HSBC(香港上海滙豐銀行)(香港)
去年の11月に香港に行ったときに作ったもの。僕が作ったのはビギナー向けの「Savings Account」。香港ドル建て専用で、日本の銀行の普通預金と同じように通帳とATMカードが発行される。
HSBC_passbookandatmcard.jpg
もちろんATMカードは日本でも出金に使うことが可能(ただしこれもシティバンクATMか郵便局のATMに限られる)。残高が5000HKD以上あれば毎月の口座維持手数料は免除される。
口座開設には香港に出向かなければならないが、香港旅行のついでにでも立ち寄れば、外国人でも簡単に口座開設ができる。必要なものは、パスポート、運転免許証(日本のもので可)、あとは簡単な英会話力だけ。住所を証明できる郵便物などがもう2~3種類ほどあれば、なお完璧だ。
さらに上級者向けには、「Power Vantage」というサービスもある。これは一見のお客は受け付けてもらえず、口座開設には既に口座を持っている人の紹介が必要で、また100000HKD(約150万円)以上入れておかないと手数料を毎月取られてしまうのだが、外貨建て(日本円建ても含む)の預金も可能であり、また投資信託や各種保険などの利用も可能となっている。通帳がなく、毎月statementが送られてくる。
Savings Account、Power Vantageとも、インターネットバンキング(online@hsbc)サービス、テレフォンバンキングサービスが利用できる。
またHSBC以外の香港の銀行(Standard Chartered Bank等)を試してみるのも面白いかも。
まあ、英語がある程度読めるというのが必要条件だが、何も東大入試の英語の長文を読むわけじゃなし、TOEICのパートVIIの長文問題が好きな人なら、特に抵抗なく読みこなせるものばかりだ。
別に煽るつもりはないので、このエントリーに影響されて海外口座を作ったことによる責任については、ご容赦のほどを。

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【2005/05/24追記】

郵便局のATMで海外のATMカードを使う際、必ずしもEnglish Modeにする必要はなく、トップメニューから「お引出し」を押してATMカードを挿入すれば、日本語のままで処理が可能ということがわかった。

【2005/06/07追記】

日本で海外キャッシュカードを使って現金を引き出せるATMとして、シティバンク、郵便局のATMのほか、新生銀行のATMでも可能であることがわかった。

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3 Replies to “比較的利用が簡単な海外の銀行”

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