でんちゅうでゴザル!!

品川・六行会ホールで劇団Nom’bの公演を観る。
詳細はあとで書くことにする。


【2004/6/12追記】
僕がHP製作にかかわっている某劇団の主宰さんが客演に出ているということで、観に行ったのだ。
あらすじとしては、だいたいここに書いてあるようなものだったのだが、1981年10月に起きた北炭夕張炭鉱の爆発事故を下敷きに、罪を犯した人間の苦悩、それを傍観する人間の心理などを鋭く描写した社会派ミュージカル作品だった。それも、シリアスにならず、コメディータッチで笑いをふんだんに入れ、なおかつメッセージはきちっと、嫌味にならないように伝えている。なかなか完成度の高い作品だと感じた。

北炭夕張炭鉱事故について
北炭夕張炭鉱の夕張新鉱で、1981年10月16日、メタンガスが突出する事故が発生し、作業員救出のために救助隊が坑内に入った直後、充満したガスに引火して火災が発生した。坑内の火勢が強くなり、救助隊にまで二次災害が及ぶようになって、手がつけられなくなった。火災を止めるためには、火災現場に大量の水を入れて鎮火させる以外にない。しかし、そのためには坑口を閉じる必要があり、酸素の供給も止まるため、坑内に生存者がいたとしてもそれは死を意味することになる。坑内にまだ生存者がいるかもしれない状態での坑内注水に対しては作業員の家族から反対の声が上がったが、北炭の林千明社長は、ついに家族の反対を押し切って注水に踏み切った。これにより、最終的に93人が死亡する大惨事となった。林社長はのちに手首を切って自殺を図り、一命をとりとめたものの入院先の病院から失踪した。

「ロンドン・スタイル」と銘打っていて、前説も含めセリフのほとんどが歌、というこだわりをみせていた。「ミュージカルの三大要素は『歌』『ダンス』『芝居』ではなく、『音楽』『社会描写』『コメディー』です」と作・演出の岩崎廉氏は語る。劇団自身もそれなりの期間活動しているようだ。そして、何よりも嬉しかったのが、これだけの完成度の高い作品がたったの3000円で見られたことである。
【関連サイト】
北海道遺産:空知地域に残る炭鉱関連施設群
難航した管財人選び~北炭社長の自殺未遂事件~
59人いるまま坑内注水
“水葬のバルブ”ついに

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