お仕事です!

男女問わず,キャリアを重ねて社会で頑張っている人は魅力的だ。なかでも,いわゆる「キレ者」というか,「仕事のできる」人は尊敬に値するし,僕もいちおう社会人の端くれである以上,できることならそんな人間になりたいと思っている。で,自分はどうかというと,アサインされた仕事の半分もこなしきれない状態だ。僕だっていちおう大学院まで出て,それなりに勉強もしてきたつもりなんだけど,

学歴だけの偏差値秀才なんて,社会じゃ何のクソ役にも立たない

ことが痛いほどわかった。大学や院で勉強することと,仕事ができるということは,全く関係ないみたいだ。いや,大学院と社会とはリンクしているのだろうけど,僕はすでに院にいた頃から落ちこぼれ組だったから,会社でもろくに使い物にならないのかもしれない。
どうしてこうなってしまったのだろうか。
僕は,子供のころはいわゆる「素直」で「真面目」な子だった。親や先生の言うことを,反抗もせず,疑うこともせずはいはいと聞いて育ってきた。彼らにしてみれば,反抗期らしいことも経験しなかった僕はきっと管理しやすかったことだろう。でも,そうやって上から抑えられ,指示されることに慣れてしまうと,

主体的にものを考えることができなくなってしまう

わけで,あらゆるものをまず疑ってかかるという,仕事や研究をすすめる上で最も大切な能力が殺されてしまったのだ。その結果,日常やっている業務に関して疑問をもつことができない。疑問点が浮かばないと,誰かに質問することもできない。質問しなければ,いつまでも理解できない。この悪循環で,いつまでたってもまともに仕事ができない状態が続いているのだろう。
こんなことでは,人間的魅力はおろか,社会人としてのまともな生活もおぼつかないだろう。何とかしなければ,とは思っているのだが・・・


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